表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『チョコレートの割合』

作者: 謎猫

チョコっぽい物(作品)を。

料理なんてしない私が唯一キッチンに立つ日。

そう! バレンタイン前です!

手作りチョコレートの為に♪


「はい、これあげる♪」

「おっ! ありがとなっ!」


前日から試行錯誤して作ってみたのですが

朝方になってもチョコレートが固まらず

急遽ですが、朝に生チョコ風にアレンジして

ココアパウダーに沈めて誤魔化しました。


「えへへっ♪(///)」

「うん? 火傷でもしたのか???」

「あっ・・・ これ? ちょっとね(汗)」

「わざわざありがとうな(喜)」


実は左手首に包帯を巻いていたのが

袖の隙間から見えてしまったらしく

気付かれてしまいました・・・


「ねぇ♪ 食べてみてよ♪」

「今ここでか?」

「上手く作れたか分からないから」

「まぁ、小腹も空いているし良いか」


そう言って、彼はラッピングを剥がし

小箱の蓋を開けると中には4種類の包みが

横一列に並んで入っております♪


「左から順に食べて欲しいかな~♪」

「左から?」

「うん♪」

「・・・ちなみに、この5%って何だ?」


4つの包みには、それぞれパーセント表示をしており

左から5%・10%・20%・40%となっております。


「リキュールじゃないから大丈夫だよ」

「・・・酒じゃない」

「うん。 だから大丈夫だよ」

「な、なにが大丈夫なんだ?(怖)」


あれ? 意外と勘が良いのでしょうか?

何も疑わず、喜んで食べてくれると思ったのですが・・・


「頑張って作ったのに食べてくれないの?」

「・・・なぁ? 左手の怪我って火傷ではないよな?」

「えぇ~? ちょっとした軽い怪我だよ?」

「もしかして、切り傷じゃないよな?」


袖から一瞬しか見えてないハズなのに

その包帯を見ただけで的確に詰めてきますね・・・(困)


「い、良いから食べてよ(圧)」

「・・・これ、含有量とかじゃないよな?」

「えっ?」

「食品以外の物、入れてないよな?(汗)」


これは・・・

手首の包帯が見えてしまった事。

並べたチョコにパーセント表記した事。

そして、彼が意外と勘の良い人間だった事を

見極められなかった私のミスですね。


「むぅ(悩)」

「それで・・・ このパーセントは何なんだよ(怖)」

「あ、愛情だよぉ・・・(汗)」

「一体、何の愛情だよ!?(泣)」


結局、バレてしまったので・・・

次回は、気付かれないように注意しなきゃですね。

あっ! 誤解の無いように言っておきますがっ!

これはフィクションですっ!

都市伝説ですっ!

愛情については、企業秘密でございますっ!(汗)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ