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第10話感想

扉絵には、前回入手した月ミドの記念ステッカーを眺めるくらげが描かれている。

ステッカーを持っていないほうの手には、食べかけのアイスキャンディー。

それだけなら何の変哲もない”可愛いだけの一枚絵”で終わるが、

後ろの冷蔵庫には「くらげつまみ食い禁止!」の張り紙が。


わざわざ”名指し”で注意されるあたり、どう考えても”常習犯”である。

まったく、本当に彼女はよく物を食べる。

第7話でも、近所へ牛乳を買いにおつかいを頼まれただけだったのに、

コンビニで買い食いをし、公園でお菓子パーティーを開いていたわけだし、

帰宅後はもしかすると「どこで道草を食ってたのか」と家族に怒られていたのではないか?

張り紙一つ加えるだけで、くらげの”家庭での様子”まで手に取るように想像できるとは。

その”細部の遊び心”に、俺も1ページ目から感心するばかりだ。


その扉絵が示すとおり、今回は前回から”地続き”の話となっている。

傘を差さずに走っていた自分たちの姿をロングホープスの二人に目撃され、

さらに月ミドの放送で「カップル」扱いされた翌日。

学校のくらげの様子に、明らかな異変があった。

顔を赤らめ、ボケも挟まず、当たり障りのないことしか言わない。

これではまるで「普通の女の子」ではないか。


まさかあの放送に、そこまで”動揺”していたとはな・・・

くらげなら、少なくとも表向きは取り繕い、のらりくらりと躱しそうなものだが・・・

ここはミメイを茶化すタイミングだろう。

ヒュー!!!お前、くらげに「男」として滅茶苦茶意識されてんぞ!!!

・・・「ヒュー」という”正しい日本語”を覚えたので使ってみました。


俺のような読者とは違って、ミメイはどこまで行っても”真面目な男”だ。

「ふわふわして可愛い」と評されるくらげの姿に浮かれることもなく、

ただひたすらに「あの放送のことは気にしないで」と伝えに行く使命感に駆られている。

日直として働くくらげを見かけた瞬間、

ミメイはためらわずにその作業を手伝うことを申し出て、話を切り出そうとした。

そして、ふとした拍子に、二人の手が触れ合う。

その一瞬で、ミメイは気づいた。

──くらげには”熱”がある。


なんだよ!!!ミメイに”ドキドキ”してたんじゃなかったのかいっ!!!

俺はまたもヤマノエイにしてやられた訳だ・・・。

二人とも普通に登校してきたのだから、

てっきり昨日のずぶ濡れの影響は残っていないものだと思い込んでいた。


「馬鹿は風邪を引かない」──

この言葉が今のジャンプで最も似合う女が、ここに誕生だ。

ミメイに指摘されるまで自分の体調に気づかず、

時計が午後二時半を回るまで普通に授業を受けるだなんて、呆れる他にないだろう。

昨日あれだけ雨に濡れたのに、その足で寄り道してアイスを食べた結果がこれ、

という風邪の原因も酷い・・・。

「もし周りに誰もいない登校中に倒れていたら」と考えると”笑い事じゃねえ”ぞ・・・


”本物のクラゲ”と同じく”脳味噌”が”存在しない”のでは・・・

とさえ思わされるくらげとは対照的に、

ミメイの行動は驚くほど”鮮やか”だった。

常に持ち歩いているらしい”抗菌マスク”を迷いなく彼女に付けさせ、

そのまま即座に”保健室”へと連れて行く。

こうした”イレギュラーな状況”でも、彼は一切”卒がない”。

この”用意周到”さを見ていると、彼と一緒にいれば困ることなど無さそうだ。


くらげはベッドに横になると、少し余裕が出てきたのか、

早速いつものようにボケ始めた。

自分の様子の”異変”にミメイが気づいてくれたことを受け、

くらげは嬉しさを隠しきれない様子を見せ、彼への感情の強さをあらわにする。

だが──くらげ本人も心配していた通り、

彼女には”他人に症状を移すリスク”があったわけで・・・

”自分の至らなさ”を本気で”反省”してもらいたいところだ。


今回は、くらげが株を下げた分を補うかのように、ミメイが”荒稼ぎ”している。

一人ではまともに行動できる状態ではない彼女の帰路に付き添い、

「風邪が治るまで、おとなしくしておけ」と、読者の代わりに”注意”し、

「風邪が治るまで、自分もラジオを我慢する」と、彼女に寄り添う”優しさ”も忘れない。

そして、養護教諭が言う通りに、彼女の風邪が長引いたまま月ミドの放送日を迎えると、

彼は”約束”を守り、彼女の回復を祈って早くに眠りについた。

なんて”できた男”・・・”男の中の男”だ!


ミメイの”誠実な態度”は実を結び、学校には”完全復活”したくらげの姿が。

改めて「カップル」の件について話を切り出すと、

彼女は「してたっけ?そんな話」と、すっとぼける。

彼女は本当に”嘘吐き”だ。

熱があったにもかかわらず、2年前の月ミドの内容を覚えていたというのに。

ミメイはそれを真に受けて話を終わらせてしまったが、

俺たち読者はくらげの”赤く染まった耳”を見逃さないぞ。


何はともあれ、これで”一段落”と思いきや、今回は珍しく”次回への引き”があった。

教師から休んでいた間の”小テスト”を行うと言われて、色を失うくらげ。

この一連の”体たらく”では、”学力”のほうも”お察し”だろう。

またしてもミメイが”救いの手”を差し伸べることになりそうだ・・・


さて、こんな”自業自得の馬鹿女”を真似する人間はいないと思うが、

風邪は俺たちにとっても”他人事ではない”。

現在、残暑が長引いた帳尻を合わせるかのように、急激に”寒くなっている”。

「季節の変わり目は体調を崩しやすい」とよく言われる通りだ。


対策としては、規則正しい生活、バランスのとれた食事、適度な運動などが挙げられるが、

”気温の変化”が”自律神経”に大きな影響を与えている以上、

「服装での体温調節」も”重要なポイント”の一つになってくるだろう。

俺としては、気軽に着脱が可能な「ルームベスト」を”部屋着”に”オススメ”するぜ!!!

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