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隋唐演異

作者:八月河
現代中国で誰も見向きしない歴史を考える男がいた。
彼は自分で考えた歴史の力で人生を乗り切ろうとしていた。誰も見向きもしない歴史と向き合い常に孤独を抱えていた。

ある日、暇つぶしに入った古本屋で、七色に光る奇妙な本を見つける。

その本のタイトルは『隋唐演義』。

男はなぜか強く惹かれ、その本を家に持ち帰る。

男が本を開いたその瞬間、まばゆい光が彼を包み込み、気づけば見知らぬ場所にいた。

そして彼は、自分が隋唐時代の若き英雄、羅松に転生したことを知る。

羅松は、天下に並ぶ者なき槍術の達人。

しかし男は、転生前の人生で心身ともに疲弊しており、もう二度と争いごとに巻き込まれたくないと願っていた。

羅松の祖父である羅芸からその武才を認められるも、男はひたすら平穏な日々を望み、祖父の死後、母と共に北平の片隅で静かに暮らすことを決意する。

だが、男の胸には、前世で培った「各種歴史の知識」が燻っていた。

そして、彼が持つ『隋唐演義』の知識は、この乱世がこれからどれほど苛烈なものになるか、そして愛すべき英雄たちが悲劇的な運命をたどることを示していた。

安寧を望む心と、歴史を変えたいという使命感、そして再び修羅の道へと戻っていくことへの恐怖。

羅松として、男は今、己の人生と、英雄たちの運命をかけた壮絶な戦いに身を投じていく。
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