・本編では解説されないデータ的なもの
作中では表記されないデータに関しての簡単な説明です。
話半分程度、特に読まなくとも問題はありません。
■種族値
マスクデータ。種族によって定められた肉体的・精神的な上限。
才能にかけられる補正のようなもの。人間を100とした場合の大凡の数値である。
男女差は存在せず、その種族はどんなに鍛錬したとしても種族値がその数値以上に伸びる事はない。
この世界の住民は種族による得手・不得手といった程度の認識しかない。
以下は各種族の種族値である。
人間族[ヒューマ]:100/100
妖精族[エルフ]:80/120
小人族[リトル]:50/150
地霊族[ドワーフ]:135/50
獣人族[ビースト]:110/90
また、オラクルと悪神の使徒に関しては種族値は以下で固定される。
悪神の使徒(悪神から加護を受けた者):200/200
オラクル(女神から加護を受けた者):200/200
■才能値
種族に関わらず定められた才能の限界。
これを超えた能力を得る事は決して出来ず、同等に鍛えた才能の場合才能値の差を超える事は決して出来ない。
才能値1:無能。何一つそれに対して修められるモノは無い。
才能値2:普通。それに対して一般的な技能・知識を得る事が可能。
才能値3:多少優れている。それに対してそれなりの能力を発揮する。
最大限まで鍛えれば、それが職業として通用する程度の才能。
才能値4:天才。それに対して稀代の能力を持つ。
3との隔たりは大きく、基本的に4有れば天賦の才とされる。
才能値5:異常者。これを超える才能は無い。
才能値5の幼児と才能値4の大人が同じ才能で争った場合、大人は幼児にほぼ確実に敗北する。
一般的に才能値2の場合は特に語られる事はない。
才能値1はその物事に対して障害とさえ言えるレベルなので、公言されることは先ずない。
これは差別の対象となりかねない為である。
当然ながらリーチの短い武器とリーチの長い武器では後者の方が基本的に有利であるように、才能にも相性がある。
異なる才能の場合は相性次第で3が4に勝利する事もある。
後述する総合値の為、才能値5の前では相性は殆どの場合において意味をなさない。
■総合値
マスクデータ。これを知る事は出来ない。
種族値である肉体:精神の数値にそれぞれに応じた才能値を掛けた数値が総合値となる。
例:人間族で剣の才能値が4の場合、最大限に鍛えていると仮定すれば総合値は400となる。
地霊族で剣の才能値が4の場合、最大限に鍛えていると仮定すれば総合値は525となる。
なお、才能値5の場合は追加で+500の補正を受ける。
例:人間族で剣の才能値が5の場合は最大で1000、最小でも505となる。
同じ才能において、才能値4の大人が才能値5の幼児に手も足も出ないのはその為である。
一般的に総合値に50程度差があるとその相手には真っ向勝負で勝つ事は出来なくなり、100以上の差が有った場合は勝利することが不可能になる。
相性による補正は最大でも1.5倍であり、不利による総合値の減衰は無い。