6 首飾り
GM:「今度は全員で固まっていこうではないか」とボリスは言って、扉の前へあなたたちは進みます。取手はありませんが、近付いただけで扉が自動的に開きます。あなたたちが中に入っていくと、緑色の石で作られた祭壇にエメラルドの首飾りが納められているのが見えてきます。
アベラルド:「あれは……ボリスさんが言っていた特徴と一致するようですが?」とボリスの方を向きましょうか。
GM:「あぁ、恐らくそうだろう。私はあれほどの大きさの宝石を今まで見たことがない。あれこそが我々一族が追い求めていた首飾りだろう」と言いながら、安全かどうか確認してから首飾りに触れます。そうして全体を眺めてみますと、裏側になにやら刻印が刻まれているのが分かります。
ガベリオール:判定でどんな刻印なのか分かりますか?
GM:なら、知力ボーナスで判定してください。セージ技能を持っていなくても判定していいですよ。目標値は6です。
̶̶結果 成功 ロエル ガベリオール アベラルド
失敗 ノマド
GM:毒が回っていますねぇ(一同笑)。それでは、ノマドさん以外の人はこの刻印がマイナーゴッドであるジュラのものだということが分かります。
アベラルド:「これは……」
ガベリオール:「最近見た記憶があるな」
ノマド:「そうか……最近見たのか。目が霞んできたからよく分からないな……」
アベラルド:「恐らくですが、ジュラ様の紋章でしょう?」と言ってボリスに確認します。
GM:「あぁ、そのとおりだ。私もイースタに住まう者だ、見間違えるはずがない。ようやく分かったよ、だからこそ父は首飾りを持ち帰らなかったのだな」と納得した様子です。
ロエル:「どうなさるおつもりですか?」
GM:その言葉には少し考え込みますが、「いや、止めておこう。ここまで連れてきてもらって悪いが、目先の宝石よりもこの土地の方がずっと大切だ」
アベラルド:「ボリスさんがそう決めたならそうしましょうか」
ロエル:「では帰りましょうか、あなたを無事に送り返すまでが我々の依頼ですから」
GM:「そうだな、帰り道もよろしく頼む」
ノマド:「そうだ、早く帰ろう。あぁノマドが見える……許してくれ……」(一同大爆笑)
ガベリオール:「ノマドがおかしくなってしまっている。これは急がないといかんな」
GM:では引き返しましょうか。先ほど通った道を引き返し、安全に屋敷まで帰ることができました。部屋に入るとボリスが「改めて、よくやってくれた。お前たちには感謝している」と話しかけてきます。
アベラルド:「色々ありましたが、無事にボリスさんを連れて帰ることができて良かったです。僕たちも全員生きてますし、万々歳じゃないですかね」
GM:「その通りだな。おっと、忘れてはいけないな」と言いながら、パンパンと手を叩くとメイドが部屋の奥からお金を運んできます。「これが報酬だ、受け取ってくれ」と言って、ひとり1000Gずつ渡してくれます。
アベラルド:「凄いな、二倍になってるけどいいの?」
GM:「構わんよ。命を救ってもらっただけでなく、父の言っていたことが本当だと分かったのだから」
ロエル:「では、ありがたく頂戴いたしましょう」
ノマド:「当分、お金には困らなさそうだね」
ガベリオール:「働いた甲斐があったというものだ」
GM:「屋敷に部屋を用意してある。少しの間、英気を養っていくといい」とボリスは言ってくれますが、どうしますか?
アベラルド:「じゃあ、お言葉に甘えさせて貰おうか。急ぐ用事も無いことだしね」
こうしてこの物語は、一旦幕を閉じる。
種族や産まれた場所は違っても、人は絆を育める。
これからも彼らの冒険は続いていくのだろう。
『ソード・ワールド2.0』
「古の遺跡にて、驚人と旅をするとのこと」
~おしまい~




