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重い想い

作者: 入表

 胸の奥が痛い。きっとこれは恋なのであろう、しかし私には呪いのようにも感じた。

 肌寒い日。学生の私は自転車を漕ぎ学校へ向かう。こんな私にも好きな人、気になる人はいる。昨日告白し、付き合った彼女がいる。彼女とはまだ一年近くいた同級生で少し前に話した程度だが相手は私をずっと「好き」と思ってくれていたようで私もその波に飲まれる勢いで交際を始めた。彼女は変わった人だった。目を合わせると目とともに逃げ。近くにいると背を向けるような臆病な人だった。彼女は過去に深いトラウマがあることをこの一年近くあった日々のラインのやり取りで知っていた。私はそれを理解していた。「恥ずかしがっているんだ。仕方がない」そんな想いをいつまでも想って胸にしまえるほど人は完璧には作られていなかった。避けられれば傷つくし、背を向けられれば話しかけられない。私には限界であったのだ。好きという言葉も裏返ってしまうほど深く失望してしまった。

 思い通りにいかない苦し紛れの言い訳なのかも知れない。

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