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プロローグ
『むかしむかし、今から何千年も昔のお話です。
広い宇宙に7人の兄妹がおりました。
その子達の名前は水星、金星、火星、木星、
土星、天王星、海王星。
とても仲良く暮らしておりました。
しかし、ある日突然その子達は
バラバラになってしまったのです。
流れ星となって地球に落ちてしまったのです。
水星は【イタリア】に
金星は【スペイン】に
火星は【アメリカ】に
木星は【カナダ】に
土星は【イギリス】に
天王星は【ニュージーランド】に
海王星は【アイスランド】に落ちてしまいました。
もう二度と会うことは出来ないと悲しんでいました。
そのとき"地球"が【日本】に生まれたのです。
"地球"はバラバラになってしまった兄妹達を見つけ、
もう一度7人…新しく"地球"も加えて8人で
仲良く暮らしましたとさ。』
──そこで絵本は閉じられた。
昔話はおしまい。
だけど、現代では誰も知らない。
星の子が落ちたあの日から、
世界の裏側で“何か”が目を覚ましたことを──




