最強の族 恋姫編32
鬼「今日でお別れじゃのう」
璃「うん」
始めは華琳に雇われて賊の討伐でお宝か何かと思ったっけか
それからは大体移動する時はワシと一緒でよ久しぶりに安全運転ってのしたっけ
破龍達もデレデレしてよまるで自分の娘みたいな感じだったよ
ワシは親ってゆうもんに恵まれんでいっつも悲しい思いしててよだけど璃々ちゃんはいい親持ったみたいだよ
うん何か思い出に浸る俺ってキモイ。
そんな俺と璃々ちゃんは黄忠に出した手紙に書いてあった酒屋で黄忠が来るのを待ってる最中、もしも黄忠が俺を璃々ちゃんを攫った奴と間違えて兵を連れてきてもいいように逃走経路もばっちり
そんな事を思ってると遠目に黄忠らしき人が目に映る、親子感動の再会に水を差しちゃぁ悪いじゃろう、そう思いワシはそっと席を立ち奥の席に移動して見守る
キンシボ カチン
鬼「ふー・・・・」
黄「璃々!」
璃「お母さーん うえええん」
黄「璃々!良く無事で帰ってきてくれたわ」
璃「うんグス キーコおじちゃんが此処まで送ってくれたの」
黄「キーコおじちゃん?」
璃々ちゃんどげんしてそこでわしの名前出すんだ・・・・
璃「うんあそこにいる人」
そして何でワシがおるところを指すんだい? ワシ挨拶しなきゃあならんようになってもうたじゃんか
やじゃー挨拶
黄「このたびは私の娘璃々を遠方から連れて来ていただき誠に有り難う御座います」
こんな丁寧に言われた時の対処法は・・・・えーっと
鬼「そげん堅苦しい挨拶はええけぇ、ワシャー只璃々ちゃんがあんたの元に返りたいゆうけん叶えたまでよ」
ワシは左手をプラプラさせて軽く答える
黄「それでもです、私は貴方にお返しをしなければなりません」
お お返し!!流石に体はいけんじゃろうし 金目の物貰うんも何か悪いような気がするしのう
うーむ あっそうじゃ
鬼「じゃったら二つ約束せーや、天寿をまっとうする事、そんで璃々ちゃんを何があっても悲しません事」
黄「はい分かりました。璃々を此処まで連れて来ていただいたんですからどうか私の真名紫苑を受け取ってください」
鬼「あいよ、ワシには真名ってーもんがないからキーコって呼んで」
此で璃々ちゃんはワシみとーな思いせんでええじゃろ ワシは今度こそこの場から去ろうと席を立つ、そんで璃々ちゃんの横を通る時に頭に手を置いて軽く撫で一言
鬼「風邪引くなよ」
璃「・・・・うん」
此で任務完了じゃ・・・・・この後どないしょうかいのう
鬼龍爆撃隊陣地
破「あんた何処の者だ?」
雷「どうした?破龍・・・・誰だこのねーちゃん?」
今破龍と雷鬼は一人の女の前に立っている、その美女の前には門番的存在が二人気を失っているこの二人は特攻隊 強襲隊の猛者であるが一発で沈んだ模様である その光景からいかに彼女が強いかが伺える
?「此処にキーちゃん、いや鬼龍忠虎居るじゃろ、出しんさい」
この一言に雷鬼と破龍の頭に血が上る
雷「おい、ねーちゃん頭ん名前気安く呼んでんじゃねーよ」
破「帰りな」
?「そう言うわけにもいかんのよっ!」
そう言うと女は雷鬼の腹に正拳突きを入れ雷鬼の意識を刈り取る
雷「うぐ」
破「雷鬼!おい雷鬼!!『このねーちゃん只もんじゃないぜ、もしか俺でも負ける』おいテメー等敵襲だ出てこいや」
破龍の一声で陣地内にいた鬼龍爆撃隊全員が手に武器を持ち出てきた、その光景を見ていた女は煙管に火を付け言い放つ
?「あんた等丸腰の女一人にこんな大勢で恥ずかしゅう無いんね!?こんな奴等がキーちゃんの下についとるゆうんか?戯けんさんな!!」
この一言で鬼龍爆撃隊全員が押し黙ってしまう しかし一人だけ口を開け女に言葉を放つ男がいた
雷「ぎゃはははは、言うねー姉ちゃん!俺みたいな一人の幹部も倒せんもんが此奴等ん事に文句言うな馬鹿たれぇ!」
雷鬼はこの時足はガクガクして目は虚ろだけどしっかりとした呂律で女に言い放った
それを聞いて頭に来た女は今度は雷鬼の後ろ頭で手を組み引き寄せ鼻に膝蹴りを入れ鼻血を大量に吹き出させる
破「おい風鬼今すぐ頭呼んでこい 大至急だ」
風「応分かった」
風鬼はGS750に跨りエンジンを掛け鬼龍を探しに行った
破「ふー、所であんた名前は何てんだ?」
帝「神山帝 鬼龍忠虎の女じゃ!」
全員「えええええええええええええええええええええ!!!!!!!!」
「はああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」




