表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/30

始まりの転生と、アマミヤの過去

【神域・鏡の間】


静寂に包まれた広間。

その中心、巨大な鏡の前で、アマミヤは静かに目を閉じていた。


「ようやく動き始めたか。あの男……高橋ケント」


彼の目の前には、かつての転生者たちの映像が幾重にも映し出されていた。

その中の一枚――ケントの姿だけが、異様な輝きを放っている。


「この“異質な魂”。やはり、神が動いたか。いや……」


彼はふと立ち上がり、鏡に手をかざした。

すると、鏡がゆっくりと波紋のように揺れ、過去の光景を映し始める――。


【過去回想:地球・2058年】


世界最高峰の頭脳を持った天才、天宮レン。

当時、彼は「魂の再構成理論」という、死を乗り越える研究をしていた。


だが、それは全世界の科学機関と倫理委員会から禁じられた。


「魂は神の領域だ。人間が踏み込んではならない」と。


それでも彼は、たった一人で禁忌に挑んだ。


「……なら俺が証明してみせる。人間が、神を超えられると」


そして、彼は自らの命を使って“転生装置”を起動。

世界で初めて、完全なる“異世界転生”を成し遂げた。


【神核領域】


転生した先は、現実と幻想が交わる“始まりの領域”。


その地で彼は、存在すら曖昧な“神々”と出会った。

そして、取引を持ちかけられる。


「我が力を授けよう。その代わり、“転生の門”の管理を任せる」


アマミヤはそれを受け入れ、“転生管理者”となった。


彼が望んだのは、“死を乗り越える世界”を創ること。

だが現実は残酷だった。


転生者は全員が救われるわけではない。

一部は記憶を失い、魂を濁らせ、ある者は“処理”された。


それに気づいた時――


「これは希望のシステムなんかじゃない……ただの“選別機”だ……!」


彼は変わった。

“転生をコントロールする者”から、“この世界を作り変える者”へと。


【現在・ケントの部屋】


1枚の封筒が机に置かれていた。

送り主の名は――「天宮レン」。


封筒を開けると、手紙にはこう書かれていた。


『君がなぜ選ばれたか知りたいか?

ならば、“天の監獄”まで来い。

そこで君は、転生の“真実”を知ることになる』


『選ばれたことを、喜ぶな。

お前は……“鍵”にされたのだから』


ケントは手紙を握りしめた。


「……鍵? なんなんだよ、マジで……でも、これが“始まり”ってわけか」


彼の中で、覚悟が固まった。


「わかったよアマミヤ。お前が最初の転生者ってのは認めてやる。

でもな――俺が、最後の“生き残り”になってやる」

見てくれてありがとう

次回もお楽しみに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ