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雨の感じ方




少しだけ、前に傾けて

雨の日に傘をさす

誰かの顔を見なくてすむから

傘に感じる雨音は

誰かの心の声のよう


人は自分の重さを感じたくて

傘をさすのかな

何かから自分を守りたくて

傘をさすのかな


大きい傘は支えられないから

これくらいがちょうどいい

こんな傘だって

雨や風はしのいでくれる


うつむいて、ながめる水たまりに

空は今日も広がっている

ふみ込む勇気さえあれば、きっと

雲にだってのれるのに


強く感じていた風も

傘をたためば、そよ風に

しずくもいつか、かわいていくから

そっとしまって、また歩き出そう



























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― 新着の感想 ―
『傘に感じる雨音は 誰かの心の声のよう』という言葉が胸に響きました。 傘は雨風をしのぎ、時にうつむく顔を隠して。 そして、空は見上げるばかりでなく、水たまりに映る空もあって。風はやがてやわらぎ、雨の…
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