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魂狙撃手の静かなる世界大戦

作者:難読
新暦812年、世界に「神」が湧き出した。
突如現れた彼らは魂射撃手[ソウル・スナイパー]と呼ばれ、彼らによって世界戦争が激化していた。

魂を装填し、弾として打ち出す能力。世界の戦況は大きく変化した。

魂弾は一撃必殺、当たれば相手の精神を破壊し、ただの人形と化す。これまでの鉄で出来た長物とは全くの別物である。弾数半無限、射程距離も魂の強さに比例し、大陸の端から端まで撃ち抜ける者もザラにいた。

これまでは見える範囲にライフルを持ち込んで銃弾を撃ち込むか、衛星から長い時間を用いて照準を定め、ミサイルを撃ち込んでいた人間にとって、そのいいとこ取りを出来る超遠距離兵器の出現は世界を震えさせた。

そしてこれは「兵器」としてではなく、人間個体の「能力」として備わったものだ。生まれつき人間によって持つ、持たないが存在する。そして新暦780年前後までは都市伝説とされ、度々謎の突然死があると気にされていない程度だった。

だが新暦800年を皮切りに、世界はその存在から目を逸らすことを許されなかった。

その攻撃はどんなに硬い装甲でも防ぐことはできず、光速に近い速さで放たれる魂の弾は対人兵器としてだけではなく、人間が操作していれば対戦車にも、対戦闘機などの戦争兵器にも対応することができた。

そのためか、人間兵器として優秀な魂射撃手は地位も金も名誉も思うがままだった。

だが、瀕死の魂射撃手を捕らえ解剖してみても、人体に大きな違いは全くなかった。生まれながらの素質、どのようにして魂弾を撃ち出すかも、その人間が指で輪を作る事と同じように当たり前に出来ることで、説明はできなかった。

彼らはまごうことなき「神」だった。
だが彼らはその力を得ただけで、戦争を止める力はない。異端なる殺人の力で、戦争に手を貸すことを強いられた。

そんな歪んだ世界で、真に神になろうとする存在。

彼は、彼女は、彼らは、「戦争を終わらせるために能力を使う」と「戦争」をする。

これは魂を賭けて戦う、彼らの純然たる物語だ。
第一章 大国と小国
プロローグ
2017/04/23 11:17
新暦785年 大国と小国⑴
2017/04/24 22:12
新暦793年 大国と小国⑵
2017/04/24 22:57
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