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第11話 再会

ライラとエンバーのパーティ同士での決闘が決まってしまった。日取りは3日後。それまでに加入した人がいればその人たちを入れて決闘に臨んでいい事、ただし最大はエンバー率いるヘルメス同様4人まで。決闘に来なかった場合は試合放棄として負けになる事。武器は冒険者ギルドの訓練所にある模擬戦用の武器を使用する事。殺す事は禁止。と言うルールを決めその日は解散となった。


「勝手にすまない…巻き込んでしまったな。最悪は私1人で行く。」

ライラはそう言うと大きく溜息を吐き出す。

「いえ、多分ライラさん一人で行けばアイツらは俺が逃げたって言って無理やり引き抜くはずです」

俺がそう答えるとライラは少し複雑な表情を見せる。

「私がお前を誘ったのはヘルメスの元メンバーで組さえすればヘルメスからの勧誘が無くなると思ったからだ」


ライラはそう言うと頭を下げる。

「本当にすまない…この決闘にお前は無理に参加する必要は無い。アイツと私の因縁だ…」

ライラはそう言いながらも寂しそうな表情を浮かべる。

「彼らがライラさんに決闘を挑んだのは俺と組んでる事が理由です。少なからず俺にも原因はあります!」

俺がそう言うとライラは少し笑う。

「お前は変な奴だよ…こんな事に巻き込まれたら普通は怒るのに…でも、ありがとう」


その後ライラと話し合いヘルメスのメンバーは個人でもAランク冒険者相当の実力は有している為ライラ1人では厳しい事を告げ更にメンバーを募る事にした。


「だが本当に現れると思うか?私と組みたいなんて物好きはいない気がするが…」

普段強気なライラも思うところがあるのか不安そうだ。

確かに普段から周囲の人間に当たりの強いライラと組みたいと思う人は少ないだろう。

それでも大丈夫だと押し切りギルドにお願いしてパーティメンバーの募集をかけその日は解散した。


翌日俺たちは再度冒険者ギルドに集まっていた。

「ダメですね、パーティの申請は来てないそうです。」

そりゃそうだと笑っていたライラだが表情は暗い。

そんな時背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「なんじゃ?暗い顔をしておる娘が居るのじゃ慰めてやらんか少年。」

振り向くとそこには最近出会った古龍の姿があった。


「なるほどのう…随分困っておる様じゃな」

ファルスに事情を話すと少し考え込む仕草を見せる。

ファルスは娘を埋葬した後直ぐにこちらに戻ってきたらしい。そして討伐した本人として俺が証拠が無くて困り果てている時に助けてやろうと思っていたそうだ。

ライラに助けられその必要が無かったが…。

「ならワシから提案じゃ、ワシはここに来たはいいがただの無駄足じゃった。故にお主らに力を貸す変わりに食事でも奢れ」

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