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智則に連れられて、駅前のカフェに来ていた。


「それで、俺に相談したい事って?」

「まぁ待てよ。取り敢えず何か注文しようぜ」


そう言って智則は、ミルクティとコーヒーを注文していた。


「侑大はコーヒーでよかったよな?」

「ああ」


少しの間無言の状態だった。


俺は智則から話してくるのを待つことした。智則は、自分から話すと言ったので、待ってやるべきだと思ったからだ。


「お待たせしました。コーヒーとミルクティです」


注文していた飲み物がきた。


「やっぱ朝はミルクティだな!」


智則は、ミルクティを飲んでそう言った。


「侑大も遠慮せずに飲めよ」


そう言われて俺もコーヒーを飲んだ。


「・・・・美味しいな」

「そうか。ならよかったぜ」


コーヒーを嫌いと言う学生は多いいが、俺は嫌いではない。この苦味がちょうどいいのだ。


「それで、相談したいことなんだが・・・・」

「・・・・」


智則が言う気になったようだ。


「美沙の事なんだ」

「・・・・」


そうきたか・・・・・・・・


「おいおい。無反応じゃなくて、何か反応してくれよ!」

「・・・・悪い」


智則が言っている美沙とは、智則の幼馴染の神凪美沙のことだ。俺も少し話した事があるが、すごく明るい子だ。


「それで?神凪さんにでも告るのか?」

「何でそうなるんだよ!」

「・・・・ちがうのか?」

「違うわ!」


どうやら告る訳ではないようだ。智則は、ただの幼馴染だと言っているが、俺から見たらただの付き合っている男女にしか見えない。


「じゃあ何の相談なんだよ?」

「実は今週美沙の誕生日なんだ」

「それで?」


だいたい何を相談したいのか分かった。


「侑大に相談したいのは美沙の誕生日プレゼントについてだ」

「・・・・」


やっぱりか・・・・


「そう言うのは自分で決めた方がいいんじゃないか?」

「俺も最初はそう思ったよ。でも美沙が欲しい物がわからないんだよ」

「別に何でもいいと思うけどな」

「おいおい、ちゃんと考えてくれよ〜」


本当に智則が選んだ物なら何でも喜びそうだと思うんだがな。


「アクセサリーとかでいいんじゃないか?」

「アクセサリーか〜」


智則はそう言って考え混む。


「・・・・よし決めた。アクセサリーにする」


どうやら決まったようだ。


「ありがとうな侑大」

「いや、俺は別に・・・・」

「さすが俺の親友だぜ!」


そう言って智則は笑った。


親友か・・・・・・・・


そんな事言うのは智則お前だけだよ。


「よし学校行こうぜ!」

「・・・・そうだな」


そう言って俺と智則は、カフェを出て学校へと行くのだった。


今日あと1話投稿します。

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