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同じ一日
ずっと忘れられないと思っていたけれど、私はこうして笑っている。
ずっと引きずると思っていたけれど、私は新しい彼とデートの約束をした。
静かな夜、自分のたくましさに熱い紅茶が染み渡る。
毎日毎日職場と家の往復する狭い世界にも、なんだかんだと小さなドラマがあって。
小さな失敗と成功の繰り返しに大人になっても成長してしまう。
こうして生きていく仕組みを扱い慣れても、やっぱりドキドキしたな。
受け入れられるかどうか、怖くて、でも、期待して。
胸の高鳴り、体温の上昇。
選んだチョコも、おんなじ運命共同体に道連れだ。
結果として、恋人同士なってデートの約束できた訳だから、私はいつもの寝る前の時間、喜びで身体が生まれ変わったように軽い。




