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【7】

ドパパパパパパパパパ

誰もが死を覚悟した瞬間、生徒を庇う様にシールドが展開された。

それが生徒を銃弾から身を守る。

「チッ!先走りやがって」

その言葉と同時にテロリストのリーダーらしき男が頭と心臓と足を庇う様にシールドが展開し身を守る。

◇◇◇◇◇

時間は少し前後し…

「警察の方ですか?我々も協力します。」

そんな風紀委員の言葉など耳に入っていない様で…

「人質の内数名確保。」

そうトランシーバーにつげ。

「我々は貴方がたを保護します。」

「ふざけないでくれ!魔剣士が保護などありえない。」

魔剣士だって普通の銃でも人によっては十分脅威だ。

「我々も突入に参加させてください!」

すると語気を荒らげて―

「これは遊びではありません

命に関わります。避難を。

ここから先は死地です

我々の連携はシビアです

素人が入れば救える者も救えなくなります。」

「じゃあ、死にます。

このまま何も出来ず手をこまねいているだけなんて出来ません。」

「何を言っているんだ若いもんが。」

「ガッハハハハァ

いいじゃねぇか気に入った俺が責任とってやるよ。」

隊員の1人が何を言っているんだコイツという目線を向けてくる。

「本当ですか?」

「あぁ、但し人質の保護だけだ鎮圧は我々に任せてもらうそれでいいな?」

「はい。何もしないよりましです。」

「よし。わかった。」

「隊長後で始末書と報告書ですよ。」

隊員の一人がジト目で見やる。

「いや、しかし若いっていいねぇ

青いけど

若いもんはそうじゃなきゃな

この国の未来が明るいってもんさ。」

ヘリコプターからSAT隊員がラペリング(懸垂下降)し3年生棟、2年生棟、1年生棟、部活棟、実験研究棟に降り立つ。

「こちら狙撃班位置に着いた。突入班状況送れ。」

狙撃班は降り立ちなが体勢を整えスコープで犯人を視認する。

「こちら突入班こちらも位置に着いた。」

それぞれの棟の一階部分の窓ガラスの部分に集まる。

そして、窓ガラスを綺麗にわり一階内部へと侵入する。

「本部了解これより人質を開放する。

合図を待て。」

「こちら狙撃班、1名爆弾を体に巻きつけているのを確認。」

「了解、爆発物処理班を要請する。」

◇◇◇◇◇

生徒を守る様にモノリス型(長方形型)のシールドが展開され銃弾を防ぐ。

そのモノリス型(長方形型)のシールドの斜め上から寸分違わず銃撃している犯人の鼻を正確無比に撃ち抜いて絶命させ、続いて1年生棟の屋上から爆弾所持者を絶命させる。

それを皮切りに突入部隊が閃光弾を放り突入する。

棟内へ闘技場内へ人質が取られていると思わしき場所手当たり次第に突入部隊が侵入する―侵入する―

棟の上下から突入部隊が突入し中間地点に屋上からラペリング(懸垂下降)して来た隊員が窓ガラスをパリンと足で叩き割り棟内へ侵入する。

その突入にテロリストのリーダーらしき人物は闘技場内の別の出口からこっそりと抜け出していた。

これは警察が責められるものではない。

なぜなら3年生棟、2年生棟、1年生棟、部活棟、実験研究棟から上下から校舎中間地点から侵入したため人員が足りなかったのだ。

テロリストの逃げは想定されておらず鎮圧に重きを置いていた。

銃撃戦になると踏んだのだ。

人員が足りない、何故そんな中踏み込んだのかそれは一重に早急な人質解放を目指していた為に人員の確保まで時間的猶予がなかったためである。

―闘技場内―

生徒達の周りに半球状に結界が構築され生徒を守る。

風紀委員が展開したものだ。

2人は狙撃され、1人は逃亡、2人は確保された。

「人質の無事を確認。」

「こちらA班3年生棟人質なし」

「こちらB班2年生棟同じく問題なし」

「こちらC班1年生棟異常なし」

「こちらD班部活棟人質なし」

「こちらE班同じく人質なし」

「こちは本部了解。人質保護の応援に当たれ。」

ババババババババババババ

ヘリコプターのプロペラ(ローター・ブレード)

そのヘリにラペリング(懸垂下降)を準備していたものが

「どうやら出遅れてしまった様ですね。」

「何!?」

「事態は既に解決済みらしいです。

我々の出る幕は残念ながらありませんね。」

「そうか、わかっただが一応現場に入ろう。」

「了解です」

そう片言隻語《わずかな言葉ちょっとした短い言葉》を交わしラペリング(懸垂下降)して行くのであった。

こうして波乱の入学となったのであった。

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