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エルフさんの居場所がわかった

 私とナルカが朝の戦闘訓練を終えて、いつものように二人で戯れあっていると、マチさんの呼ぶ声が聞こえてきた。


「アリサー、ブリジットさんから連絡が入っているわよー」


「はーい。今行くー」


 私はマチさんに聞こえるように大声で返事をしてから、抱きしめているナルカの耳元で囁く。


「うーん。いいところだったのにね。続きは夜にしましょ」


「うん。いっぱいラブラブしようね」


 あの洞窟での一件以来、私とナルカは毎日のように抱き合って、愛し合っているが、全然飽きることが無い。むしろ、どんどんナルカのことが好きになって、愛おしくなっている。昔はナルカに胸を吸われるとくすぐったくて耐えられなかったが、今ではたまらなく気持ちよくて、戯れあいながらずっと吸ってもらっている。


 ブリジットさんからの連絡は、私がまったく想定していなかったものだった。


「アイシャの居場所がわかったんだ」


「本当ですか?」


 私は思わず大声を出して聞き返した。


「だが、彼女は今、大変なことになっていてね――」


 ブリジットさんによると、現在アイシャさんはローア聖教会という組織に捕まってしまっているらしい。


「アイシャは何故彼らに捕らえられたのですか?」


「どうやら、彼女は賢者の石を精製してしまったみたいなんだ」


 賢者の石――。錬金術を志す者なら誰もが聞いたことがある、究極の魔石。その石を使えばこの世界の全ての理に干渉することができて、人の生死すら自在に操れるという。その所有者はまさに神に等しい力を手にすることが出来るといっても過言ではない。


「賢者の石は、死者を蘇らせるほどの力を持っていると本で読んだことがあります。それをアイシャが作ったということですか?」


「そのようだ。しかし、賢者の石の存在をローア聖教会は認めていない。賢者の石を精製することは、神に対する冒涜だということで、教主マリウスが激怒しているらしい。それで、ローア聖教会はアイシャを異端者として捕らえたんだ」


「そんな理由で捕らえられたんですか?」


「マリウスは、自分の地位を失墜させかねない賢者の石を恐れている。彼は、ローア神の力を借りて奇跡を起こすことで人々の心を掴み、信者を増やしてきた。賢者の石は、神の存在を否定することに繋がりかねないと彼は考えているようだ。まあ、それはいいとして、本題に移ろう。アイシャは今、ローア聖教会と繋がりが深いグランセリアという国の牢獄に収監されている。ローア聖教は各国に信者がいて、影響力も大きいから、どの国もマリウスからの依頼は断れないんだ。そして、彼女が近々処刑されるという話があってね。グランセリアで王女のロイヤルガードを務めている私の知り合いから聞いた話だから、ほぼ間違いないだろう」


「なるほど。それで私に教えてくれたんですね。ありがとうございます」


「私も彼女には世話になっているから、なんとか救出したいんだが、騎士としての立場があるので、それは出来ないんだ。私が独断で動けば、エヴァ様に迷惑をかけてしまう」


「わかっています。アイシャは私が必ず助け出します」


「本当ならば、私も一緒に行きたいのだが、すまない。その代わり、私の知り合いのジュリアに話をしておくよ。彼女なら、きっと君たちに力を貸してくれるはずだ」


 私たちは、アイシャさんを救出するために、グランセリアの王都へと向かった。


 グランセリアはローラシア大陸の北部に位置している。本来であれば、メリーウェルからローラシア大陸横断鉄道を使って移動するのだが、今の私は空間転移の魔法が使える。私たちはメリーウェル駅の鉄道路線図でグランセリアの位置を確認してから、空間転移の魔法でグランセリアの駅まで移動した。


 駅に到着した私たちが王都の城下町に入ると、茶色の髪の女性が小声で話しかけてきた。


「アリサさんですね? ブリジットから話は聞いています。私についてきてください」


「あなたがジュリアさんですか?」


「そうです。ですが、ここではあまり話さない方がいい。静かに私の後をついてきてください」


 私たちは町の外れにある宿屋へとやって来た。ジュリアさんが宿屋の主人に手で合図を送ると、彼は地下へと続く通路の入口の扉を開けてくれた。そのまま私たちはジュリアさんと一緒に地下へと降りていった。


 地下は、会議室のようになっていて、大きなテーブルと椅子が置かれている。私たちはそこに座るようにジュリアさんに促された。


「先ほどは大変失礼しました。この町にはローア聖教の信者が多いので、誰もいない場所まで移動しないと話せなかったのです」


「いえ、大丈夫です。ジュリアさんでしたね。私はアリサです。よろしくお願いします」


「ナルカです。よろしくお願いします」


「私はマチです。一応二人の保護者です」


 ジュリアさんはグランセリア第一王女アイリスのロイヤルガードだ。グランセリアとグランレスタは友好国であり、騎士団長として女性王族の警護を担当しているブリジットさんと、ロイヤルガードのジュリアさんは、王族の守護者として交流する機会があり、二人はそこで意気投合したのだという。


「このグランセリアはローア聖教会との関わりが深く、多くの国民がローア聖教を信仰しています。ですので、私は直接あなたに力を貸すことが出来ません。ブリジットから紹介されてここまで来られたのに、力になれなくて、本当にごめんなさい。アイシャさんは一週間後にこの町の広場で公開処刑されることになっています。何か行動を起こすなら、処刑執行の直前にしていただきたいのです。公開処刑はローア聖教会側で執り行うので、そこで何か問題が起きても彼らの責任になりますから」


「わかりました。ジュリアさんたちに迷惑をかけないようにします。情報、ありがとうございました」


 ローア聖教会側に配慮しなくてはならないほど、グランセリアではローア聖教の影響力が大きいのだろう。私たちはアイシャさんの処刑の寸前で大きな騒ぎを起こして、その隙に彼女を救出することに決めた。


 一週間後、ジュリアさんの言っていたとおり、アイシャさんの公開処刑が執行されることになった。手足を拘束されたアイシャさんが王都の広場でギロチン台にかけられている。彼女は服を着せられていなかったので、拷問を受けた時についたと思われる生々しい傷が露わになっていた。


 アイシャさんの処刑を見守るために、ローア聖教の信者と思われる大勢の人々が広場に集まり、ギロチン台の周囲を取り囲んでいる。念のため、白い布で顔を隠した私たちは人混みに紛れて、アイシャさんを助ける機会を慎重に伺う。


「最後に何か、言い残すことはあるか――」


 黒いローブを羽織った処刑執行人がアイシャさんに問いかける。


「ねえよ。ブタ野郎」


 アイシャさんが処刑執行人に唾を吐き、悪態をつく。


「この、クソアマが……調子に乗るんじゃねえ!」


 頭に血の上った処刑執行人がアイシャさんの顔を殴ろうとする。それを近くにいた、もう一人の黒ずくめの男が制止した。


「余計なことをするな。信者たちが見ている。お前はお前の仕事だけをしろ」


「ちっ、わかりましたよ」


 男に咎められて処刑執行人は振り上げた拳をしぶしぶ下ろす。


「アイシャ、その手足の拘束具はお前の魔力を奪うために作った特注品だ。だから、魔法を使えない今のお前に、死の運命に抗うすべは無い。諦めて首を差し出すのだな」


 男が手を上下に振り落として処刑執行人に合図を送る。


「我が神ローアの名において、この者を断罪する。では――」


 処刑執行人がギロチンの刃を落とす前に、人混みに紛れた私はギロチン台を目掛けて閃光弾を投げ込んだ。これは以前、熊の魔物から逃げる時に使った閃光弾と同じものだ。


 バァン。


 大きな音と光で人々が驚き、ざわめく。


 その隙に、私はアイシャさんを連れ出そうとした。でも――。


「やはり妨害が入ったか。私が来て正解だったな……」


 突然、私の身体は動かなくなった。


(やられた! 幻術か!)

 

 処刑執行人の近くにいた男が、広場にいる全ての人間に幻術をかけたようだ。私は周囲の気を引くことに夢中で、男への警戒を怠ったことを後悔した。


 黒いローブを着た男は、処刑執行人にかかった幻術を解くと、処刑を続行するように促した。


(私、やっとあなたに会えたのに、助けられないなんて!)


 私は必死に身体を動かそうとするが、男の幻術が強力で、身体を動かすことができない。


 黒ずくめの男が、私に近寄ってきて話しかける。


「閃光弾を投げたのはお前だな? そこで大人しくアイシャが首を刎ねられるのを見ていろ。次は、お前の番だ。おい、何をもたついている。早く刃を下せ!」


「はっ!」


 処刑執行人が、ギロチンの刃を下そうとしたまさにその時――。


 青白く輝く光の魔法が、ギロチンの刃を弾き飛ばした。


「なんとか間に合ったわね」


 魔法を使ったのは、茶色いショートボブの髪型の女の子だった。

 年齢はまだ十二歳くらいに見える。でも、全身からオーラが溢れ出ていて、ものすごく強いのがわかる。


 その隣にいた彼女と同い年ぐらいの金髪の少年が、素早く処刑人に近づいて処刑人の首元に剣を突きつけて動けなくする。


「死にたくなければ動くな。少しでも動けば、その首を切り落とす」


 突然の出来事に、私は何が起きたのか理解が追いつかない。


「今、幻術を解いてあげる」


 いつの間にか私の隣にいた、頭からウサギの耳が生えた女性が、私にかけられた幻術を解いてくれた。


「アイシャは私たちにとって大切な人なの。助けようとしてくれてありがとうね」


 ウサ耳の女性が、私に優しく話しかけてくれた。


「ちっ、邪魔が入ったか。ならば、私が直接手を下してやる!」


 黒いローブの男は自分の手でアイシャを始末しようと腕に魔力を込めながらアイシャさんに近づく。


「見つけたぞ、クロウリー!」


 突然黒いローブの男の前に鮮やかなピンク色の髪をした女性が現れて、まるで龍の姿のように見える巨大な炎の渦を魔法で作り出して男に攻撃をしかけた。クロウリーと呼ばれた男はとっさに魔法で防御壁を作り出して、自分の方へと向かってくる炎を防ぐ。


「君たち、悪いけど、このローア聖教会の人間は私の大切な親友の敵なんだ。こいつは聖教会幹部のクロウリー。私が狙っている獲物だから、私の手で倒させてもらうよ」


「あなたが何者かわからないけど、私たちはアイシャを助けられればそれでいいわ。あなたの好きにして」


 ショートボブの女の子がピンク色の髪の女性に手を振って、了承の合図を送る。


 男は服についた埃を手で払いながら、ピンク色の髪の女性を睨みつけた。


「そのピンク色の髪、我らに敵対する魔女カタリナだな。お前まで出てくるとは、今日の私の運勢はあまり良くないようだ。不服だが、今回は退却するとしよう。無理はしないのが私の主義なのでね。だが、アイシャ、お前を生かしておくわけにはいかない。死の呪いをかけさせてもらうぞ」


 男がアイシャさんの身体に手を触れて、呪印のような模様を彼女の身体に転写させる。


「いやああああ!」


 突然、アイシャさんが苦しみだした。


「ふふ、私がかけた呪いはじわじわとお前を苦しめて死に至らせる。ギロチンの刃なら苦しまずに一瞬で死ねたのに、残念だったなあ」


 クロウリーは不敵に笑うと、空間転移魔法を使い、どこかへと移動してしまった。


「アイシャ、大丈夫?」


 金髪の少年がアイシャさんに駆け寄る。アイシャさんはとても苦しそうに全身を捩らせながらのたうち回っている。


「呪いをかけられているみたい。とりあえず、アイシャの小屋まで移動するわ。治療はそれからね。あなたたちにも一緒に来てもらうわ。いくつか聞きたいことがあるの」


 茶色の髪の少女が空間転移魔法を使って、私たちをアイシャのさんの小屋まで転送してくれた。


「強力な呪いだわ。とても解呪出来そうにない」


 アイシャさんの様子を見ていたウサ耳の女性がつぶやく。彼女によると、この呪いはアイシャさんの生命を蝕んでいる。アイシャさん自身も投獄中に身体が弱っていたようで、このままだと確実に命を落としてしまうという。


「それなら、呪いをかけた本人をボコボコにして、呪いを解かせるしかないわね。とりあえず、アイシャを落ち着かせるために、睡眠魔法で眠らせておきましょう」


 茶髪の少女はアイシャさんを睡眠魔法で眠らせた。苦しそうにもがいていたアイシャさんが、ようやくおとなしくなった。


「よし、眠ってくれた。これでしばらくは落ち着いているでしょう。紹介がまだだったね。私はアンナ。アイシャの弟子の魔法使いよ。よろしくね」


 茶色の髪の少女はアンナと名乗った。アイシャさんの正式な弟子の魔法使いだという。彼女は身体が成長しなくなる呪いをかけられていて、とっくに成人しているのだが、十二歳の時からずっと身体が成長していないらしい。


 金髪の少年はアンナさんの息子で、クロードと名乗った。アンナさんは見た目は完全に子供の姿だが、立派なお母さんということだ。呪いでアンナさんの身体が成長しないので、二人は親子なのに、まるで同い年の子供のようにしか見えない。


 ウサ耳の大人の女性はアローラ。二人の保護者のような存在だが、実はアンナさんとは同い年らしい。他の二人よりもかなり背が高いため、余計にこの二人が同い年にはとても見えない。


 彼女たちはアイシャさんを助けるために王都グランセリアに来ていた。


「私はカタリナ。親友で、私の命の恩人だった魔女の無念を晴らすために、ローア聖教会の奴らと戦っている」


 鮮やかなピンク色のロングヘアが特徴のカタリナさんは、ローア聖教会と敵対している魔女らしい。彼女は親友の仇であるローア聖教会を倒すために、教会幹部の命を狙っていて、あの広場にやって来たのだという。


「へえ、ちょうどいいじゃない。それじゃあ、私たちがあの男を倒すの手伝ってよ」


「私は構わない。だが、奴へのトドメは私にやらせてくれ。親友のためにも、私がこの手で始末したいんだ」


「好きにしていいわよ。あなたたちもそれでいいわね?」


 アンナさんが私たちに同意を促す。


「ええ、何も問題ありません」


「よし、決まりね。それじゃ、早速あの男の居場所を突き止めましょう」


 こうして、私たちは手を組んで、アイシャさんの呪いを解くために聖教会幹部のクロウリーと戦うことになった。


「あの、一ついいですか?」


 私はアンナさんに、以前似たような出来事を経験していて、その時はウィジャボードを使って居場所を突き止めたことを話した。


「なるほど、ウィジャボードを使って敵の居場所を占ったわけね。それならもっといい方法があるわ」


 アンナさんはカバンから地図を取り出してテーブルの上に広げた。


「これはこの世界のほぼ全ての国が描かれた地図よ。これを使ってダウジングで居場所を探り当ててみるわ」


 アンナさんは青い宝石のついたペンデュラムを手に取ると、地図の上にかざした。アンナさんが魔力を流し込むと、ペンデュラムの先についた宝石が輝き出して、リーベルという国を指し示した。


「どうやらあの男はリーベルにいるようね。確かあそこにはアンダルギア大聖堂っていうローア聖教会の大きな教団施設があったはず。とりあえずそこに行ってみましょうか」


「リーベルか……」


 カタリナさんが意味深につぶやく。


「あら魔女さん、どうかしたの?」


 アンナさんがカタリナさんに問いかける。


「リーベルで最近、革命騒ぎがあったのは知ってるか?」


「噂では聞いているわ。国王への不満が爆発した市民が革命を起こそうとしてお城を包囲したんでしょ? 結局、アリシアって王女が国王を退位させることを条件に市民を説得して、王位を継承したって聞いたけど」


「そう。その市民たちをそそのかして、革命を起こすように煽動していたのがローア聖教会なんだ。他にもいろんな国で事件を起こして、国を乗っ取ろうとしている。私の故郷のベルマリク王国も、いつの間にかローア聖教会に乗っ取られていた。ローア聖教会の用意した偽者の男が、本物の国王とすり替わっていたんだ……」


「ローア聖教会は宗教を隠れ蓑にして、裏ではいろんな国を支配しようと目論んでいるってこと?」


「その通りだ。そして私は聖教会の幹部を何人か倒してるが、彼らは人間では無かった。奴らの正体は人になりすました人外だ。おそらく教主のマリウスもそうだろう」


「人外が人間を支配しようとしているとは……」


 私たちはカタリナさんの話に驚きを隠せなかった。ローア聖教会が各地で国を乗っ取ろうとしている。そして、教会の幹部は人では無いってどういうこと? あまりに話が飛躍しすぎていて、私の頭の中で情報を整理するのが追いついていない。


「彼らは自身のことをギブリスと呼んでいた。私が倒した幹部たちは、うまく人間に化けていたけど、本性を現した時の姿は、堕天使や悪魔にそっくりだったよ」


「そのギブリスっていう人外の存在がローア聖教会を作って、人間を支配しようとしているわけね」


「そうだよ。彼らは宗教を使って、自分たちの正体をうまく隠しながら、人間を支配しようとしているんだ」


「相手が人外だろうと関係無いわ。私たちはアイシャに呪いをかけたクロウリーを叩きのめして、呪いを解かせる。ただそれだけよ。みんなもそれでいいかしら?」


 アンナさんがみんなを見渡す。それを見て、私たちも首を縦に振って賛成の意思表示をした。


「一応確認しておくけど、幹部であるクロウリーに手を出せば君たちもローア聖教会と敵対することになる。そうなると色々と大変になるが、それでもいいんだな?」


「その時は残りの幹部も全員倒せばいいだけでしょ。教主のマリウスもね」


「あはは。簡単に言ってくれるねえ。でも、そういうの、私嫌いじゃないよ」


 ずっと真剣な表情をしていたカタリナさんが初めて笑顔になって、くすくすと笑った。笑った時のカタリナさんは、まだ子供らしさが残っていて、とてもかわいい顔をしている。


「私たちはこれからリーベルに行ってクロウリーをボコボコにする。あなたたちもそれでいいわね?」


「もちろんです。アイシャさんを助けたい気持ちは私たちも同じですから」


 ナルカとマチさんも私の意見に賛同してくれた。


「よし。それじゃ、私がみんなをリーベルまで転送するよ。アローラ、あなたはここでアイシャのことを見守っていてくれる? おそらくこの中で呪いに一番詳しいのはあなただから、もし、アイシャに何かが起きても対応できると思うの」


「わかった。アイシャは私が責任を持って見守るよ。アンナ、何かあったらすぐに連絡するからね」


 私たちはアイシャさんとアローラさんを小屋に残して、アンナさんの空間転移魔法でリーベルへと移動した。

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