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魔術師の戯言

作者: 式十

俺は君の親友であるつもりだった。君がそれを望んでいるとばかり思っていたから。ここから先、もし間違っていたり辛いなら聞かなかった事にして欲しい。


俺にとっての一番はたくさんあげたつもりだ。理解者とか、強い人とか、よく分からない人とか。しかしそれは親友としての話なのだろう。その先が欲しくてたまらないなら、かつて言う事を躊躇っていた君への慰めを囁く事だって出来る。

弱いのは俺だ。それで、強いのは君だ。変わっていない。

誰の言う事でも素直に聞いてしまう、そんな俺はどうしようもないぐらいに駄犬だ。ゴミクズだ。情けない奴だ。

けど、心配でたまらない。出来る事なら助けてあげたくて仕方ない。

多分これは間違っているのだろう。だったら頼む、頼むから自分を責めないでくれ。責めるなら俺を責めてくれ。俺は傷ついたって構わない。それで平気になるなら辛くたっていい。嫌いな奴らに傷つけられるよりは遥かにマシだ。これも駄目だろうか。このままだと、まともな解答が見つからない気がする。

離れて欲しいなんて言われて離れられるか、なんて言ったら間違いなく嫌われるのだろう。


……明確な解答が欲しい。さしのべられる手があるならいくらでもさしのべてあげたい。君が拒むのであれば、別の方法を必死で探したい。


俺がどうかしていると言うのなら、笑い飛ばしておいてくれ。

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