第9話感想
現在、X上では「席 空き夫」のくだりが約3.7万いいねを獲得し、まさに注目を集めている。
それに加えて、『ONE PIECE』の次に掲載されるほどのアンケート結果。
これは、この漫画が”人気漫画への階段”を駆け上がっていると見ていいのだろうか。
毎週月曜日にくらげに「ハロー」し、来週を楽しみに「バイバイ」する俺の習慣は、
まだまだ続いていきそうな予感がしているぜ・・・
芸人といえば、https://www.mensnonno.jp/lifestyle/culture/671920/の記事で、
”ラジオマニア”の一人としてヤマノエイが登場してコメントを寄せており、
作中に登場するお笑いコンビ・ロングホープスのモデルが、
THE MANZAI2012で伝説のネタ『忍者』を披露したアルコ&ピースであることを明かしていた。
俺としてはロングホープスとは特定の人物を元にしたわけではなく、
様々なお笑い芸人の要素を組み合わせてできた「平均値」だと思っていたので”予想外”だ。
ただ、ロングホープスは「5年前に漫才で日本一になった」という設定があり、
2025年の5年前――つまり2020年のM-1グランプリで優勝したのはマヂカルラブリーなので、
影響を受けたのがアルピー”だけ”というわけでもなさそうか?
それはともかく、モデルがいるとなると、どうしても元ネタを意識してしまうな。
アルピーといえば、かなりの「売れっ子」なのではないかと思い調べてみたところ、
「2024年タレント番組出演本数ランキング」にて、
メンバーの平子祐希が478本に出演し、4位にランクインしたという、
俺の印象を目に見える形で証明する”具体的なデータ”が得られた。
そのレベルの有名人に「うなぎポテト」として”認知”されているとは、
やはり水尾くらげは”只者ではない”。
今回は、それも含めて彼女の”凄み”を思い知らされるエピソードだった。
まず冒頭では、その”前振り”としてミメイの「真面目さ」に焦点が当てられている。
月ミドの放送5周年を記念して”ステッカー”が配布されるということで、
学校の帰りにラジオ局へ行くことを即決したくらげとミメイ。
当日の学校で、ミメイは入念な下調べと、万全を期す持ち物揃えを見せびらかす。
折り畳み傘、薬、絆創膏、虫除け、非常食、そして万能な大きいビニール袋。
くらげには「アウトドア行くの?」と呆れられていたが、俺は素直に”感心”した。
「備えあれば患いなし」とは”真理”だよなあ!?
俺もそのラインナップを”防災用”の鞄に放り込んで、
”日常用”としても、外に出るときはそれを背負っているぜ!!!
非常食だけは、どこで売っているのかイマイチ分からなかったのでまだ購入できていないが、
今回の話をきっかけに、近所のスーパーやドラッグストアを本腰入れて探す――
それが俺の”これからの予定”に新たに加わった※。
さて、いざ迎えた放課後。ミメイは勢いよく席を立つものの、
後輩に「学校案内のパンフレットに不備があります」と駆け寄られてしまう。
それを皮切りに、ゆく先々で助けを必要とする場面に遭遇してしまう二人。
そんな状況でも、嫌な顔一つ浮かべずに手を差し伸べて対応する姿は、
まさに少年漫画の登場人物らしい「黄金の精神」が発揮されていて素晴らしい。
万難を排してラジオ局の最寄り駅まで到着するが、ここで”最大の試練”が待ち構えていた・・・
「予報がある」とミメイが言っていた通り、駅の外は”雨”。
くらげに傘を持っているかと聞くと、「ないけど」と何食わぬ顔で答える。
仕方がないので”相合傘”だ。
しかし、本当にくらげは傘を持っていなかったのだろうか?
彼女が”嘘吐き”なのはこれまでの話で分かりきっているので、
もしかすれば、これを狙っていたのではないかと疑ってしまう。
まったく・・・これじゃあクラゲじゃなくてとんだ「オオカミ少女」だな。
しかし、意地悪にも雨脚はさらに強くなり、傘はもはや意味を成さなくなってしまう。
配布の時間も始まってしまい、「今回は上手くいかなかったから雨宿りしよう」と、
ミメイはすっかり”お手上げ”の様子だ。
そんな彼に対して「別に濡れてもよくない?」と引き下がらぬくらげ。
ミメイは、風邪を引くし、制服も汚れるからダメだと、彼女をいつも通り「真面目」に諭す。
そんな彼に思うところがあるのか、まず手始めに腕を叩いてボケをかますくらげ。
そこから先のシーンは、まさに彼女の”独擅場”となるのだった。
「いい子なだけじゃ面白くなんかなれないんだから」──
振り返ってそう言い放つくらげの姿には、
”大喜利の実力者”である「うなぎポテト」としての”矜持”が感じられた。
「森にふくろう」に足りないものを”啓蒙”するその微笑みは、
まさに「師匠」のような”頼もしさ”だ。
これを前にした俺は、その場で瞳を輝かせるミメイと”同じ目”をしていたことだろう。
ページを捲れば、そこには雨の中へ飛び出す二人の姿が。
傘をさして歩く大衆の中で、ひときわ際立つ「水も滴るいい男女」だ。
”見開き”で描かれることで、こちらの脳内に”映像的な動き”を自然と喚起してくる。
一歩前に踏み出し、ミメイを引っ張っていくくらげ。
もう枯れ果ててしまった俺は、そんな彼女から伝わってくる”エネルギー”に惹かれるんだよな。
こうして、二人は目的のステッカーを無事に入手することができた。
”SD調”での”歓喜の姿”は、今回の中でもっとも「きゃわいい」シーンだろう。
ステッカーは水滴でしわしわになってしまっているものの、
「これ見るたびに今日のことを思い出せる」と、くらげは実に”満足気”。
キーホルダー、ラジオ、Dの一族の秘密に加えて、またも二人だけの”お揃い”が増えた。
今回は、くらげの「型破り」な行動によって目的を果たせたわけだが、
その帰路ではミメイの「真面目さ」がしっかり役に立っている。
準備してきた「万能な大きいビニール袋」──
濡れた荷物を入れるという、そのための仕事をきっちり果たしているのが”立派”だ。
全てを終えたその日の深夜、月ミドの放送で二人は、
ロングホープスに雨の中を駆ける自分たちの姿を「カップル」だと思われていたことを知る。
ここで、わざわざ”長文メール”を送って否定しようとするミメイには思わず笑ってしまった。
彼は”ハイスペック”という設定だが、この”初々しさ”のおかげで”嫌みがない”のが良い。
一方でくらげは、これ以降まともな台詞を発さない。
その両耳を赤らめて、一体何を思うのか?
最後まで俺の”興味”を手放さないとは、やはり彼女は”ひとかどのヒロイン”だな・・・
※ 後日、スーパーにて無事購入。
”お菓子コーナー”にて煎餅がずらりと並んだ横にひっそりと置いてありました。




