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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

初心者が、FPSから砂漠戦のことを妄想しながら書いてみた。

作者: 鳳圭介

FPSで、後ろにいた仲間2人が屍に変わってしまっていたのを見て思いついたものです(思いついた状況がゆがんでいるのは気にしないw

 口の中に入り込んだ砂が気持ち悪い。履いたブーツ、服の隙間に入り込んだ砂もくすぐったいことこの上ない。が、今の彼はそんなことを気にしている余裕などなかった。

抱えているM24のマガジンをリロードする。これで、現在装弾してあるのは6発。腰のポーチにはマガジンが残り3つ。全て、急所に当てたとしても、あと21人しか殺せない。敵の残り人数はわからない。ひょっとしたら、もういないのかもしれない。あるいは、まだまだいるのかもしれない。わからない故に、彼は恐怖する。

 そのとき、甲高い銃声が聞こえる。シャイタックM200……スナイパーライフルでも、超長距離狙撃用と言っても過言じゃない程の精度を誇る銃だ。その銃声で、味方が死んだのか、敵が死んだのかもわからない。音はかなり遠くから聞こえてきた。方角的には、少し高い丘の見える北の方向。

 彼は、M24を背中に背負い、腰からM92Fを抜いた。そして、その音のした方角に走る。走って走って、いつ撃たれるのかわからない恐怖を振り切りながらひたすらに走った。その丘についたとき、案の定、シャイタックを構えている敵がいた。スコープを片目を閉じてで覗いているのが見える。

 片目でスコープを覗く愚行をする人間に、シャイタックを持たせるとは………。

 彼はそんなことを考えつつ、足音を立てないように死角から回り込む。そして、距離がおそらく10m程になったとき、M92Fを構えて、シャイタックを構えている敵の頭に照準を合わせる。

 この距離なら、外すこともないはずだ。

 そう思って、引き金を引く。乾いた破裂音とともに、敵の体が崩れ落ちる。そして、次の瞬間、彼はまた走り出す。銃声によって、場所がバレたためだ。

 ショットアンドムーブ。そんな言葉をどこかで聞いたことがあった。狙撃をした地点にはとどまり続けずに、すぐに移動すること。たった今したのは狙撃ではないが、移動したほうがいいと思ったのは事実だ。

 移動すること数分、肩で息をしながら、戦場の一番端、金網のある地点まで来ていた。金網の上には有刺鉄線があり、越えられないようになっている。

 ここで一度、休憩するか………そう思って、ふぅと息を付いた瞬間、自分の数十センチ横の砂が舞い上がり、甲高い風を切る音が聞こえた。瞬間、彼はまた走り出す。

 さっき、シャイタックを持った敵を殺した地点に、別に敵が登ってきたらしい。マズルフラッシュが見えた。

 砂漠。そこはほとんどが砂で構成された地帯。よって、隠れられる場所など数えるほどしかない。しかし、幸か不幸かここには廃村があり、石造りの壁がいくつもある。そこに向かって、彼はひたすらに走った。

 罠かもしれない。でも、このままじゃどうせ殺される。そう思って、彼はひたすらに走る。

 二射目は一射目の約3秒後。これも、すぐ近くの砂を舞い上がらせただけだった。

走っている対象に銃弾を当てれないのか………?

 そう思いながら、彼はひたすらに走る。そして、見えていた石壁に飛び込むように身を隠す。息を付きたくなるのを我慢し、周りを見渡す。見たところに、罠や狙撃手のたぐいは見えない。

 そして、そこで彼はやっと息をついた。

 そのとき、また銃声が聞こえる。ふり返ると誰かが走ってくるのが見える。警戒してM92Fを構えるが、その姿を見て安心する。味方だった。それも、2人。それだけで嬉しく思ったが、彼はその味方に背を向けて、壁の反対側からM24を構える。山の上にいる敵は一人。山の頂上で、腹ばいになって狙撃している。息を鋭く吸って、浅い呼吸に変える。あらゆる音が遠く聞こえる。スコープの向こう側にいる男の頭に照準を合わせ、引き金を絞る。

 肩に直接来る反動と、砂漠の昼でもわかるマズルフラッシュ。甲高い銃声。7.62mmNATO通常弾は狙ったとおり、その敵の右前頭部から左側頭部に抜けていった。

 男はそのまま、前に項垂れて、動かなくなった。

 その近辺の砂が赤く染まっていく光景をスコープ越しに眺めながら呼吸を戻し、ボルトを起こして弾丸を再装填し、そして石壁の影に戻る。ちょうど、仲間も石壁に隠れて周囲を警戒する。

 彼は今すぐにでも、銃を放り出して戦友と無事を喜び合いたかったが、ここは戦場。そんなことが許される場所ではない。彼もそれを理解していて、同じく警戒につく。

 言葉なく、数分の時間が経ち、仲間の体力も少しは回復したであろうと思ったときに、彼は言った。

フォローミー(ついてこい)』と。

 それに対して2人は頷き、彼の後を追う。無論、周りを警戒しながら。

 が、次の瞬間、風を切る音が立て続けに二つ鳴り、自分の後ろで何かが潰れるような音を聞いた。振り返ると、二人の仲間は、砂を食うかの如く俯せに倒れていた。その頭には、赤い穴があいている。そこで彼は理解した。後ろにいたはずの仲間は、物言わぬ屍に変わっていると。


 そして、理解した瞬間に彼の視界が赤く染まった。

相変わらず下手くそな文体と、何を言いたいのかわからないストーリーですみません。中二病臭くてすみません。連載書かずにこんなもの書いててすみません。と、謝辞の嵐で本当にすみません。

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