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5話

一体美和先輩は、何を言っているのだろうか?部活の活動がない?そんなことありえるのか。文芸部何だから本読んだりとか、作文書いたりしないの?やっぱりこの部活絶対おかしい!


「あの、美和先輩ないってどう言うことですか?」

「そのままの意味よ」

「いや、そのままの意味って答えになってません」

「侑大くん、説明しなきゃだめ?」


ドキッ!!


可愛い!!!!めちゃくちゃ可愛い!!!!やばすぎだろ!!!!!!

あの、人を誘惑しそうな笑みとかやばすぎだろ!さっきから、旨の高鳴りがとまらないんだが!


おっと。だまされる所だった。美和先輩の前では油断も隙もない。いったいあの笑みで、何人の男子を虜にしてきたのか考えただけで恐ろしい。


「ふふ、また私に見惚れちゃったのね」

「見惚れてません」


ふぅ、美和先輩の相手をしていると疲れる。そんなことより、さっきの話の続きを聞かないと


「それで?説明してくれますよね?」

「わかったわ、説明してあげる」


やっと本題に入るのか。


「そもそも私が入部した時から活動がなかったのよ。昔はあったそうなのだけど」

「…………なるほど」


つまりこの部活は、ここ数年で何もしない部になりさがったと言うことか。


「それで顧問の先生は?」

「顧問の先生はいるわよ。名前は白川って言うの」


それ俺の担任じゃないか。たしかにあの、やる気のなさそうな先生だったら部活の活動してなくても何も言いそうにないな。


「どうしたの?」

「白川先生って俺の担任なんですよ」

「そうなの?よかったわね」


お〜、美和先輩によかったと言われる程の先生なのか。やっぱりかなりい先生なのか?だがその期待は、美和先輩の次の発言で裏切られることになる。


「だって白川先生ほぼ何もしなもの」

「何もしないって?」

「そのままの意味よ。学校行事は生徒に任せて自分は寝てたりしてるのよ」

「は?」


やばすぎだろ!生徒に任せて寝るって、どう言う神経してるんだよ!

流石に授業は、ちゃんとしてるんだよな?


「白川先生って何の教科の先生なんですか?」

「生物と科学よ」

「ちゃんと授業してるんですか?」

「してるわよ」


ちゃんと授業はする先生なんだな。まぁそうしないと上から文句言われたりしそうだしな。


「話は戻りますけど、これまで部員先輩一人だったんですよね?何してたんですか?」

「本を読んだり寝てたりしてたわ」

「……そうですか」


まぁ一人だったらする事なんて限られてるよな。美和先輩はずっと一人で孤独に過ごしていたのか?


「でも、それも今日までね。侑大くんが入ってきたから、いろいろな事ができるわ」

「それはよかったですね」

「まずはこれからしましょう」


そう言って先輩が出したのはオセロだった。いやなんで?本当。文芸部なのにオセロって普通ありえないからね?


「何故文芸部なのにオセロをするんですか?そう言うのはボードゲーム部とかじゃないんですか?」

「細かいことは気にしなくていいのよ。さぁ始めるわよ」

「いや、やりませんから」


別に負けるのがいやだからじゃないからね!


「それは、ここは文芸部だかで………」

「ふぅん、負けるのが怖いんだ?」

「怖くありません!」

「じゃあ、どうしてやらないの?」

「だから、ここは文芸部で!」

「ふぅん、そうやって言い訳ばかりして本当は負けるのが怖いんてわしょ?」


ブチ


「そこまで言うならやりますよ!そのかわり負けたってしりませんから」

「私が負けることなんてないわ」


かなりの自信だな。もしかて美和先輩めちゃくちゃオセロ強いのか?

それでも問題ないか、ただのオセロだし負けったて。






それからしばらくして


「また、…………負けた」

「また私の勝ちね。これで5勝0敗ね」


あれから、5回もして全部負けた。てか俺が弱いんじゃなく美和て先輩が強すぎるのでは?


「はいはい。俺の完敗ですよ」


キーンコーンカーンコーン


「下校時刻のチャイムもなりましたし、俺は帰りますね」

「待ちなさい」


帰ろうとしたところを美和先輩に呼び止められた。

美和先輩の顔を見ると笑っていた。やばい!俺の体が危険だと言っている。


「ハハ、なんですか美和先輩?」

「フフ、オセロに負けたんだから、罰を受けないといけないわよね?」


美和先輩は、人の悪い笑顔で言ってきたのだった。


今日もう1話登校します。


評価よろしくお願いします。

ブクマもよろしくお願いします。


最近桜も開花して綺麗ですよね

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