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魂狙撃手の静かなる世界大戦  作者: 難読
第一章 大国と小国
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新暦795年 大国と小国(4)

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「……あら?」


「どうかなさいましたか、レイラ様。」


「いいえ、なんでもないの。……それよりウェルチ。この戦はいつ終わるのかしら…。」


「そればかりは知る由もありません……我が国の王様も、必死に戦っております故。私たち女はこうして家で、城で、戦う男達を待っていることが責務なのです。」


「それはわかるけれど……。」


「今は逼迫していても、きっと転機は訪れる。国王様はいつも仰っていますでしょう。財力に任せて小国を小馬鹿にする愚かな大国は、技術に勝る小国に敗れ、いずれ滅ぶのだと。」


「……」


彼女は静かに黙った。


メイド長であるウェルチも、こうなってはダメだとわかっていた。

けれどそれは王女が戦を嫌っているからだと、勝手に想像していて。


「とにかく、今日も戦火が激しくなりそうです。無闇に外を歩かれぬよう。いくら城下町とはいえ、いつ敵兵が奇襲を仕掛けてくるかわかりませんから。」







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