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探偵事務所ZERO外伝〜リンのアルバイト生活〜

先に謝りますゴメンナサイ

私の名前はリン。いちおう殺し屋をしている。だが、最近依頼は一つも来ない。理由は簡単だ。この前の仕事(探偵事務所ZERO参照)が見事に失敗したのが知られてしまったからだ。おかげで今、お金はほとんど無い。

今、この部屋には私一人しかいない。相方は現在、建築作業のアルバイトをしている。なんでも、日当が良いらしく、たまにおごってもらうこともあるそうだ。私は相方に養ってもらってる。


………あれ?もしかして、物凄いダメ人間になってない?確認してみよう。

一、働いてない

二、一日中ダラダラしてる

三、何もしたいことが無い

  四、家事を一切しない

…………やっぱりダメ人間だ…………。挙げていったらきりがなさそう。仕方無い、働くか…。

無料の求人情報誌を持って帰り、部屋で読んでいた。

コレは時給が安すぎる。

コレは場所が遠い。 コレは………日給よすぎるし近場でしかも交通手当まで。いくしかないでしょ。電話しないと。

トゥルルルル♪

  ガチャ

「あの、雑誌の広告を見たんですけど。」

「あ、そうですか。では、面接はいつが大丈夫ですか?」

「明日でお願いします。」

「それでは明日の10時にお越しいただけますか?」

「はい、わかりました。」

「それでは明日。」   

   ガチャン


―――――――


―――――


―――


翌日

リンは面接先に来ていた。

 「あぁ、緊張する。」

 扉を開けたが誰もいない。

「あの、昨日電話した者ですが。」

誰も出てこない。

「すみませんがどちらさまです?」

「うひゃあぁあ!」

 突然、後ろから声をかけられた。

「あの、大丈夫ですか?」

 声をかけてきたのは、見た目がホストっぽい男だった。

「はい、大丈夫です。」

「もしかして、昨日電話をされた方ですか?」

「はい。」

「そうですか。私、この店のオーナーをしています、イナドメと言います。」

 「私はオオバ=リンと言います。」

 「…………採用!!」

「……………えっ、どういうことですか?」

リンは理解できなかった。

「そのままの意味です。採用です。」

「あ、ありがとうございます。」

「それで、今日からお願いできますか?」

「はい!!」

「そこが更衣室になってますんで、コレが制服ですので着替えてください。」

―――――――


―――――


―――


開店時刻


「お帰りなさいませ、御主人様。」

このセリフで分かるだろう。リンのアルバイト先は、

『メイド喫茶』

(仕事の内容、見るべきだった……。)

実は、リンは給料や勤務先しか見ておらず仕事の内容は知らなかった。

(こうなりゃヤケよ。『毒食らわば皿まで』って言うものね。それにしても、なんと言うか、いかにもって感じの奴らばっか。)


―――――――


―――――


―――


   数時間後


 「お帰りなさいませ、御主人様。」

 (ヤバイ。ちょっとハマりそうな自分がいる。私には、そんな趣味ないでしょ。がんばれ自分!!!)


―――――――


―――――


―――


   さらに2時間後


 (結構楽しいはこれ。このバイトなんか続けられそう。)

 ちなみに、リンは一度『ダイエットのために毎日5km走る!』と言っていたが、3日も経たずしてやめたくらいの三日坊主(?)っぷりである。


―――――――


―――――


―――


    閉店後

 オーナーのイナドメが店員のメイド(リンを含む)に話しかけた。

 「明日は分かっていると思いますが、『ツンデレデイ』ですので、忘れないでください。」

 「「「はーい!」」」

 (「ツンデレ」って何?)

 こんな知識はほとんど知らないリンにとって意味のわからない単語であった。

 ほかのメイドが店を出た後

 「あの、『ツンデレ』って何ですか?」

 リンはイナドメに聞いた。

 「まあ、簡単にいえば、普段は『ツンツン』していて、たまに『デレデレ』することです。」

 「???????」

 「わからなかったら、明日、見せてもらうといいですよ。」

 「そうですか。また明日もお願いします。」

 「では。」


 ―――――――


 ―――――


 ―――


   また別の日

 「明日は月に一度の『コスプレデイ』です。」


 リンのアルバイト生活はまだまだ続く。

 そして、無駄な知識も増え続ける。

メイド喫茶についての知識があまりないのでこんな風になっちゃいました。長編第2弾はただ今執筆中です。なるべく早く皆様にお見せしたいと思います。

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