雑草
掲載日:2026/10/10
ある保守的な地域では、伝統的に、政府への反対派が多かった。
そこでは、伝統的に、ある植物が栽培されていた。
その植物は村のどこにでも生えていた。
住民たちはみな、それを食べていた。
その植物は、雑草だった。
ある日、政府がその植物を違法に指定した。
その日から、その村では、政府に対する反対運動が、さらにはげしくなった。
この国では、反対運動は完全に合法だった。
だが、反対をしたものは、次々と逮捕された。
すべて、違法植物の使用という罪名だった。
住民たちはみな、それを食べていた。




