04
彼に付いていく事 10分
とある街の店の前で止まった
ふと疑問に思い前を見ると、そこには料理店があった。
「あーもしもし?今から研究所に向かう所だから車回して貰えないかな?
場所は、いつものとこだ 」
水落はポケットから携帯を取り出し、何やら電話をし始めた
「迎えを寄越すよう伝えたから、来るまで暇だし此処で食事でもして行かないか?」
そういうと水落は、子供のような無邪気な笑顔でこちらを見る。
可愛い....何とも守りたくなるようなこの感じ
いつ見ても癒される それに少し爽やかな顔つきに大きな身長 白衣を来ていなければそこそこカッコいいルックスなのに 勿体無いないなあと マジマジと見つめていると。
返事がないのに不安になったのか私の名前を呼ぶ
「あのウェンリーさん 俺の顔に何か付いていますか?」
「い、いえ!そういうわけじゃないです!」
ビックリしたあ、って何でおどろいてるんだ私....
「そう?まあいいや、じゃあ入ろうか」
そういって彼は店の中に入る
「いらっしゃいませ」
店員が挨拶する
意外と人が多いようだ、人気の店なのかな
「あそこに座ろうか」
入って直ぐ奥の席のほうに座った。
その後を付いて行き私も同じ席に着く。
その直後店員がこちら来て注文を尋ねる
「注文は何になさいますか?」
「俺は、パスタとメロンソーダ」
「えーと、じゃあ私も同じのお願い」
「かしこまりました」
店員は頭を下げると次の注文を受け取りに行った。
彼は店員が居なくなる事を確認するような素振りを見せこちらに顔を向けた
「それでは本題に入ろうか」
いつにもなく真剣な顔付きで、水落は言う
「単刀直入に言おう、一緒に研究所のメンバーとなって欲しい」
「え?メンバーですか でも確かあそこは優秀な人しかいけないと思ってたんですが...」
正直驚いた、何かお手伝いかとも思っていたから
「嫌かな?君にとってもまたとないチャンスであると思うが」
「え、ええただビックリしただけですよ。お気遣いなく」
水落もまた、それを予想していたからように笑い
「まあ、焦ることはないさゆっくりと決めればいい」
「いや、焦ってなどいません 私で良ければ博士の為に全力を尽くします!」
これはやっちまったなあと心の中で後悔した
「えーと、ウェンリーさん?仮にもここは店の中だから博士はやめてくれないかな」
苦笑いしたように水落は答える
「す、すいません!」
ふと我に帰り
「まあ、いいやそれより注文来たみたいだし食べなよ」
ウェンリーと僕は食べながら話をした
「まずは自己紹介からだね、知ってると思うけど俺の名前は水落一成 改めてこれから共に研究をやる中よろしくな」
笑顔でニッコリと笑う
「私の名前はアルベルト.ウェンリーです、こちらこそよろしくお願いします」
そこで疑問になった事をいくつか訪ねる事にした
彼が、何を研究しているのか
一体、あの時何が起きたのか
何故、私のようなのをメンバーとして迎え入れてくれるのか