最強の族 恋姫編9
鬼龍SIDE
何で俺達はこんな威圧感たっぷりな視線を向けられているんだろう
お腹が痛くなってきた・・・は――まっ一応自己紹介しとこうか
「どうもこんちは、僕が鬼龍爆撃隊総長 鬼龍忠虎です」
「そう あたしが曹孟徳よ」
なんだと!!このちっけーのが覇王だと なんだか信じられんがまとってる雰囲気が
覇王っぽいから覇王なんだろうな・・・・・俺の曹操のイメージが音を立てて崩れてく・・・
「そうですか一応鬼龍爆撃隊幹部に自己紹介させておきましょう」
「どうも自分が強襲隊 隊長の破龍です」
「そして俺が特攻隊長の雷鬼です」
「そんで俺が殿隊長の王情です」
「後それからそこの黒髪のお姉さんにぶっ飛ばされて気絶してる親衛隊長 風鬼がいます」
そうして一応自分たちの自己紹介を済ました鬼龍爆撃隊幹部に対して
「あなたたちが自己紹介をしたのだからこちらも自己紹介をしなかったら礼を失するでしょうね」
覇王のオーラをビシビシ放ちながら自分たち側も自己紹介するよう目で合図する曹操
「夏候惇だ」と風鬼を思いっきりぶっ飛ばしたお姉さんが名乗り
「私は夏侯淵という」クールそうな青髪の女性が名乗った
ん?ちょっと待て確か夏候惇が年上で夏侯淵が年下だったよな
ぜってー青髪の方が年上に思えるだってクールだし
ジ―――
ん?なんかあの個性的なフードを被った娘からメンチ切られているような
「ふんっ」
・・・・・なんだあの態度
「曹操さんあそこの被り物した娘は?」
「ええ、彼女は荀彧という者よ」
「ふーん知らねーわ」
なんか態度が気に食わんなー。
「ボクは許緒だよ」
なんか最終的に目眩がしてきた 三國無双とかだったらみんないい年したオッサンばかりなのに
みんな20歳いってないような外見だもんなー
そんなこと考えていると急に曹操さんが
「貴方、私に仕えなさい」
なんて言い出してきた
「「「「華琳様!?」」」」
曹操さんのところの人たち全員驚いちゃってるよ
一方俺たちの方はというと
「あんた一体何ぬかしてんだ?」と雷鬼
「冗談は髪型だけにしとけよテメー」と破龍
「その髪の毛を恐怖で真っ白にされてーのか?」とキングジョー
あれ?なんだか曹操さんの方の皆さんの雰囲気が
「貴様ら華琳様のありがたいお誘いを断りおって!!」
雷「あんだとこのやろー!!」
あーうるせーなここは温和にいかないもんかなー?
破「戦争をこの場でおっぱじめるかあ――!!」
何でこいつらはこんなに血の気が多いんだよだいぶイライラしてきた
イライライライライライライライライライライライライライライライラブチっ
鬼「おら」そして俺はついに切れた
履いていたサンダルで3人の頭を力いっぱい叩いた
「「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」」
「てめーら!俺たちはココに喧嘩売りにやってきたんじゃーねーだろーが
それに俺はまだこの曹操に仕えるかどうか返事もしてねー!!
それをてめーら勝手なことぬかしてんじゃーねーぞこんバータレどもが」
「「「すっ、すいません」」」
よーやく落ち着いてくれたか んっ
「「「「「・・・・」」」」」
何でだろう曹操さん達がなんか震えてるような気が…
「・・・・曹操」
「なっ何かしら」
「おめぇに仕えるかどうか返答はもう少し待ってもらえませんか?」
「分かったわ明日の昼ごろまた来てちょうだい」
「分かりました てめーら帰るぞ」
「「「はい」」」
は―――緊張したそれにしても明日の昼までに返答か・・・戻ったら隊の奴らに話すか・・・
SIDEOUT
こうして覇王との対談一回目は幕を閉じたのである




