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涙は星へ  作者: 海
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第二の人生

桜、それは儚く散るもの。


でも次の年にはたくさんの花が咲く。


それは小さいのに力強い。

私の名前は成瀬 桜。


「 桜 」という名前は母が春に産まれた私を見て決めたらしい。なんとも平凡で当たり障りのない名前だろう。


そんな私には、母と父、弟2人に兄1人

そして私、桜を含めた6人家族だ。


ここから話して行くのは私が死ぬまでの7年と2ヶ月の物語だ


朝、目が覚める。

朝日が眩しいと感じながら朝の支度を始める。

たぶんこれが普通の女子高校生何なのだろ。

私、桜は違う。


何がって???


それは、、、


「桜ーーーー何時だと思ってるの??????もう何回起こさせるのよ。次起きなかったら本気で怒るからね。」


ほら見ろ。わかったでしょ。


私の朝はいつもこんなん。毎日毎日まー飽きずに寝られるもんだ。目覚まし時計の音なんて子守唄。


母の3回目の声でやっと起きる。


これが成瀬桜。私だ。


私はこの歳になっても母に起こしてもらっている甘えん坊な子なのである。


「行ってきますーーー」


起きて15分。

私は女子力の欠片もない女です。

朝の機嫌は最悪。毎朝母と喧嘩をして学校に行く。


私だってこんな生活辞めたい。

でもこうなってしまった理由があるんだ。

前は違った。


遡ること1年前、、、



ー1年前ー



なんだか最近疲れるし落ち込むことが多くなった気がする、、、そんなことを思っていた。


今思えば習い事のダンスも塾も毎日あって休む日がなかった。

ちょうど発表会で、今までにないところまで上りつめていたため体の疲労も、周りの凄さに圧倒されどんどん心も体もすり減っていのだろう。


発表会も終わり、新学期が始まった4月。私の体に異変が起きた。朝起きれない。夜眠れない。訳も分からず涙が止まらない。といったことが起き始めた。


その頃だった仲の良かった友達とも話さなくなった。

これは完全に私が悪い。でもここで話すと話が長くなるから

おいおい話していこう。


クラスが変わり敏感な私はすぐにはクラスに馴染めなかった。

私は明るいとは言え、その頃は体の調子も悪くなかなか良い友達に恵まれなかった。どんどん運が悪いことが重なり私は塞ぎ込むようになった。


そしてついに『死にたい』とまで思うようになった。

母は私がどんどんいつもの明るさを失うごとに暗くなっていった。兄は受験だった。兄も大変だったのだろう。


そのイライラを母にぶつけるようになり……


母はついに鬱病になった。

私もあまりの辛さに学校に行けなくなった。

大好きだったダンスも趣味も塾も全部行けなくなった。

絶望だった。ただただ苦しかった。


10年やってたダンスも辞めざるおえなかった。

私には何も無くなった。

夢も希望も光も全てが音を立てて崩れ落ちるのを感じた。

夜眠れないないことが増え、睡眠薬を飲むようになった。

その頃から私は処方された薬を大量に飲む、自分を傷つけ

目が覚めると次の日の朝。日に日に弱って行く私。


その時

母が言った言葉は多分一生忘れないと思う。



《家にとって桜は太陽だね》


母はこんなダメダメな私を家族の太陽だ。と言ってくれた。


「桜が元気ないと、家族全員が静かだもん。桜はうちの光なんだね。ありがとうね。」


嬉しかった。黒いモヤモヤが母の言葉に、

まるで雪が太陽の光を浴びたかのように溶けていった。


私はこのままではダメだと思い、学校に行き始めた。

ここまでで、もう半年以上は経っていた。


私の親友そして生徒会会長も務めている香夜が手を貸してくれたこともあってなんとか学校に行けるようになった。

この時の記憶はあやふやでよく覚えていない。

何がどうなって高校二年生を過ごしたかなんてもうどうだっていい。


記憶の無かった高校二年生の時間を埋めるかのようにまた春がやって来た。


香夜が言う。


「桜、桜の時期がやって来たね。今年はたくさん思い出作ろうね。」


私は目に水が溜まっていた。でもこれは香夜には内緒。だって恥ずかしいから///


今年は受験生。

ここから私の第二の人生が始まる。


最後まで読んでくださりありがとうございました。


この作品は私だから。書けると思っています。そしてどん底の今私だから書けると思っています。

分かりずらいところもたくさんあると思います。

私はLDのグレーゾーンです。

このような立場で小説を書くのは無理なんじゃないかと思いました。でも私は頭の中でたくさんの話が飛び交うんです。これを文字にしたい。誰かに伝えたい。

そんな気持ちから書いてみました。

良かったら次回も読んでみてください。


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