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第六回 将軍奉旨討逆賊 諸侯座視双朝廷

高順は、長安の危機を救った英雄として、皇帝から破格の恩賞を与えられた。しかし、彼に与えられたのは、名誉ある官職と爵位だけで、実質的な権力や兵権はなかった。


「まあ、こんなものだろう。戦乱の世に生きた男の末路なんて、こんなもんだ」


高順は、自嘲気味に呟いた。しかし、彼の表情は、決して悲観的なものではなかった。むしろ、どこか達観したような、穏やかな笑みを浮かべていた。


高順は、与えられた官邸で、悠々自適の生活を送っていた。かつて戦場で共に戦った将兵たちが、時折、彼の元を訪れ、酒を酌み交わし、昔話に花を咲かせた。尤も本人は酒なぞ飲まないから飲む者の気持ちなど一切分からないがな。


そして何より、高順には、前世で共に生きた三人の妻がいた。彼女たちは、今世でも高順の妻となり、彼の傍で彼を支え、愛していた。


「あなた、少しは外にも出られたらどうですか?毎日毎日、家の中で茶ばかり飲んで…」


妻の一人、蔡琰は、高順に小言を言った。


「昭姫、俺は今、とても幸せなんだ。お前たち三人がいて、うまい酒と肴があれば、他に何も望むものはない」


高順は、蔡琰の言葉を軽く受け流し、酒を煽った。


「それに、今世では、もう少し家族を増やそうと思っているんだ。お前たちだけじゃ、少し寂しいからな」


高順の言葉に、蔡琰は頬を赤らめ、そっぽを向いた。

高順は、今世では、前世で叶えられなかった夢を叶えようとしていた。それは、愛する妻たちと、たくさんの子供たちに囲まれ、穏やかに暮らすことだった。


戦乱の世は、まだ終わらない。しかし、高順は、そんな世の中とは無縁の場所で、愛する者たちと、穏やかな日々を送ろうとしていた。


しかし、高順は、長安の現状を憂いていた。長年の戦乱と董卓の暴政によって、長安は荒廃し、民は飢えと貧困に苦しんでいた。


「このままでは、長安は滅びる。何か手を打たねば…」

高順は、そう呟き、長安の復興に向けて、自ら行動を起こすことを決意した。


まず、高順が着手したのは、食糧問題の解決だった。彼は、長安周辺の荒廃した農地を再開発し、民に耕作させることを提案した。


「民よ、共に荒れ地を耕し、豊かな実りを手にしようではないか!国は、農具と種子を貸し与え、収穫物の一部を分け与える。飢えに苦しむ者は、我と共に立ち上がれ!」


高順の呼びかけに応じ、多くの民が荒れ地の開墾に協力した。高順は、自らも鍬を手に取り、民と共に汗を流した。


次に、高順は、軍事力の増強にも着手した。彼は、平時は農民として耕作に従事し、戦時には兵士として戦う兵農一致の制度を導入した。


「民よ、剣を鍬に持ち替え、農地を守り、国を守る兵士となれ!国は、お前たちに武術を教え、武器を与える。お前たちの家族には、税の免除を与えよう!」


高順の呼びかけに応じ、多くの民が兵士として訓練を受けた。高順は、彼らを率いて、定期的に訓練を行い、戦力向上を図った。


高順の政策は、徐々に成果を上げ始めた。荒廃した農地は豊かな実りをつけ、民の生活は安定した。兵士たちは、高順の指導の下、精強な軍団へと成長した。

高順の活躍は、長安の民に希望を与えた。彼らは、高順を英雄として崇め、彼の政策を支持した。


高順は、長安の復興と軍事力の増強を同時に実現し、後漢王朝の再建に大きく貢献した。彼の名は、長安の民の心に深く刻み込まれた。


高順が長安の危機を救い、束の間の平和が訪れたのもつかの間、新たな火種がくすぶり始めていた。


張済は、董卓の残党でありながら、朝廷に恭順の意を示していた。しかし、司徒王允は、張済を信用せず、無実の罪を着せて処刑してしまった。この王允の行動は、西涼の軍閥たちに衝撃を与え、彼らの間に不信感を広げることになった。


「王允様、どうかお考え直しください!張済殿は、すでに恭順の意を示しておられるのです!」


高順は、王允に必死に訴えた。


「高順殿、お前は甘すぎる。董卓の残党など、信用できるはずがない。奴らは、いずれ我々に牙を剥く。今のうちに、根を絶っておくのが最善なのだ」


王允は、高順の言葉に耳を貸さず、冷たく言い放った。


「しかし…」


高順は、なおも何か言おうとしたが、王允はそれを遮った。


「もうよい。儂の決定は変わらん。お前は、余の命令に従っていればよいのだ」


王允の傲慢な態度に、高順は失望した。彼は、王允が長安の安定を真に願っていないことを悟った。

さらに、張済の族子である張繍は、叔父の死に激怒し、漢朝に対して叛旗を翻した。彼は、段煨が守る南陽で独立勢力となり、長安の朝廷を脅かす存在となった。


「王允め、よくも叔父上を…!こうなったら、徹底的に戦ってやる!」


張繍は、復讐を誓い、兵を挙げた。


一方、西涼では、董卓の死後、大小十もの軍閥が割拠し、西涼の覇権を巡って争いを繰り広げていた。彼らは、互いに牽制し合い、統一への道は険しかった。


「高順殿、西涼の情勢は、ますます悪化しております。このままでは、長安にも影響が及ぶでしょう。」


配下の将が、高順に報告した。


「分かっている。だが、王允殿は、西涼の軍閥どもなど、恐れるに足りぬと豪語しておられる。もはや、彼に何を言っても無駄か…。」


高順は、深い溜息をついた。


「ならば、私が動くしかない。長安の安定と西涼の平定のため、この身を捧げるまでだ」


高順は、心の中で呟いた。彼は、自らの手で長安を安定させ、西涼を平定することを決意した。

高順は、まず、張繍との対話を試みた。彼は、張繍に書簡を送り、朝廷への恭順を促した。


「張繍殿、あなたの怒りは理解できます。しかし、このまま戦乱を続けることは、誰も幸せにしません。どうか、私と共に、長安の安定と後漢王朝の再建に力を貸してください」


高順の誠意ある言葉は、張繍の心を動かした。張繍は、高順との対話に応じ、和平交渉が始まった。


一方、西涼では、高順の動きを警戒する軍閥たちがいた。彼らは、高順が西涼に介入することを恐れ、密かに同盟を結び、高順に対抗しようとしていた。


「高順め、西涼にちょっかいを出そうというのか。許さんぞ!」


西涼の軍閥たちは、高順を敵とみなし、警戒を強めた。


高順は、長安と西涼の二つの火種を抱えながら、新たな戦いに身を投じようとしていた。


高順は、西涼の混乱を収拾するため、大胆な戦略を実行に移した。彼は、まず、郭援、馬騰といった有力な軍閥と手を結び、他の軍閥を次々と討伐していった。


「郭援殿、馬騰殿、我々と共に、西涼の平和を取り戻しましょう。このままでは、戦乱は終わらない。民は苦しみ、国は衰退するばかりです」


高順は、郭援、馬騰に呼びかけた。


「高順殿の言葉、しかと承知いたしました。我々も、この混乱を収めたいと願っております。共に戦いましょう」


郭援、馬騰は、高順の呼びかけに応じ、同盟を結んだ。


高順、郭援、馬騰の連合軍は、圧倒的な勢いで西涼の各地を転戦し、抵抗する軍閥を次々と打ち破っていった。高順の卓越した軍略と、郭援、馬騰の勇猛な武勇が融合し、連合軍は無敵の強さを誇った。


そして、最後に残ったのが、西涼最強の軍閥、韓遂だった。韓遂は、高順らの連合軍を迎え撃つため、全軍を挙げて決戦に臨んだ。


「高順、貴様らの好きにはさせぬ!この西涼は、我が韓遂が治めるのだ!」


韓遂は、激昂して高順らに襲い掛かった。


しかし、高順らの連合軍は、韓遂軍を圧倒した。高順は、巧みな戦術で韓遂軍を翻弄し、郭援、馬騰は、その武勇で敵兵を蹴散らした。


「もはや、これまでか…」


韓遂は、高順らの前に膝をつき、絶命した。


韓遂の死により、西涼の軍閥はほぼ壊滅し、高順は西涼の覇者となった。彼は、西涼の統治を確立し、長安の朝廷に報告した。


「陛下、西涼の混乱は収まりました。今後は、西涼の復興に尽力いたします」


高順の報告に、皇帝劉協は安堵し、高順の功績を称えた。


高順は、西涼の復興に力を注ぎ、荒廃した土地を再生させ、民の生活を安定させた。彼の統治の下、西涼は再び活気を取り戻し、後漢王朝の重要な拠点となった。


高順の西涼平定は、後漢王朝にとって大きな転換点となった。西涼は、長年にわたる戦乱で荒廃し、民は疲弊していた。しかし、高順の卓越した統治の下、西涼は急速に復興し、後漢王朝の重要な拠点となった。


高順は、西涼の統治にあたり、馬騰の存在を重視した。馬騰は、光武帝以来の血筋であり、西涼の民から厚い信頼を得ていた。高順は、馬騰を西域都護に任じ、西域貿易の利権を確保させた。


「馬騰殿、西域は広大であり、多くの資源が眠っております。西域との貿易を活性化させることは、西涼の復興だけでなく、後漢王朝全体の繁栄にも繋がります。どうか、西域都護として、その手腕を発揮してください」


高順は、馬騰に語りかけた。


「高順殿、私にそのような大役を任せていただけるのですか。光栄の至りです。必ずや、高順殿の期待に応えてみせます」


馬騰は、高順の言葉に感激し、西域都護の職を快く引き受けた。


馬騰は、西域との貿易を積極的に推進し、西涼に莫大な利益をもたらした。西域から運ばれてくる珍しい品々は、長安の貴族たちを魅了し、西涼の経済を活性化させた。


高順は、馬騰の活躍を喜び、彼を厚遇した。馬騰は、高順の信頼に応え、西涼の統治に尽力した。


高順と馬騰の協力関係は、西涼の安定と繁栄に大きく貢献した。西涼は、後漢王朝の重要な拠点として、その地位を確立した。


しかし、高順は、西涼の安定に満足することなく、さらなる高みを目指していた。彼の視線は、まだ見ぬ西域の地へと向けられていた。


高順は西涼の安定を確立した後、洛陽へと赴いた。洛陽は、かつて後漢王朝の首都として栄えた都市であったが、董卓の暴政と戦乱によって荒廃し、その面影は失われていた。


「この洛陽を、再びかつての都へと蘇らせる。それが、私の使命だ」


高順は、荒れ果てた洛陽の街並みを見ながら、心に誓った。


高順は、洛陽の復興に全力を注いだ。彼は、まず、荒廃した住居や施設の修復を行い、民の生活基盤を再建した。次に、周辺地域からの食糧調達を急ぎ、飢えた民への食糧配給を始めた。


高順の尽力により、洛陽は徐々に活気を取り戻し始めた。民は、高順を慕い、彼の復興事業に協力した。


洛陽の復興を進める一方で、高順は東の情勢にも注意を払っていた。当時、東方では、袁紹、曹操、袁術といった群雄が割拠し、覇権を争っていた。


「東の情勢は、ますます緊迫している。このままでは、再び戦乱が起こるだろう」


高順は、東方から届く情報に、危機感を募らせていた。


高順は、洛陽の復興を急ぎつつ、東方の情勢を注視していた。彼は、再び戦乱が起こる前に、何か手を打たねばならないと考えていた。


高順が洛陽の復興に尽力する中、東方では袁術が勢力を拡大していた。しかし、この時点では、袁術はまだ皇帝を称しておらず、孫堅を従えていた。


袁術は、洛陽を新たな拠点と定め、天下統一を目指していた。彼は、孫堅率いる精強な軍勢を背景に、洛陽に進軍し、高順に戦いを挑んだ。


「高順よ、洛陽は我が袁術がいただく!お前は、この洛陽から立ち去るがいい!」


袁術は、高順に高圧的な態度で迫った。


「袁術殿、洛陽は後漢王朝の都だ。誰にも渡すわけにはいかない。お引き取りいただきたい」


高順は、袁術の要求を拒否し、戦いの準備を始めた。

袁術軍は、兵力では高順軍を上回っていた。しかし、高順は、洛陽の地形を熟知しており、それを活かした防御陣形を敷いた。彼は、洛陽の城壁や建造物を巧みに利用し、袁術軍の攻撃を食い止めた。


一方、高順軍の兵士たちは、高順への信頼と忠誠心に燃えていた。彼らは、高順の指示に従い、勇敢に戦い、袁術軍に大きな損害を与えた。


「孫堅殿、貴殿は勇猛な武将。このような戦いは、貴殿の力を無駄にするだけだ。どうか、私と共に、後漢王朝の再建に力を貸していただきたい」


高順は、孫堅に呼びかけた。


しかし、孫堅は、袁術の命令に従い、高順軍と戦った。孫堅率いる精強な軍勢は、高順軍を苦しめた。


高順は、孫堅との戦いに苦戦しながらも、巧みな戦術と兵士たちの奮戦により、袁術軍の猛攻を凌ぎ切った。そして、高順軍は、袁術軍に反撃を開始し、ついに袁術軍を洛陽から撤退させた。


「もはや、これまでか…」


袁術は、敗北を認め、洛陽から撤退した。


高順は、洛陽を守り抜き、袁術軍を撃退した。彼の活躍は、洛陽の民に希望を与え、後漢王朝の権威を再び示すこととなった。


しかし、高順は、袁術の背後に潜む、さらなる脅威を感じていた。彼は、東方の群雄割拠が、後漢王朝の命取りになることを悟っていた。


高順が洛陽を袁術の軍勢から守り抜いた数ヶ月後、事態は急変した。袁術は、洛陽に残された玉璽を手にすると、ついに自らを皇帝と僭称し、「仲王朝」の建国を宣言したのだ。


「天は我を見放さなかった!この玉璽こそ、天命が我にある証!我こそ、真の皇帝なり!」


袁術は、玉璽を高々と掲げ、周囲に宣言した。


この袁術の行動は、東方の群雄たちに衝撃を与えた。彼らは、袁術の暴走を非難し、袁術討伐の動きを見せ始めた。


孫堅もまた、袁術の行動に激怒した一人だった。彼は、袁術の野心に失望し、完全に袂を分かつことを決意した。


「袁術殿、貴殿はもはや、私の知る袁術殿ではない。貴殿の野望に、私は付き合えぬ」


孫堅は、袁術に決別を告げ、軍を率いて袁術から離反した。


袁術は、孫堅の離反に動揺したが、皇帝としての野望を捨てようとはしなかった。彼は、自らの勢力を拡大するため、周辺の群雄たちとの戦いを始めた。


一方、高順は、袁術の皇帝僭称と孫堅の離反を、洛陽で知った。彼は、袁術の暴走が、再び戦乱を招くことを確信し、憂慮した。


「袁術め、ついに皇帝を僭称したか…。もはや、彼を止める者はいないのか…」


高順は、深い溜息をついた。


高順は、洛陽の復興を進めながら、東方の情勢を注視していた。彼は、袁術の暴走を止めるため、そして後漢王朝の再建のため、自らが動く時が来たことを悟っていた。


袁術が洛陽で玉璽を拾い、数ヶ月後に帝位を僭称したことは、瞬く間に諸侯の知るところとなった。この袁術の行動は、彼らの間で激しい非難の嵐を巻き起こした。


特に、袁紹は激怒した。彼は、袁術の行為を「逆賊の所業」と断じ、諸侯に袁術討伐を呼びかけた。


「袁術め、ついに狂ったか!天子を差し置いて、自ら皇帝を名乗るとは、言語道断!このような逆賊は、許しておくわけにはいかん!」


袁紹の呼びかけに応じ、曹操、劉備、孫堅など、多くの諸侯が袁術討伐に賛同した。彼らは、袁術の暴走を止めるため、連合軍を結成し、袁術討伐の準備を始めた。


「袁術め、思い上がった真似を!我々が、天子の名の下に、奴を討ち滅ぼしてくれる!」


諸侯たちは、袁術討伐に燃え、それぞれの軍勢を率いて袁術討伐へと向かった。


高順もまた、袁術の行動を深く憂慮していた。彼は、袁術の暴走が、再び戦乱を招き、後漢王朝の再建を阻害することを恐れていた。


「袁公路、貴殿は正しき道を歩まれた。自らを滅びへと導く道を、だ。死にたくば死ぬが良いこの高順が引導を渡す故!」


高順は、袁術に書簡を送り、自らの行いを悔い改めるよう促したが、袁術は聞く耳を持たなかった。


高順は、袁術討伐に参加することを決意した。彼は、洛陽の復興を進めながら、袁術討伐の準備を進めた。


「殺してやるから首洗って待ってろばーか!」


高順は、袁術討伐に向けて、静かに闘志を燃やしていた。


高順は、袁術討伐の命を受け、朝廷を代表して臨時の大将軍に任命された。彼は、袁術の暴走を止めるため、兵を率いて豫州へと向かった。


しかし、王允は、高順の出兵に消極的であり、十分な兵を送ろうとはしなかった。高順は、自軍のみで袁術軍と戦わなければならなかった。


高順は、自軍の兵力を最大限に活用するため、綿密な計画を立てた。彼は、土木兵などを含めた総勢五十万の兵を率いていたが、そのうち精鋭は十七万に過ぎなかった。


高順は、精鋭十七万の兵を温存し、残りの新兵を鍛える名目で連れて行くことにした。彼は、新兵を実戦で鍛えながら、袁術軍と戦うことを決意した。


「諸君、我々は朝廷を代表し、袁術討伐に向かう。袁術は、天子を侮り、自ら皇帝を僭称する逆賊だ。我々は、奴の暴走を止め、後漢王朝の権威を取り戻さねばならぬ」


高順は、兵士たちを鼓舞した。


「しかし、我々の兵力は、袁術軍に劣る。だが、恐れることはない。我々には、高順将軍がいる。高順将軍の指揮の下、我々は必ずや勝利を掴む!」


兵士たちは、高順への信頼と忠誠心に燃えていた。高順は、兵を率いて豫州へと進軍した。彼は、新兵を鍛えながら、袁術軍との戦いに備えた。


「新兵たちよ、これが戦場だ。恐れるな。高順将軍の指揮の下、勇敢に戦え。そして、生き残れ。お前たちは、後漢王朝の未来を担うのだから」


高順は、新兵たちに語りかけた。


高順軍は、袁術軍との戦いを開始した。高順は、巧みな戦術と兵士たちの奮戦により、袁術軍を圧倒した。新兵たちは、実戦で鍛えられ、次第に精強な兵士へと成長していった。


高順は、袁術軍を破り、豫州を制圧した。彼の活躍は、諸侯たちに衝撃を与え、袁術討伐の機運を高めた。




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