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第2章

※かなり読むのがめんどくさいです。

とばしてもかまいませんが、一応ストーリーには関係しているので、読んだほうがよいとはおもいます。

あくまで、私個人の感想ですが。

「やあ皆、元気かい?私は勇者だ。

今日は君たちに、私のプライベートや働きぶりを見てもらいたい。え?早くしろ?ははっ、そう焦るなよ。

あぁそうだ、自己紹介がまだだったな。私は勇者だ。ついでに言うと『主人公』のような存在だ。

(※主人公ではありません)

なに?もう知ってる?やはり私は有名なのだなぁ。どこへ行っても、皆私の話ばかりしているよ。ははっ、素晴らしいねぇ。あぁ、まったく罪な男だ。もう誰も、私のことを知らないものはいない。これも『運ッ!命ッ!』ってやつだろうな。はぁ、今日も私はカッコいいなぁ。毎朝思うのだが、私は世界一のイケメンだと思うんだ。

ちなみにイケメンというのはイケてるMENの略らしい。つまり私はイケてるのだ。FUUUUU!!!

君もそうは思わないか?え?顔が見えない?ふふっ

()()()()の間違いだろう?あぁやはりそうなのだな。いや、恥ずかしがることはない。皆そうなのだからな。かっこよすぎて直視出来ないやつなんてゴロゴロいる。性別なんて関係ないさ。ところで君はモテるのか?私はすごくモテる。歩いているだけで声をかけられるなんてしょっちゅうだ。まぁ別に満更でもないのだが。あと私は彼女を作らないようにしている。あくまで、私は皆の勇者様だからな。

あ、そうそう、ファンレターまってるよ。

あぁ、話が長くなってしまったね。では、そろそろ

始めようか。」


まずはモーニングルーティーンだ。

私は毎日、朝の6時に起床している。

そして、まずは歯を磨くのだ。それから、

毎日の洗顔をかかさない。朝食はサラダ、

焼いたパン、目玉焼き、そして牛乳が基本だ。

たまに豪華なものを食べたりするが、基本は庶民どもと同じようなものを食べている。

食後はコーヒーを飲み、また歯を磨くのだ。


「むーむー。」


「あぁ、すまない、メシがまだだったな。すっかり忘れていたよ。」


こいつは私の"眷属(ペット)"、スライムのスラムーだ。

魔王討伐へ行った時に拾ってだなぁ、いつの間にか懐いてしまったのだ。やはり私はモテるのだ。

まぁこいつはオスらしいが。

しかしそんなことは関係ないさ。私に魅入られたのは事実。ファンが増えるのはとても喜ばしい事だからな。

君も私のようになりたいと思っているだろう。ははっ、嬉しいなぁ。まぁ私には遠く及ばないと思うが、せいぜい頑張りたまえ。期待しているよ。


あ、もうこんな時間じゃないか。そろそろ着替えないといけないな。見ろ、これが私のお気に入りのシャツだ。たまに鎧を着ることもあるが、基本的に動きやすい格好にしている。こちらのほうが、仕事をしやすいからな。ちなみに勇者の仕事と言うのは、簡単に言うと何でも屋みたいなものだ。異なる点といえば、私はより広い分野での以来を受けている。害虫駆除、荷物の運搬、魔物退治、事務仕事にトイレ掃除など、様々なお手伝いをしている。まぁどれもこれも特殊な免許(ライセンス)が要るからな。私にしか出来ないのだよ。すごいだろ!

Repeat after me!「勇者様最高!」

うーん実にいい響きだ。何度でも聞きたいぐらいだ。


さて、それではそろそろ仕事に行かないとな。

よし行くぞ、スラムー!「むー。」私はいつも、こいつを肩に乗せて仕事に行くんだ。あのアニメみたいでいいだろう?憧れるのも無理はないさ。

あと、最近は寒いからな、コートを羽織っているんだ。これがないとやってらんねーよな。

さあ、それでは行こうか。


「あ、勇者さんだ、おはよう!」


「あぁ、おはよう。今日もよい天気だな。」


このように近所の子供にもよく話しかけられる。

いや、実に気分の良いことだ。しかしこんなところで時間を無駄にしている場合じゃない。仕事場に向かわなくては。


これが掲示板だ。いつもここに依頼が貼り出されている。実は先日、魔王を倒したばかりなのだが、今日は特別に適当な依頼を受けることにする。

この中だと、うーんそうだな。これにするか。


   「ラズの森に現れるヤバい魔物の討伐」


かなり抽象的で、詳しい情報もないが、とりあえずやってみることにしよう。まぁ魔王を倒したまさに「主人公」のわたしにかかれば楽勝さ。

(※主人公ではありません)

とりあえず森の方に行ってみるか。


森に入った瞬間、謎の不安に駆られる。

やはり何度来ても馴れないものだな。だが私にはそんなものは効かないのだ。なぜなら私は『勇者』だからだ!

(※これは本当です。)

しばらく進んでみることにする。くそっ、せめて少しは情報残せよ!やはりパニックに陥っていたのだろうか。

………何もいないじゃないか。


「むー?」


確かにここにいるはずなんだが、何事もそう上手くはいかないな。仕方ない。一度戻って情報でも集めることにするか。


「やぁ、そこの君、森で怪しい魔物見なかった?」


「あ、勇者さん。森になんて行かないよ。僕まだ子供だもん。」


「まぁあの森は大人でも近寄らないような危険地帯だもんな。私でなければ帰ることさえ厳しい。そんな森に子供が入るわけないか。すまないね。また別のやつに聞いてみるさ。」


「うん、じゃあね。」


しばらく聞いて回ってはみたが、結局情報は得られなかった。しかし依頼人は裏切らない主義なのでな。いまさら退くわけにもいかない。『主人公』としてのプライドも傷ついてしまう。

※(主人公ではありません。)

さて、どうしたものかな。もう森に戻るしかないのだが、さすがに何の情報もないまま行くのはまずいな。だがもう他に道はない!行くぞ!


また森についた。相変わらず謎の不安に駆られる。

しかし、こんなところで立ち止まってはいけないな。先に進もう。しばらくすると、先程まではなかった足跡がある。間違いない、これだろう。おおきさは35センチほど。明らかに人間の足ではない。

よし、辿ってみよう。すると、足跡の主はすぐに見つかった。


「あ、デカイ。」


かなりでかいな。おそらく5メートル弱はある。

普通なら腰を抜かすほどだ。しかし私は怯まない。

なぜなら私は『主人公』だからな!

(※主人公ではありません。)


「おいお前、何をしているか知らないが、今すぐ止めるんだな。さもないとこの俺が許さないぞ。

貴様らを狩るのが俺の仕事だからな。」


私は戦闘になると口調が変わるのだ。ただカッコつかけているのと、威圧の意味がある。しかし奴には効かなかったようだな。


「オマエ、ジャマスルナ。」


こいつは知能が低い奴らしいな。喋り方もカタコトだ。こいつなら楽に倒せそうだ。


「オマエ、タオス。」


奴の手が光っているな。あ、これはまさか…うおっ!やはり魔法じゃないか。しかも炎か。まあまあだな。だが私に魔法は効かない。なぜなら魔力による影響を受けないからだ。それが勇者だ。


「ふっ、どうした?熱くも何ともねぇぜ?」


「グッ、オマエ、ツヨイナ。」


「ははは、そうだろう!だって私は『勇者』なのだからな!」


さて、次は私の番だ。君たちに私の力を見せてやる。


「いくぞっ!必ッ殺ッ!滅びの聖剣(エンドオブザカリバー)!!」


「グオオ、ヤ、ヤラレタ…」


ズドーン(倒れる音)

はっはっは!見たか、これが私の力だ!まぁこんなものを見てしまったら、憧れてしまうのも仕方ないなぁ。はっはっは!


プルルル…


「ん?なんだ、電話か?」


すまない、ちょっと電話させてもらうよ。


「あ、勇者君?話したいことがあってね。ちょっと僕の城に来てほしいんだ。」


「いや、あんたが私のところに来たら良いのでは?」


「無理。だって僕、王様だから。」


「はいはい分かりました。」


ったく、なんだあのくそジジイ、自分の地位を自慢しやがって。腹が立つな。

あ、すまない。カッコ悪いところを見られてしまったな。だが君も腹が立つと思わないか?はあ、なんでアイツが国王なんだろうな。まぁ断ってもいろいろ面倒だし、行くとするか。


「あ、勇者君?ほんとに来てくれたんだ?」


(あんたが呼んだんだろうが。)


「で、用って何です?」


「実はね、魔族の残党がいるらしいんだ。その中には魔王の息子がいるって情報もある。」


(あの時のやつかな。確かにあいつは強かったな。

まぁ逃げられてしまったが。ん?まてよ、それは私が強すぎたという事じゃないか?)


「え、本当かい?ヤバいじゃないか。それで私にどうしてほしいんだ?」


「何でそんなに嬉しそうなの?まぁそうなんだ。だから君に残党狩りの仕事を頼みたい。」


「かまいませんが、私は金では動きませんよ。」


「分かってるよ。何もなくても仕事してくれることぐらい。だから何も用意していない。」


(あぁ、こういうところが腹立つんだ。いくらやる気があっても、こういうことを聞くとやる気がなくなる。)


「タダ働きってことか。なぜ私がそんなこと…。」


「いや、なに行ってるの?たしかに報酬はないけど、その代わりに地位と名声が得られるよ?」


「やります!!!」


「ふふっ、君ならそう言うと思った。では、頑張ってきてね。」


「分かってるさ。」


あぁ、すまないね。私は急な仕事が入ってしまったんだ。だからこれからはしばらく君と話せない。

だから今日はこれでお別れだ。じゃあまたいつか会うときまで。See you!

(あぁ、また有名になってしまうな。)

※彼は自称であって、主人公ではありません。)

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