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25話

たこ焼きを食べ終えた、俺達は映画館に来ていた。


「映画を見る前にポップコーンでも買いますか?」


やはり映画を見る時は、ポッコーンと飲み物は必須だ。


「そうしましょう」


俺と美和先輩は、ポッコーンを買いに向かった。


「結構並んでますね」

「そうね」


20分ほど待つとようやく順番がまわってきた。


「ポッコーンは何味にしますか?」

「そうね・・・・・・・・」


お〜美和先輩が迷ってる。


「ちなみに侑大くんのオススメはなにかしら?」

「そうです・・・・」


正直言うと、俺もこれがめちゃくちゃ好きと言うのはない。


キャラメル味は甘くて美味しい。塩味はあっさりしていると言うか何と言うか、まぁ美味しい。


「甘いものが食べたいならキャラメル味ですね。あっさりしたのを食べたいなら塩味ですね」

「そう。どっちにしようからしら」


1分ほど考えて決まったらしい。


「キャラメルにするわ」

「そうですか」


その後ドリンクも一緒に注文し、お会計を済ませた。


「さて、そろそろ入りましょうか」

「そうですね」


俺と美和先輩はチケットを見せ、上映される部屋へと向かった。


「楽しみね」

「そうですね」


俺も実際楽しみなのだ。


部屋へ着くと、とっていた席へと向かい座った。まだ上映には少し時間がある。


「さて、ポッコーンを食べましょうか」


そう言って美和先輩は、ポッコーンを食べ始めた。


「うん。美味しいわ」

「それはよかったです」


美和先輩が美味しそうに食べている。ただ食べているだけなのに、本当に絵になる人だな・・・・・・・・


「侑大くん。食べないの?」

「・・・・食べますよ」


俺もポッコーンを食べた。


美味しい。キャラメル味など久しぶりに食べた。この絶妙な甘みがいい。


「フフ、侑大くん美味しそうに食べるわね」

「・・・・」


俺は少し顔が赤くなるのを感じた。


「あまりジロジロ見ないでください」

「どうして?侑大くんは私の事ジロジロ見てたじゃないの」

「!?」


まさかきずかれていたとは思わなかった。今度からは気おつけよう。


「・・・・そろそろ映画が始まるので静かにしてください」

「フフ。逃げたわね」


無視だ。無視。何を言われても言い返したら負けだ。


「可愛いわね」


最後にそう言って、美和先輩は、スクリーンの方へと視線を向けた。


それから5分程して映画が始まった。


『君は桜のようにキレイでした』と言う映画は主人公とヒロインが出会い共に過ごして行くと言う物語だ。


この映画の最大のポイントは泣ける映画と言うことだ。元々は感動できる小説として有名だったのを映画化したのだ。


もう終わりへと差し掛かった所ら辺からまわりの人が泣いてたりする。確かに感動はしたが、俺は泣かなかった。


美和先輩はどうだろうと見てみると・・・・ただスクリーンへと視線をやっていた。


映画が終わると、まわりから、面白かったねとか感動したとか言っている人が沢山いた。


美和先輩へそろそろ出ようと言おうとした時・・・・・・・・


「私も侑大くんとこんな恋してみたいたな」

「!?」


耳元で色気のある声で言ってきたのだ。


一瞬で顔が赤くなるのを感じた。俺は美和先輩の方へ顔を向けると、美和先輩は、妖艶な目で俺の目を見てきた。


しばらく見つめ合い・・・・・・・・


「そろそろ出ましょうか」


そう言って美和先輩は席を立ち上がり出口へと歩いて言った。


一体さっきの言葉はどう言う意味だったんだ?そう思いながら俺も美和先輩の後を追うのだった。


4話目です

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