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歌詞バカの馬鹿力  作者: 大場冥加
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大人になるまで

オギャーオギャ一という泣き声が

鼓膜に当たって脳に響いた

プニップニの小さな手を見て

自分の手の大きさに気付いた


立ち上がるときに時間が掛かる

声はしゃがれて高い声が出ない

手の甲にはシワがいくつもある

重いものを長く持てなくなった


握力を鍛えてみようかな

重いもの持てるようになりたいな

全体重を支えられるような

力が身についてくれないかな


キミが大人になるまでボクは

人生の縁にぶら下がって

ずっとずっと耐え忍んでみせるよ

そのために握力を鍛えて

手の力だけで全体重

支えられるように頑張っていくよ

全てはキミの成長を見守りたいから


ヨチヨチヨチヨチと這っている

前に進むため頑張っている

バタバタと小さすぎる足を

一生懸命に動かしてさ


短く遅くしか走れないし

10メートルほどしか泳げないし

ほんとすぐ息が切れてしまうし

体力なんて少しもないんだよ


お風呂で息止めをしようかな

プールで練習をしてみようかな

端から端まで泳ぎ切りたいよ

そんな力が身に付かないかな


キミが大人になるまでボクは

人生続けていきたいから

三途の川にだって負けやしない

気付いたら川の中程まで

来ていたって戻れるようにね

イルカみたいな泳力を身に付けて

キミの成長をずっと見守りたいんだよ


握力が強くなって 泳力がすごくなって

体力がついていったなら この先

天国に行ったときも 簡単に軽やかにね

過ごしていける気がするよね ああ


パントマイム習おうか

長くずっと生きるため

天国に行くの遅らせる そのため

しないよりもした方が

やらないよりやる方が

ボクのために キミのために

なると思うから


キミが大人になってもボクは

天国の階段の前でさ

ずっとずっと足踏みをしていたい

パントマイムの技術を出して

あたかも昇っているみたいに

神様が騙されてくれたらいいな

少しでも長くキミの側にいたいからね

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