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TSエルフになったので、弟子にその力を見せつけたい  作者: Yu
TSエルフになりました。よろしく
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家の仇はおれが討つ

感想難民です

寂しいので感想ください

まってます



おれは今、立ち尽くしている。


湖のほとりにエルフがぽつんと1人。


目の前にはつくったばかりのログハウスの残骸が散乱していた。



辛うじて残っている柱も途中で折れて、槍のようになっている。散らばった木のトゲが地面に刺さっている様はまるでトゲの草原だ。


食糧探索に行っていた数時間で、ここまで破壊されるとは……。それに、この辺りはびしょびしょに濡れてる。


この破壊跡、大量の水をくらったような……。






『我の縄張りに許可なく、居を構える愚か者は貴様か。』


辺り一帯、威厳に満ちた声が響いた。


湖の水面にはさざ波が立ち、映っていた夕日が乱れて消える。


おれは声がした湖の中心に目を向けた。


そこにいたのは……



「龍!!」


体長25メートルは優に超える青い龍だった。


その青い龍は湖の上で静かに佇んでおり、美しい青い翼を広げて、こちらを見下ろしている。




「おいこら!!おれのつくったログハウスをぶっ壊しやがったのはお前か?」


おれはそいつに食って掛かった。



初めての魔法でつくった家を壊されて頭にきていたのもそうだが、おれは浮かれていたんだ。


異世界に転生し、TSエルフとなり、魔法という超常の力を得て、ドラゴンがなんじゃあ?ひと狩りいくぞー……としか考えてなった。



要するに、おれは調子に乗っていた。



『ふむ、我の縄張りで行った勝手を詫びる所か開き直り、この我に食って掛かるとはな………叩き潰してやろう。』


「上等だこら!!かかってこいやー!!」



おれ vs 青い龍

戦闘開始




青い龍の周囲に水の玉が、数十個と浮かび上がった。


そして、それらが一斉におれの元へと殺到する。



『飛べ!』


先ほど覚えた飛行魔法。これでおれは空中に回避した。


「なにっ!?」


青い龍が飛ばした水の玉は、空へ回避したおれを追尾する。


おれは水の玉に追い付かれないよう、金髪をなびかせて空を飛ぶスピードを上げた。


青い龍を中心にして、おれは飛んでいる。そして、その背後には水の玉の軍勢。



水の玉は回避できているが、ヤツへの攻撃ができない。



『ちょこまかと小賢しいエルフだ。追加でくれてやろう。』


青い龍はそう言い放つと、さらにもう数十個の水の玉をおれに向けて飛ばしてきた。



やっぱりおれはエルフだったか。長い耳だから、おれが勝手に自分のことをエルフだと思い込んでいたが、どうやらこの異世界にエルフはちゃんといるらしい。



っ!!そんなこと考えてる場合じゃなかった。


青い龍が飛ばしてきた追加の水の玉がおれの進行方向を塞いでいる。


一発一発がログハウスを破壊できる威力なら当たったら洒落にならない。



水の玉の軍勢はあっという間におれの周囲を取り囲み、おれに向かってきた。


ヤバい、どうしよう。逃げ場がない。この全方位攻撃を防ぐには……。


おれは回避不可能だと悟り、防御方法を考える。



これしかない


『全力バリアーー!!』


直後、全ての水の玉がおれに着弾した。


バゴォォォォォォーン




おれを中心に巨大な水蒸気爆発が発生する。


水滴が霧となり、赤い空を白く染めた。



霧が晴れてくると、中にいたおれは………。


「無傷?」


おれは青い球体に包まれており、全くの無傷だった。


こころなしか、アイツも驚いているように見える。



うん、正直おれも驚いてる。生きててよかった~。



「今度はこっちの番だ!」


おれはバリアを纏ったまま、青い龍に接近する。


しかし、どうやってヤツを攻撃しよう?おれの魔法って原材料がないと機能しないことが多いんだよな。


アイツは水を使ってるから水には耐性がありそうだ。これから水龍と呼ぼう。水以外となると……。



『風よ!アイツを切り裂け!』


おれの周りから風の刃が発生し、水龍に迫った。


しかし、水龍に動きはない。



ブゥワァァァァァァーン


全弾命中!



風の中から現れるヤツは………当然のように無傷。



動かなかった時点で察してはいたけど、当然のように無傷はなぁ……。なんかしょげる。



『エルフの分際でなかなか面白い。少し本気を見せてやろう。』


水龍はこちらを向いて口を開いた。


その口の中に、水龍の周りを漂っていた水が収束して玉となる。



あの玉はさっき防いだ水の玉より、随分と色が深い。



なんかヤバいッッ!


水龍の口の中で維持されている、水が収束した玉はレーザーとなり一直線におれへ向かってきた。



避ける時間がない!このバリアじゃ破られる。



『バリア!一点集中!!』


全方位の守りを捨てて、レーザーが来る前方のみに力を集中させる。


おれの前でバリアが円形に圧縮されると同時に……



音を置き去りにしたレーザーがおれのバリアと激突した。





バキリ




あ………バリア割れた。



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