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神様の暇つぶしで転生  作者: M.K&K.N
1/1

神によって異世界へ

俺は神宮 麗二(じんぐう れいじ)

今、俺は一面モノクロの花畑の中に立っている。

何でこんな場所に居るかは不明だが、気にしないでいこう。それよりも目の前にいる顎ひげをした謎のジジイの方が気になる。


Q、何故気になる?


A、唯一、色があるから。



Q、話しかけるべきか?


A、話しかけましょう。



「此処はどこなんだ、じいさん?」


「...ん?なんじゃお主は?」


「俺は麗二。あんたこそ誰なんだ?」


「わしはアスラだ。神でもあるぞ」


「え?髪?」


「違う、神だ」


「紙?」


「お主、分かってて言ってるだろう!」


「失礼、噛みました」


「いや、お主別に噛んでないだろ?」


「そこはノッてこいよ!...まあいいけど。で、此処はどこなんだ?」



「わしが創った世界だ」


「そうか、ならなぜ俺はこの世界にいるんだ?」


「覚えておらんのか?」


「確か...テレビをつけたら光ったまでは覚えているが、そこから記憶が無いな。もしかして、じいさんが何かしたのか?」


「その通りだ。お主はあのままあの星におったら二日後には死んでおった。そこで儂が助けたのだ」


そうなのか、何で俺が死ぬ様な事になったかは...まあ、後でいいか。それよりも何で神が俺を助けたんだ?聞いてみるか。


「なぜ俺を助けたんだ?」


「暇だったからだ!!」


「フンっ!」


「ゴヴァ!」


イラっとしたから殴った。フュ~、結構すっきりした。


「お主!神をいきなり殴るとは何様か!」


「麗二様だぜ。あと、殴ったことに関しては後悔も反省もしていない!」


「はあ、もうよいわ。話を戻すぞ。暇で人間界を眺めてたらお主を見つけたのだよ。そして、テレビからこの世界に連れてきたのだ」


「何でテレビからだよ」


「気分じゃ。おっと!もう殴られんぞ」


「チッ!」


「舌打ちすんな!話を戻すが、お主が元いた世界ではお主は死んだ扱いになっておる。なのでお主には転生してもらう」


「転生って、あの転生か?」


「そうだ、あの転生だ。しかし転生とはいっても赤ん坊から始めるわけではないからの。お主が転生する世界、つまり異世界だな。その世界に儂が創った新たな身体の入って行ってもらうんだよ」


「なるほどな。しかし、その異世界とはどういった世界なんだ?」


「お主が考えている通りの剣と魔法の世界だ」


「そうか、なら定番の特典的なのは無いのか?」


「一応あるぞ」


「あるのか!どんな感じの特典なんだ?」


「特典は二つある。一つ目はお主の中の隠れた才能の開花だな。もう一つは向こうに着いてからのお楽しみだ」


「そうか。向こうでわかるなら今はいいな。じゃあ、とっとと送ってくれよ」


「わかった。ならゆくぞ!」


「ああ。じゃあな」


「頑張れよー。そりゃ!」


爺さんの変な掛け声と共に視界が真っ暗になった。

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