第18話感想
リスナー甲子園が終わった。
扉絵で出迎えてくれたのは、コンビニの棚に並んだパンを眺めるくらげ。
その相変わらずの”食欲旺盛”ぶりに、彼女が日常へと帰ってきたことを感じる。
前回のラストでちらりと描かれていたくらげの”衣替え”が、
今回は”全体像”として描かれているのを見ると、
ここからまた「新しいさむわんへるつ」を見せてくれるのではないかと、期待が膨らむな。
月ミドでは、今週は大喜利コーナーは無しということで、
くらげとミメイは緊張の解けた”ブレークタイム”を迎える。
ゲストとして事務所の後輩である山岡が登場し、
どうやらこの男はロングホープスにベッタリで、
何でもかんでも先輩の真似をしてくるらしく、フリートークが弾む。
メールには大喜利のネタを送るだけでなく、
リアルタイムで感想を寄せる「リアクションメール」なるものもあるらしい。
これを活用して、山岡の”習性”を面白がったリスナーたちは、
彼に小山と大瀬良の愛用品を次々と”情報提供”していく。
・・・と、正直この”内輪ノリ”はマジでどうでもいい。
俺はくらげやミメイと違ってロングホープスのファンではなく──
そもそもお笑い芸人もあまり好きではないので、いまいち乗り切れなかった・・・
だがまあ、ここはあくまでも”話の導入”。軽く流しても問題ないだろう。
この流れで”重要”なのは、
「ミメイがロングホープスが持っているものと同じものを買いに行きたくなった」
という1点だけだ。
2日後、ミメイは放送に登場したアイテムを一通り揃え、登校する。
彼は悦に入るのも束の間、同じ思考に至っていたくらげを目撃してしまった。
カレーパンが彼女と被っていることを、男友達にあわあわと”弁明”するミメイ。
だが、ここで「なんだ、そうだったのか」とはならねえと思うぞ。
第1話でくらげは、ペンギンのキーホルダーがたまたま他の男子生徒と同じだっただけで、
「彼氏」がいると”噂”になっていたわけだからな。
学内でも特に周りの目を気にせずに二人で会話し、そのうえで「これ」ときたら、
くらげとミメイの関係は、もう「周知の事実」になっているのではないかと思われる。
体育の時間になると、靴下まで被っていることが判明。
「ペアルック」、というやつだ。お前ら”バカップル”かよ!ヒュー!!!
ここで俺がくらげに”感心”したのは、焦っているミメイの様子を察し、
自分の靴下をくるぶし方向に巻き付けた「ドーナツ」状態を作って、模様を隠したことだ。
我が強い彼女のことなので、
「アテクシ、ミメイくんの彼女ですけど」と”匂わす”のではないかと思ったが、
やはりそこは気を遣ってくれるあたり、”優しい”な・・・
そして、二度あることは三度ある。限定品のノートまで、二人のお互いに入手していた。
ここでのくらげのボケは、”過去最難関”だ。
「マラドーナ」は社長とかの名前で、「ディエゴスティーニ」は”誤植”だと最初は思った・・・
俺はキッズ時代、”ディアゴスティーニ”が買える大人になりたいと思っていたので、
この「伏兵」に、予定外の”精神的打撃”を食らってしまったぜ・・・
気を取り直して、くらげは「ムン」と”不満”そうな様子だ。
その理由は直後に分かる。
なんと、彼女は同じノートを”2冊”持っているではないか。
1冊を自分に渡すつもりだったのではないかと、ミメイは”ドキリ”。
しかし、くらげは「なっちにあげるつもりだった」と、素っ気なく言ってのける。
だが、よく見ると彼女の耳には線が何本も引かれているではないか。
──赤くなっている、ということだ。
この現象は、くらげが風邪から復活したとき回以来か?描写が細けえな・・・
ということで、彼女の”嘘”を”既成事実”にするため、なっちの店へ向かうことになった。
喫茶アカバネに到着すると、そこは”事件・事故”の存在を疑ってしまうほどの”廃墟”と化していた。
なっちは、リスナー甲子園の結果に相当落ち込んでいるようだ。
たしか、えびのおすしの初登場回で、
ヘイトフルエイト、うなぎポテト、バトルえんぴつといった決勝進出組と並んで、
名前を挙げられていたのがバットばつ悪だった。
このことから、リスナーの間でも、”優勝候補”に数えられるほどの評判だったことが推測できる。
それが蓋を開けてみれば、今回は良いところなしで「準決勝敗退」。
そのショックは、計り知れないだろう・・・
と思っていたが、なっちはくらげに「付け耳姿」を要求し、”完全復活”した。
ノートを受け取ったなっちは、今週は店を”臨時休業”していたと語る。
ここで疑問があるのだが、もしかして負けてからずっと店を閉めていたのか?
なっちの収入が心配になってきてしまう。
この人はやはり、本来働かなくても”贅沢三昧”できる”上級国民”なのだろうか。
だが、そんなことよりも、もっと気になるのが休業中の過ごし方だ。
「サプライ」のくだりからして、くらげがなっちの元を訪ねたのは”アポなし”だろう。
ということは、なっちはそれまで毎日、長時間カウンターに突っ伏していたというのか。
店内の”荒廃”を完全に放置したまま・・・
”蜘蛛の巣”が張っている飲食店というのは、”衛生的”に嫌すぎるので、
あれは”パーティーグッズ”だと思いたい・・・
だが、そうだとしても、わざわざこんな空間を作り出して、
くらげに慰めてもらえるのを”日単位”で待っていたことになる・・・
赤羽ナツという人間の”狂気”を、垣間見た瞬間だった・・
そんな”バックグラウンド”には気が付くこともなく、くらげとミメイは”意気衝天”だ。
今回の主題である「お揃い」にちなんで、
「自分が優勝するから、景品はお揃いじゃない」と言い合い、お互いに心の炎を燃やす。
未来に向かって邁進する”爽やかな人間性”・・・
なぜこの”輝かしい二人”に、なっちとかイチスレイチアンみたいなのが寄ってくるのか。
最終ページにて、なっちはくらげの”本来の意図”に気付く。
まあ・・・いくら月ミドの放送で出てきたからといって、
大人にプレゼントするにあたって「ノート」は、そもそも選択肢として出てこないからな。
流石、水尾海月への”愛が深い”女だ。”勘が鋭い”。
もとより、”光”と”闇”は「相反する関係」・・・横になりましょうか。
喫茶アカバネの臨時休業は、”延長”、だな。




