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2 邂逅



GM:あなたたちが馬車に揺られること数日、ようやくイースタの町に到着しました。遺跡の町ということもあってか石造りの建築物が多く、住民以外の人々はいかにもという冒険者で賑わっています。馬車がキキッと止まると御者のおじさんが「大変お待たせしやした兄さん方、イースタに到着しやしたぜ」といって扉を開けてくれます。


ロエル:それではしずしずと降りてきて「ありがとうございます」と声をかけます。


ガベリオール:じゃあ自分は「ようやくの到着かぁ」と言いながら少し乱暴に降ります。


アベラルド:それじゃあ、「ありがとう、顔の良いおじさん!」とお世辞を言います。


GM(御者):それなら、御者のおじさんは少し照れながら「顔がいいかぁ。まあ悪い気はしねぇなぁ、ヘヘッ」と微笑みます。


ノマド:それならおじさんに「今のはお世辞ですよ」と親切に教えてあげます(一同大爆笑)。「それにしても、新しい土地に着くのは新鮮な気持ちになっていいですねぇ。……どうかしましたか?」


GM(御者):それなら少し落ち込みながら「いいや、なんでもねえよ。どうせ俺の顔は良かねぇからな」と言いますかね。


ガベリオール:「俺はそうは思わねぇぜ、リルドラケンからみたらおじさんはイケメンだ!」


GM(御者):「慰めてくれんのか、ありがとよ。じゃあ俺はこの辺で失礼するぜ」といって帰っていきます。


ロエル:おじさん帰っちゃいましたね、依頼主のいる場所を聞きたかったんですが。


GM:その点は大丈夫ですよ。手紙に地図が同封されていましたので位置も分かります。明らかに大きい屋敷があるのでそこを目指してください。


ロエル:なるほど。「それでは参りましょう、お待たせしてしまっても申し訳ありませんし」


GM:そういうわけで、あなたたちは依頼人のボリスが待つ屋敷へと向かいました。到着して改めて屋敷を見てみるとそれなりに大きく、金を持っているという事は一目で分かります。


ノマド:稼ぎが良さそうだなぁ。


アベラルド:「あぁ、すげぇ屋敷だ。こんなに大きいってことは、ボリスさんはきっと素晴らしい人なんだろうなぁ」と呟きます。


ロエル:じゃあ「この町の名士なだけはありますね」と言います。


ノマド:「ボリスさんはもっと身の安全には注意するべきだと思うけどね」(一同爆笑)


アベラルド:「どうしたんだよノマドさん、今日はやけにネガティブな発言が多いけど」


ノマド:「いや、そんなことはありませんよ!私も新しい依頼主のおかげで気分が高揚してるだけですよ!」


アベラルド:そうですか、なら「もっと前向きにいかないとかっこいい顔がだいなしだぜ!」とノマドさんのテンションを上げようと努力します。


ノマド:じゃあ「お世辞は結構です、早く行きましょう」と言って突き放します(笑)。


GM:このパーティー大丈夫かなぁ……。それでは、あなたたちが屋敷の扉に付いている呼び鈴を鳴らそうとすると、中からメイド服を着た20代程の女性が中から出てきます。「失礼、我が主の屋敷の前で騒がしくなさっているようですが、いったい何処のどなたでしょうか?」


ロエル:それではこちらはペコリとお辞儀をして、「申し訳ありません、私どもはこの屋敷の主であるボリス様から雇われた冒険者なのですが」


GM(メイド):「なるほど、それでは屋敷の中にどうぞ、主人が待っております」と言って屋敷へ案内してくれます。


アベラルド:この人は女性ですよね?


GM:女性ですよ。


アベラルド:オッケー分かった(笑)。


ガベリオール:自然な流れだぁ。


アベラルド:「ありがとう、かわいい顔のお姉さん、騒がしくして悪かったね」と砕けた口調で話しかけます。


ノマド:この人、相当な面食いだな(一同笑)。


GM(メイド):「いえ、こちらが早くに出迎えれば良かっただけのこと、お気になさらなくて結構です」と言いましょうか。


アベラルド:なら、「君はそんなに可愛いのに礼儀まで正しいのかい?本当に素晴らしい女性だ!」と褒めましょうか。


ロエル:「アベラルド、彼女は仕事中ですよ。邪魔をしてはなりません。口説くのなら仕事が終わった後にしていただきたいのですが」


アベラルド:「おっとそうだね、また無礼を働いてしまった。本当に申し訳ありません」


GM:では、そんなこんなであなたたちは屋敷の中に案内されます。屋敷の中にはいくつもの調度品や美しい絵画が飾られており、やはりお金持ちなのだなぁということが分かります。


ノマド:じゃあ冒険者らしく欲深い感じで「どれもこれも金になりそ……ゲフンゲフン。いい趣味をなさっているんですね、素晴らしい」と言います。


GM:ノマドさんらしいですね(笑)。あなたたちは客間に通され、お茶を出されて待っていると扉がバタンと開いて一人の男が入ってきます。「すまない、遅くなってしまったな。遠路はるばるよくぞきてくれた。私が君たちに依頼をしたボリスだ、よろしく頼むよ」と声をかけてきます。……そうですね、ここで知識判定を振りましょうか。


ノマド:魔物知識判定(※1)ですか?(一同大爆笑)


GM:そんなわけないでしょう!ボリスのことを知っているかという判定です。ダイス(※2)の出目+知力ボーナス(※3)でいきましょうか。目標値は8です。


̶̶結果 成功 ノマド・ガベリオール・アベラルド

失敗 ロエル


ロエル:だめですねぇ、機能不全でしょうか。


GM:では情報を開示しましょうか。


[ボリスについて]

彼はこのイースタの地で先祖代々、芸術品の取引で財を築き上げてきた一族で、ラクシアで美術品に関わる人なら知らない者はいないほどの有名人。態度が大きい点以外は特に悪評も無い人物。


アベラルド:オッケー、じゃあ「そうだね、僕たちがあなたの依頼を受けた冒険者だよ。それにしても、あなたの審美眼はすごいんだね!一通り見ただけで分かってしまったよ、どれも一流の芸術品ばかりだったよ!」と言います。


GM(ボリス):それにはボリスは少し喜びながら髭を撫でつつ、「我々一族は代々芸術品の売買をしているからな。あの程度のことは造作もない」と機嫌をよくします。


アベラルド:「そうか、造作もないのか!あれだけの調度品を集めるだけでも凄いのにそれを造作もないとは、やっぱり一味ちがいますね!僕にはとても真似できないよ!」


GM(ボリス):ならもっと上機嫌になり、「褒めるのもそのくらいにしておきたまえ」と謙遜しましょうか。見るからに上機嫌といった感じです。


ガベリオール:「世間話はその辺にして、そろそろ依頼の話をしよう。各々思う所はあるだろうが、まずは依頼を片付けようじゃないか」と進言します。


GM(ボリス):ありがとうございます(笑)。「それでは依頼内容を確認しようか。なに、単純な宝探しのようなものだ。この都市には多くの遺跡があるのは知っているね?」とあなたたちに聞いてきます。


ノマド:「話には聞いていますよ、おぞましい化け物が生息している遺跡も少なくないとか」


GM(ボリス):「その通りだ。ある筋からそれらの遺跡の一つに、我々一族が探している首飾りがある可能性が高いという情報を聞きつけてね。ぜひとも我が家のコレクションに加えたいのだが、私一人で遺跡に行くのは自殺行為だろう?そこで最近名を上げつつある冒険者の君たちに同行してもらいたいのだ」


ロエル:「その遺跡というのはそれなりに危険……ということですね?」


GM:じゃあここで遺跡についての判定を行いましょうか。セージ技能レベル+知力ボーナスで、セージ技能の無い方はそのままの出目でお願いします。


̶̶結果 成功 アベラルド

      失敗 ノマド・ロエル・ガベリオール


GM:では、アベラルドさんが成功したので情報が開示されます。


[遺跡について]

数ある遺跡の中でも危険度は飛びぬけており、入ったが最後帰ってくることはできないと噂されている。石造りの遺跡で大半が土に埋もれていて、一説には冥界から来た悪魔がいると噂されている。


ロエル:「なるほど、誰も帰ってきたことのない遺跡ですか。それはとても興味深いですね」


ノマド:「ボリスさん。あなたほどの人物が欲しがるということは、そこらにある品物ではないということですよね?いったいどういう品なのですか?」


GM(ボリス):「うむ、この首飾りには握りこぶし程の大きさの宝石があしらわれていてねぇ、祖父の代から探し求めておるのだ。歴史的な価値もあるからね」と教えてくれます。


アベラルド:「俺たちは冒険者だから宝石には詳しくないけど、ボリスさんがそういうのなら素晴らしい品なんだろう。俺たちはボリスさんを護衛すればいいのかい?危険なのだから僕らに任せた方がいいと思うけど」と質問しようか。


GM(ボリス):「うむ、だが例の首飾りを手に入れることは一族の悲願なのだ。どうしてもこの手で見つけ出したい。無茶を言っているのは分かっているが、そのぶん報酬も高くするからどうにかお願いできないだろうか」


ガベリオール:「そこまで覚悟しているのなら問題はないだろう。吾輩に任せておけ」と胸を叩きます。


ノマド:「洞窟の内部では何が起こるか分かりません。それでもよろしいですか?」


GM(ボリス):「あぁ、覚悟はできている」


ロエル:「分かりました、そういうことなら御身の無事は保証しましょう」


ノマド:(小声で)三つ目の名前だな(一同爆笑)。


アベラルド:その場合俺はお前を攻撃するからな。


ノマド:何をおっしゃいますか、私はまだ何もしてませんよ(笑)。


GM(ボリス):まあプレイヤー発言ですからね、多めに見ましょう。それで、ボリスは報酬の話をします。「報酬は一人につき500G(※4)を。更に出来高を加算するということでいいかな?」と確認してきます。


ロエル:「構いませんよ、妥当だと思います」


GM(ボリス):「ならば早速向かおうか。なに、君たちなら私も安心だ」と言ってあなたたちとボリスは遺跡に向かって出発しました。

注釈

※1 魔物知識判定

 その魔物のことを知っているかを確かめる判定。失敗すると知識にないか思い出せなかったことになる。

※2 ダイス

 サイコロのこと。このシステムでは基本的に六面ダイスを使用する。

※3 ○○ボーナス

 そのキャラクターがどんな能力に適しているかを表す数値。「○○」には能力の種類が当てはまる。

※4 500G

 G=ガメル。ガメルとはこの世界でのお金の単位のこと。


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