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二重人格の彼女  作者: 瑠璃
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メンヘラ、登校

ぽた…ぽた…


血液が私の中から開放されてる。いままで酸素を運んでくれてありがとう。

そんなことを考える。


ぽた…ぽた…


こんな弱い自分から開放されたんだ。私のA型の血は喜んでるに決まってる。




中世ヨーロッパでは瀉血は医療行為だったらしい。

なんでも血に混じっている老廃物や病原体を体の外に出すという理論だ。


こんな血なまぐさい行為、なんで現代の女子高生がやっているかって?


きっと私の場合はストレスとか死にたいって気持ちを体の外に出したいんだと思う。


貧血でクラクラしてきた。朝から瀉血なんかするもんじゃないね。

さて、瀉血は終わり。次はリストカットだ。

瀉血で真っ赤になった腕にカッターで傷を付けていく。

痛くないわけじゃないけど心の痛みに比べればかすり傷だ。

すうっと腕にカッターを滑らせる。一瞬遅れて思い出したように血が出てくる。

鋭利な痛みが気持ちいい。


あとは包帯を巻けば絵に書いたようなメンヘラ少女の完成。

え?なんで包帯を巻くかって?ほら、傷を見られるのって恥ずかしいし…なによりリストカットの傷なんか汚くて見せたくない。


さあ、



-学校へ行かなきゃ-

初投稿なのでいろいろお見苦しい点があるかもしれません…

意見や改善点がございましたらコメントで教えてくださいね

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