Bittersweet Herb
幸せだったのは 君とひとつじゃなかったこと
不幸だったのは 君とひとつじゃなかったこと
出会えたことを運命と呼ぶならば
どれほど傷ついても よかったと思えるのに
離れたことを運命と呼ぶならば
どれほどわかりあえても 意味なんてなかったのに
ひとつになりあえないその意味を
初めてわかった気がしたんだ
言葉を交わして 手を触れ合って
瞳で伝えあって どれだけ経っただろう
形に残せない 曖昧な糸で
結んだ小指の先に君がいた
やさしく微笑んで しめやかな愛にぐずついた
僕らはお互いに 雨の呼び方を知っていた
この世界に絶対なんてあったなら
どれほど望もうとも 笑い合えなどしないだろう
この世界に永遠なんてあったなら
どれほど願おうと 人を愛せなどしないだろう
ひとりに慣れようと 意味がない
まだ君を描けてしまうんだ
あと少しだけ ただ寄り添って
時を刻めば 少しは違ったかな
切なく咲いた 鵯上戸と
解けた指先がまだ君を見る
同じ歩幅で 同じ道を歩くには
僕ら 向いた方向が違いすぎた
いつか すれ違った日にもう一度
手を繋ぐには遠すぎるかな
ひとつとして同じものなどない
教えてくれた君がいたんだ
言葉を交わした 手を触れ合った
瞳で伝えあった どれだけ探しても
形に残せない 曖昧な糸を
結んだ小指の先に君はいない
解けた指先がまだ君を見る
ありがとうございました。
そろそろ切なくない歌詞が書きたいです。