再構築者vs世界の改変者
【封印都市・戦場】
ケントの手には蒼く光る槍――転生核の力を宿した《神穿の槍》が現れていた。
ロアが空に舞い上がり、漆黒の魔法陣を展開する。
「この世界は間違っている……ならば、書き換えるしかないのだ!」
「間違っててもいいじゃねぇか!!
俺たちは間違いながらも生きてんだよ!!」
レイも剣を構え、リリアンが詠唱を始める。
「神々の理よ、我に力を――《時封陣・双重展開》!」
リリアンの足元と空に、巨大な時計型魔法陣が浮かび、ロアの動きを鈍らせる。
「チッ、厄介な術を……ならば力で叩き潰すまでだ」
ロアの翼が広がると同時に、数十の黒い矢がケントたちに向かって放たれる!
「くるぞッ!!!」
「おらあああああ!!」
ケントが蒼槍をぶん回して黒矢を打ち落とす!
レイが回り込み、真横から剣でロアを狙う!
だが――
「甘いな」
ロアが指を弾くと、空間が歪み、レイの剣が届く直前に距離が“書き換え”られる!
「なっ……!」
「それが“再定義”の力。時間も空間も、全ては私の都合に合わせて存在するのだ」
「チートすぎるだろオイッ!!」
ケントが叫びながら突っ込むが、次の瞬間、彼の“存在確率”が歪み、槍が手から消えた。
「……槍が……ねぇ!?」
「お前の槍など、まだ“存在していなかった”ことにした。理解したか?私の力の意味を」
リリアンが叫ぶ。
「……でも、その力は不完全なはずよ!
“核”の完全覚醒には“感情”が必要!
あなたは…人を捨てすぎた!」
「くだらん感情が世界を乱す。私は…それを否定するだけだ」
その瞬間、ロアの頭上に暗黒の巨大魔法陣が展開された。
“再定義魔法・全領域干渉”
世界を“白紙”に戻す最終魔法――!
「くっ……やべぇ、あれ放たれたら終わりだぞ!!」
「わかってる……けど、届かない……ッ!」
その時、ケントの胸の核が再び輝いた。
『――まだ…終わらせたくない、だろ?』
かすかな声が、彼の頭に響く。
懐かしい声。あの日、駅前で守った“あのおばあちゃん”の声だった。
「俺の人生は……誰かの命を救って終わったんだ。それが……無意味だったなんて言わせねぇ!!」
ケントの体が蒼い炎に包まれた!
「俺は生きる!ここで、何度でも立ち上がってやるッッ!!!」
その叫びと共に、消えたはずの蒼槍がケントの手に再出現する。
『再構築スキル発動――"存在再定義:神穿の槍"』
「ぶっ壊せえええええええ!!!!!!」
ケントが放った蒼槍は、ロアの魔法陣を貫き、爆発四散する!!
ロア「なっ……バカな、私の魔法が……!」
ケント「“現実”はなぁ……捨てるもんじゃねぇんだよ!!!」
ロアが吹き飛び、結界の外へと落ちていった――
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