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プレゼントを渡したい

はいはい!お誕生日会当日ですよ!ラピストリア様は公爵令嬢なのでお家もそれはそれは大きいわけですよ、私の家なんて比べ物にならないくらい…!そろそろラピストリア様が出てくるはず


「ラピストリア様のご登場です!」


真っ赤なドレスに身を包んだつり目のとても綺麗な方が入ってきましたよ!

え?え?同じ9歳ですか?ゲームで見た時よりずっとずっと綺麗…


ってあああああああ!!!!!

見惚れてたらラピストリア様が見えない!!色んな人に囲まれてて見えない!!出遅れた!!!





結果


渡せたものの挨拶だけで終わってしまった。

ラッピングしてあるから中身も見えてないだろうし!!だーもう!!なんで見惚れて動けなかったかなぁ

プレゼントはクマのぬいぐるみとそのぬいぐるみとお揃いのネックレスなんだけどね!中身を説明する前に他の人に押されてなんにも言えなかったよ…


中庭でいじけて池を見てます。だってお友達いないんですもの。ラピストリア様となる予定だったから作ってなかったの!!

というかフェリーシア友達1人もいなかったみたい…高熱で倒れるくらいだから体が弱かったのかもね…


はぁぁぁぁぁ


「ふふふ、長いため息ですね。どうしたんですか?お姫様?」


「私はお姫様なんかじゃないぼっち娘ですよーだ」


むくれてそう言って振り向いた私と目を合わせたのは金髪青眼の男の子。はにかんだ。かわいい。目、くりくりですね。




ん!?




まってまって、彼はこの国の第1王子のレイリウス様じゃない!!!やばいやばいやばい!


「大変失礼しました。この無礼どうかお許しくださいませ!」


「なんのことかな?そのままでいいよ?さっきの君面白かったしね〜」


そう言ってレイリウス様はにこにこしてる…こわいよー!彼、乙女ゲームでは腹黒だからね!今何考えてるか分からないよ!!ひええええ


私が黙ってるとレイリウス様が笑顔で

「ほんとにいいんだ。そのかわりさ僕と友達になってくれない?さっきみたいに接してくれる人が欲しいんだ。ね?」


……これはイエスしかなくないですか?笑顔に圧力感じるよ!?王子様こーわーいー


「よ、よろしくおねがいしま、あ、いや、よろしく…です…」


「うんうん!よろしくねフェリーシア嬢、いやフェリーシア」




こうして私は国の第1王子様とお友達になりましたとさ。無理やりね。そう、無理やりだよ。

次はラピストリア視点かいてみようかな

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