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第二十一回 世代揖譲之秋 将軍双肩担重任


*

司馬懿は、高順の動きを誘い出すために、陸遜の軍勢にさらなる圧力をかけた。彼は、陸遜の軍勢が限界に達し、高順が動かざるを得ない状況を作り出そうとしていた。


「陸遜の軍勢を徹底的に叩き潰せ。高順を動かすのだ」


司馬懿は、冷酷な声で命じた。


陸遜の軍勢は、司馬懿軍の猛攻に耐えきれず、徐々に後退を始めた。兵士たちの疲労は限界に達し、戦意も低下していた。


「もはや、これまでか…」


陸遜は、絶望的な状況に膝をついた。しかし、その時、高順はついに動いた。彼は、姜維に


密命を与え、密かに徐州へと兵を送った。


「姜維、お前には密かに徐州へ向かい、陸遜殿を支援してもらいたい。決して、敵に気づかれてはならない」


高順は、姜維にそう命じた。


「御意、大将軍。必ずや任務を遂行いたします」


姜維は、静かに答えた。


姜維は、精鋭部隊を率いて、夜陰に乗じて徐州へと向かった。彼の部隊は、司馬懿軍の目を欺き、陸遜の軍勢と合流することに成功した。


姜維の援軍を得た陸遜は、再び戦意を高め、司馬懿軍に反撃を開始した。


「全軍、反撃開始!姜維殿が援軍を連れてきてくれたぞ!」


陸遜は、兵士たちを鼓舞した。


姜維の巧みな戦術と陸遜の奮戦により、司馬懿軍は徐々に押され始めた。司馬懿は、予想外の援軍の出現に驚き、高順の動きを警戒した。


「高順め、ついに動き出したか…」


司馬懿は、静かに呟いた。


一方、高順は、魏延と張飛に伝令を出し、司馬懿軍を挟撃する準備を進めていた。


「魏延、高景、司馬懿軍を挟撃せよ。張飛、黄河を渡り、敵の退路を断て」


高順は、各戦線に指示を出した。


「おうし!行くぞ!」


魏延、高景、張飛は、それぞれ指示に従い、司馬懿軍への攻撃を開始した。


司馬懿軍は、蜀漢軍の挟撃を受け、混乱に陥った。彼は、高順の巧みな戦略に翻弄され、徐々に追い詰められていった。


司馬懿は、敗北を覚悟した。


「高順…、お前の読み通りだったか…」


高順は、ついに司馬懿を追い詰めることに成功した。しかし、彼の表情は晴れやかではなかった。彼は、この戦いがまだ終わっていないことを知っていた。


「司馬懿…、お前の野望は、ここで終わりだ」


高順は、静かに呟いた。


戦いは、まだ続く。高順と司馬懿の戦いは、蜀漢と魏の未来をかけた、壮絶な戦いへと発展していく。


司馬懿は、蜀漢との戦いで敗北を喫し、失意のうちに職を解かれた。しかし、彼の心には、再び立ち上がるための炎が静かに燃え続けていた。


司馬懿は、自宅の庭で静かに呟いた。


「このままでは終わらぬ…必ずや、再び天下を握って見せる…」


その間、魏では大きな変化が起きていた。曹真や宗室の諸将が相次いで死去し、曹真の息子の曹爽が実権を握り、朝政の大権を掌握したのだ。


曹丕以来、魏は皇族などの近親者を政治・軍事両面から遠避ける政策を採ってきた。遠縁の曹冏はこれを憂慮し、一族を登用して国家を守るべきと進言したが、曹爽はこの意見を採用しなかった。


「一族を登用するなど、時代遅れだ。私には、優秀な人材が揃っている」


曹爽は、自信満々に言った。


曹爽は、当初こそ司馬懿を父親のように敬っていたが、取り巻きの何晏らの提言で権力を独占しようと画策し、司馬懿を太傅という名誉職に祭り上げて、その権力を押さえ込もうとした。


「司馬懿殿、長年のご功労に感謝し、太傅の位をお贈りいたします。これからは、悠々自適にお過ごしください」


曹爽は、笑顔で言った。


「…ありがたき幸せ」


司馬懿は、内心を悟られぬよう、平静を装った。

しかし、司馬懿の軍事的実績は重く、その軍権はそのままだった。


一方、曹爽の取り巻きは、名声はあるものの実績が乏しかった。そこで、大功を立てようと蜀漢征伐を試みるが、険しい地形に阻まれて補給が滞り、蜀の王平の頑強な抵抗もあって失敗に終わった。


「なぜだ…なぜ勝てぬのだ…!」


曹爽は、苛立ちを隠せなかった。


その後、何晏らが政治を壟断したため、魏の政治は乱れることになった。


司馬懿はこの状況を憂慮し、また保身のため病気と称して引き籠ってしまった。


「自分は高齢である」


「もはや、わしは老いぼれ…」


司馬懿は、病床で弱々しく呟いた。


曹爽は、中央朝廷の大軍の指揮を自ら執り、これを迎え撃った。曹爽の大敗によって犠牲者も数万人以上となり、鄴に退却した。


「司馬懿殿…どうか、お力をお貸しください…」


曹爽は、藁にもすがる思いで司馬懿に助けを求めた。


「…もはや、わしに力はない」


司馬懿は、冷たく言い放った。


曹爽の取り巻きの一人である李勝が、荊州に赴任するに当たり司馬懿を見舞った時、司馬懿は重病を装い彼らを欺いた。


「司馬懿殿…お身体の具合はいかがですか…?」


李勝は、心配そうに尋ねた。


「…もう、だめじゃ…」


司馬懿は、死にそうな声で答えた。


曹爽、曹羲兄弟が皇帝の墓参りのお供をして出かけたのを見計らい、司馬懿は抱き込んだ郭皇后の命で兵馬を指揮して、洛陽の武器庫を占拠し城を閉門させ造反を起こした。


「これより、反乱軍を討伐する!」


司馬懿は、兵士たちに檄を飛ばした。


側近の桓範は、曹家所縁の許昌に拠って兵馬を募り、併せて食糧徴発権を持つ大司農の印章を提示して司馬懿との決戦を主張したが、先手を取られた曹爽は、


「私は富豪でいられるのならば、司馬懿に降伏してもいい」


と述べ、司馬懿から軍籍解任と引き換えに罪を許すと言われると、戦意を失い降伏した。



「私が悪かった…どうか、命だけは…!」


曹爽は、泣きながら懇願した。


「安心しろ。お前の命は奪わぬ」


司馬懿は、冷酷な笑みを浮かべた。


しかし司馬懿は曹爽兄弟を解任したばかりでなく、軟禁して徹底的な監視下に置き、食料の買出しさえも自由にさせなかった。そこで司馬懿に殺意があるのか窺う意味も込めて、食料の差入を申し入れると、すぐ食料が届けられたため、曹爽たちは安心した。


「やはり、司馬懿殿は我々を許してくださったのだ…」


曹爽は、安堵の息をついた。


しかし正月10日になり、宦官張当のという自白を根拠に、魏の皇室の分家筋の曹爽一族を警戒した司馬懿父子によって何晏らと共に謀反を企てた疑いで投獄され、即日三族皆殺しの刑に処せられた。


「曹爽らが3月に謀反を計画していた」


「…だましたな…!」


曹爽は、最期の言葉を絞り出した。


皇族曹氏の勢力はこれ以降衰退し、司馬懿の一族が事実上の支配権をもつことになった。


大将軍府の一室では、高順が共に老いた配下たちと、静かに昔を懐かしんでいた。彼らの顔には、長年の風霜が刻み込まれ、それぞれの目に、若き日の記憶が映し出されていた。


「あの頃は、本当に無茶ばかりしていたな。」


「はは、高順様も若かった。我々も、怖いもの知らずでした。」


彼らの脳裏には、かつて共に戦った仲間たちの姿が浮かんでいた。既に亡き郝萌、侯成、魏続、宋憲、魏越、成廉…。彼らは、高順と共に数々の戦場を駆け抜け、その名を歴史に刻んだ。


「郝萌は、本当に気の良い男だった。いつも皆を笑わせてくれた。」


「侯成は、酒が好きだったな。戦が終わると、いつも皆で飲み明かしたものだ。」


「魏続と宋憲は、いつも一緒だった。兄弟みたいだったな。」


「魏越は、豪快な男だった。戦場では、いつも先陣を切って突っ込んでいった。」


「成廉は、冷静沈着な男だった。どんな状況でも、決して慌てることはなかった。」


彼らは、亡き仲間たちの思い出を語り合い、静かに冥福を祈った。


そして、彼らは生きている仲間たちの話へと移った。張燕、張五、曹性、呉資、章誑、汎嶷、張弘、高雅、魏種、趙庶…。彼らは、今もなお高順と共に、蜀漢のために尽力していた。


「張燕は、相変わらず抜け目がないな。いつも敵の裏をかいてくれる。」


「張五は、本当に頼りになる男だ。どんな困難な状況でも、必ず道を切り開いてくれる。」


「曹性は、弓の名手だ。彼の矢は、百発百中だ。」


彼らは、互いの武勇を称え合い、共に戦った日々を懐かしんだ。


「あの頃は、本当に激しい戦いばかりだった。だが、皆がいたから、どんな困難も乗り越えられた。」


「高順様、我々は今も、高順様と共にあります。これからも、蜀漢のために戦いましょう。」


彼らは、互いの絆を確かめ合い、蜀漢の未来を誓い合った。


大将軍府の一室には、静かで穏やかな時間が流れていた。彼らは、過去を振り返りながら、未来への希望を胸に、共に歩んでいくことを誓い合った。


張芸は上党郡の五城を魏から奪い、兵を分けて守備に着いた。死守していた。疲弊した兵を率い、食料も不足する中で、彼は持ち前の勇猛さと知略で魏軍の攻撃をしのぎ続けていた。


「…父上、見ていてください。私は、必ずこの地を守り抜きます」


彼の表情には、疲労と決意が入り混じっていた。彼は、父・張楊の遺志を継ぎ、蜀漢のために最後まで戦い抜く覚悟を決めていた。


この報せを聞いた高順は、大将軍府で静かに目を閉じていた。彼の脳裏には、かつて共に戦った張楊の姿が浮かんでいた。


「…稚叔、お前の息子は立派に戦っている。このような息子を持ってお前も誇りに思っているだろうな」


彼は、張楊との思い出を語りかけるように、静かに言葉を紡いでいった。


「お前は、いつも無茶ばかりしていた。だが、その勇気と行動力は、誰にも真似できないものだった。お前がいたから、我々はここまで戦い抜けたのだ」


高順は、目を閉じながら、遠い日の記憶を辿っていた。


「…だが、もう、戦いは終わった。お前も、ゆっくり休んでくれ」


彼は、張楊の冥福を祈り、静かに目を閉じた。一方、張飛、魏延、高景、陸遜らは、戦後処理に追われていた。彼らは、各地に残された兵の収容や負傷者の手当て、そして何よりも、疲弊した民の救済に奔走していた。


「…もはや、戦う力も残っていない。だが、民を守ることはできる」


張飛は、疲れた顔で呟いた。


「…我々にできることは、もう少ない。だが、最後まで諦めずに、民のために尽くそう」


「…この地を守り抜く。それが、我々の最後の使命だ」


「…せめて、この地で、安らかに暮らせるように」


彼らは、それぞれの場所で、それぞれの役割を果たしながら、蜀漢の復興を願い、静かに力を尽くしていた。


関羽は、南方の兵十万を率いて長江を渡り、寿春に入った。彼の目的は、蜀漢の窮地を救うための援軍だった。しかし、長年の戦乱で疲弊した関羽の身体は、すでに限界に近づいていた。


寿春に入った関羽は、急激に体調を崩した。彼は、高熱にうなされ、意識も朦朧としていた。


「…もはや、これまでか」


関羽は、寿春の陣中で静かに呟いた。


彼の表情には、疲労と諦念が入り混じっていた。彼は、長年の戦いで数々の武勲を立ててきたが、今や病には勝てなかった。


「…兄者、皆、…すまぬ。」


関羽は、朦朧とした意識の中で、かつての仲間たちの名前を呟いた。


彼の脳裏には、かつての戦いの記憶が走馬灯のように駆け巡っていた。彼は、劉備、張飛と共に義兄弟の契りを結び、天下統一を目指して戦ってきた。しかし、その夢は、今や叶うことはなかった。


関羽は、最後の力を振り絞り、息子の関興を伴って寿春から洛陽へと向かった。彼の目的は、蜀漢の未来を託すに足る人物、高順に会うことだった。


「…関興、父はもう長くない。だが、お前は高順様と共に、蜀漢を支えてくれ」


関羽は、息子の手を握り、力なく言った。


「父上…」


関羽は、洛陽に入ると、すぐに高順の元を訪れた。彼は、病床に伏しながらも、高順に蜀漢の現状と未来について語り、関興を託した。


「孝父…蜀漢は今、天下を目前としている。どうか、関興を、そして蜀漢を頼む!」


関羽は、声を震わせながら言った。


「…雲長、任せろ。安国も俺が必ず立派に育て上げる。そして蜀漢も俺が守り抜いてやるから、あの世であの腐れヤクザに宜しく言っとけ」


関羽は、高順の言葉に安堵し、静かに目を閉じた。彼の顔には、安らかな笑みが浮かんでいた。


関羽の容態は、日増しに悪化していった。彼は、意識を失うことが多くなり、言葉を発することも困難になった。


「…もはや、手の施しようがありません」


高順は、関羽の容態を心配し、何度も見舞いに訪れていた。しかし、彼にできることは、もはや何もなかった。


関興は、父の遺志を継ぎ、高順の教えを熱心に学んだ。彼は、いつか必ず蜀漢を再興し、父の仇を討つことを心に誓った。


関羽の死後、爵位は次男の関興が継承した。長男の関平は、父の死後も洛陽に留まっていた。高順は、関平の武勇と才能を高く評価しており、彼をただ洛陽に置いておくことを惜しんだ。


「関平殿、あなたは関羽殿の息子として、立派な武将である。しかし、このまま洛陽に留まっていては、あなたの才能が埋もれてしまう。」


「高順様、私は父の遺志を継ぎ、蜀漢のために戦いたいと願っております。」


高順は、関平の言葉に頷き、彼に新たな任務を与えた。


「坦之、お前を中軍将軍に任じ、河内太守に任命する。河内は、魏との国境に位置し、重要な拠点である。あなたの武勇と知略で、河内を守り抜いてほしい」


高順は、関平にそう命じた。


「御意、大将軍。必ずや河内を守り抜き、蜀漢のために尽力いたします!」


関平は、高順の命令を快く受け入れた。彼は、父の遺志を継ぎ、蜀漢のために戦うことを心に誓った。


関平は、すぐに河内へと赴任し、太守としての職務を始めた。彼は、持ち前の武勇と知略を発揮し、河内の守りを固めた。


高順は、関平の活躍を喜び、彼を高く評価した。彼は、関平が蜀漢の未来を担う人物として成長することを期待していた。


関平は、高順の期待に応え、河内太守として優れた働きを見せた。彼は、魏軍の侵攻を幾度となく防ぎ、河内の民を安堵させた。


関平の活躍は、蜀漢の兵士たちを鼓舞し、彼らの士気を高めた。彼らは、関平と共に戦い、蜀漢の復興を目指した。


関羽の訃報は、張飛にとってあまりにも衝撃的な出来事だった。義兄弟の契りを結んだ関羽の死は、彼の心を深く傷つけた。


「…兄者…!」


張飛は、関羽の死を知ると、三度血を吐き、昏絶した。彼の体は、悲しみと衝撃に耐えきれず、限界に達していた。


その後、張飛は病に倒れた。彼は、高熱にうなされ、意識も朦朧としていた。


「…兄者…、すまぬ…。」


張飛は、朦朧とした意識の中で、関羽に謝罪の言葉を呟いた。


彼の脳裏には、かつての戦いの記憶が走馬灯のように駆け巡っていた。彼は、関羽、劉備と共に義兄弟の契りを結び、天下統一を目指して戦ってきた。しかし、その夢は、今や叶うことはなかった。


張飛の容態は、日増しに悪化していった。彼は、意識を失うことが多くなり、言葉を発することも困難になった。


「人の手は尽くしました…後は天命を待つのみかと…」


張飛は、静かに息を引き取った。彼の死は、蜀漢にとって大きな損失だった。


「…益徳…」


彼の表情には、悲しみと尊敬の念が浮かんでいた。彼は、張飛の武勇と忠義を心から尊敬していた。


張飛の死は、蜀漢の兵士たちに大きな衝撃を与えた。彼らは、張飛の死を悼み、その遺志を継いで戦い抜くことを誓った。


高順は、関羽と張飛の死を悼み、彼らの遺志を継いで漢の復興を目指すことを決意した。


皇帝劉禅は、関羽と張飛の訃報を聞き、深い悲しみに包まれた。彼は、父劉備が築き上げた蜀漢を支えた二人の功績を称え、その死を悼んだ。


「…関羽殿、張飛殿、貴殿らは、朕の、そして蜀漢の宝であった。その死は、朕の心を深く傷つける…。」


「…父上、どうか、彼らの魂が安らかに眠れますように…。」


劉禅は、父劉備の眠る昭烈廟に関羽と張飛の位牌を飾り、手厚く弔うことを決めた。


「…すぐに、関羽殿と張飛殿の位牌を昭烈廟に飾るのだ。そして、手厚く弔うように…」


劉禅は、側近にそう命じた。


昭烈廟には、興宗昭烈皇帝劉備の位牌を中心に、故大将軍襄陽義勇武安侯関羽、故車騎将軍江都侯張飛、故驃騎将軍天水侯馬超、故大司馬南陽侯黄忠の位牌が並べられた。彼らは、劉備と共に蜀漢を建国し、その礎を築いた英雄たちだった。


「…二伯、三叔は皆父上と共に、蜀漢を支えた英雄である。その功績は、永遠に語り継がれるであろう…」


宗廟には、無数の位牌が並んでいた。それは、蜀漢のために命を捧げた者たちの証だった。劉禅は、位牌の一つ一つに目を向け、彼らの功績を偲んだ。


「…叔父上方の犠牲の上に、今の蜀漢がある。我々は、貴殿らの遺志を継ぎ、必ずや蜀漢を復興させる…」


「…朕は、関羽殿と張飛殿の死を乗り越え、蜀漢を復興させることを決意した。そのためには、朕自身が強くならねばならぬ。そして、民を、漢を守らねば…。」


彼は、関羽と張飛の死を乗り越え、漢を復興させることを決意した。





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