空に浮かぶ大地、名もなき世界
第三章開幕!!!!
【???世界・大空層〈セレスティア〉】
ケントたちが目覚めたのは、空に浮かぶ島々が連なる異世界だった。
青空の下、雲の上に築かれた都市が煌めいていた。
「ここ……どこだ?」
ケントはふわふわと浮く石畳を踏みながら、目をこする。
「うそ……重力が“上下”じゃない……島が宙に浮いてるなんて……」
リリアンが困惑しつつも目を輝かせていた。
レイはすぐにあたりを警戒し、銃を構える。
「……転移した直後ってのは、何が起きてもおかしくない。あれを見ろ」
彼の指差す先には、**“空を泳ぐドラゴン”**がいた。
背には人間の姿――どうやらこの世界には、“空騎士”という種族が存在するようだ。
「まるで空想の国だな……けど、浮かれてる場合じゃねぇ」
とその時――
「見つけたぞ、転生者ども!!」
空間が割れ、黒いマントに包まれた兵士たちが姿を現す。
「我らは〈秩序連盟・転生管理局〉!!この世界において、未登録の転生者は“違法存在”とみなす!!」
「なんだと……!?」
兵士の一人が“紋章型の魔道端末”をかざすと、ケントたちの胸に転生核の印が浮かび上がる。
「確認完了。未登録転生者3名、拘束せよ!!」
「問答無用ってわけかよ……!」
ケントが剣を構えると同時に、リリアンが詠唱を開始。
「《バリア・ノヴァ》!一時的に防御を固めるわ!」
「時間は稼ぐ、早く脱出ルートを探せ!」
レイが兵士たちに向かって銃を放つ!
ドドドドドッ!
「ぐっ……なんだこの威力……!?」
「この世界じゃ、“武器の系統”が希少みたいね。逆に有利かも……!」
戦いながら、ケントたちは徐々に高台へ追い込まれる。
「ちっ、逃げ場がねぇ……!」
そのとき、上空から声が響いた。
「転生者、下を向け――!」
「えっ!?」
足元の石畳が突然展開し、転送魔法陣が現れる!
「くっ……間に合えッ!」
ケントたちは渦に飲み込まれ、再び転送される――!
【???・廃墟の神殿】
「……ふぅ、間一髪だったな。俺が“迎え”に来た。初めまして」
そこに立っていたのは、褐色肌に紅の瞳を持つ少年。
その背中には、“天使のような白い羽”が揺れていた。
「俺はアルザード。反転生機関〈Eclipse〉の戦闘担当だ。
お前らみたいな“自由な転生者”を、俺たちは保護してる。ようこそ、“世界の裏側”へ」
見てくれてありがとう
次回もお楽しみに




