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JK4人の異世界暮らし!  作者: 綿あめ真
北の魔眼の王と温泉勇者
41/100

そりゃ、あれだけの戦闘したら上がるよね!

評価PTつけてくださった方。

ありがとうございます!

久しぶりだったのでとっても嬉しかったです!!

 中ボスの部屋から魔王城に転移する。


「あら、早かったですね。希少種は見つかりましたか?」

「はい。無事に」

「お前たちなら簡単だったろう」

「それがそうでもなかったんですよ…」


 ルコアさんとダハクさんにダンジョンへ着いてからの説明をする。

 サシャちゃんは魔王城にまた来そうな雰囲気だったので詳しく説明しよう。


「そうですか。あの可愛らしい子がまた来てくれるのですか。ふふふ。楽しみですね」

「姫にブレスまで吐かせたちっこいのか。城から吹き飛ばされて死んだかと思っていたが…物凄い生命力だな」

「ブレスを城で使ったんですか!よく城が原型留めてますね」

「魔法を見てあげようと思い、一度打たせてみたらこれが想像以上の威力で。思わずブレスで対抗することになってしまいました。一応結界の魔具を張ってはいたのですが…やはりところどころ被害が出てしまいましたね」

「「邪王滅殺獄炎破?」」

「「そうそれ」」


 あれに対抗できるブレス凄い!

 そしてそのブレスで吹き飛ばされてケロッとしているサシャちゃんの体はいったいどうなっているのやら…


「それで、目的のブリリアントストーンを出していただいてもよろしいですか?」

「どうぞ」

「ありがとうございます。最高の指輪をお作りいたしましょう」

「どれくらい掛かりそうですか?」

「そうですね…3日程あれば」

「では、3日後にまたお伺いしますね」

「あら、ずっと居てくれてもいいのですよ?」

「あはは。嬉しいですけど、夕陽と芽衣が心配してしまいますので」

「そうですか。残念ですが仕方ありませんね。それまではダハクと将棋でもして待つことにいたします」

「指輪、楽しみにしています」

「はい」

「いつでも遊びに来るといい」

「ん」


 ルコアさんとダハクさんにさよならをして転移で温泉宿に戻る。

 どうやら葵の部屋に転移したようだ。

 誰もいない。セーフ。


 時刻は午後3時。まだ夕陽と芽衣は仕事の途中だろう。


「時間あるけどどうしよう」

「とりあえずスイナさんに報告」

「そうだね」


 スイナさんを探しに部屋を出る。

 スイナさんはロビーに居た。


「おや、もう帰ってきたのか。どうじゃった?」

「スイナさんのお陰で順調に進んでいます!」

「それは良かった。恐らくあの二人はまだ仕事じゃが、この後どうするのじゃ?」

「どれくらいで終わりそうですかね」

「そうじゃな。いつものアイの就業時間が8時までじゃから、まだまだ先じゃの」

「そんなに遅くまで働いてるんですか!?ちなみに何時から?」

「ん?6時からじゃな。朝食の準備をして、夕食を片付けるまでが仕事じゃ」


 えーと…14時間労働?休憩の時間があったとしてもブラックすぎるよ!この世界の闇だよ!

 ここは文句を言えない従業員の代わりに私が一肌脱ぐしかないんじゃなかろうか。


「ちょっと働かせすぎじゃないですかね…」

「そうか?ちゃんとお休みの日を取らせているがの。私は起きてから寝るまで毎日働いておるぞ」


 その上司が「私がこれだけ働いているのだからもうちょっと頑張れ」みたいなこと言うのがダメなんだよ!

 私は働いたことが無いからあんまり偉そうなことを言えないけども!!!


 でもアイちゃんは楽しく働いていそうだし部外者の私がとやかく言うのも良くないのかな?


「まあ、疲れてそうならきちんと休みは取らせるからの。心配するでない」

「わかりました」

「それはそうと、お主らはこれからどうするのじゃ?せっかくだから本当に裏方の仕事をやってみるかの?」

「いいんですか?」

「もちろん。手伝ってくれるなら助かるがの」

「せっかくだからやってみようか。葵」

「ん」

「やるのかの?」

「「よろしくお願いします!」」

「うむ。ではついて来てくれ」


 スイナさんに付いていくと、動きやすい法被?(背中にスイナと書いてある)を着せられ、モップを渡され、浴場に到着。


「では、ごしごし掃除してもらおうかの」

「「わかりました」」


 スイナさんと一緒に浴場を磨く。

 でもこれ、生活魔法のクリーンを使えば一発なんじゃ?

 分からないことは聞いてみよう。


「クリーンは使わないのですか?」

「うむ。使える者がいるときは使ってもらっておるがな。なんせ浴場は広いから。よっぽど高レベルの者でもない限りMPが切れてしまい結局ゴシゴシすることになるのじゃ。でもお主らはレベル100を超えておるのじゃったな。使えるのなら使ってもよいぞ」

「「芽衣しか使えない…」」

「はっはっは。ならば地道にやるしかあるまい。これも足腰を鍛える訓練だとでも思えばいい」

「うんうん。何事もポジティブにね!こんな機会滅多に無いんだから!」

「めんどい」


 それからは地道な作業だ。

 結構重労働だったけど、終わってみると目に見えてピカピカしていたから充実感があるね!


「終わったあ!」

「疲れた」

「ありがとさん。次は男湯の掃除じゃ」

「「男湯!?!?」」


 男湯?ヤバくない!?

 私たち3人とも美少女だけど、大丈夫なのかな…?


「男湯は男の人が掃除するのが普通じゃないんですか?」

「そうしたいところなのじゃがの。なんせ男手が足りなくての。あたしのところでは女でも掃除しに行くぞ」


 女湯で男の人が掃除しているところ見たことなんですけど!逆はアリなの!?


「男の人の従業員はちなみにどれくらいいるんですか?」

「今は3人じゃの。そのうち2人は料理人じゃ」


 実質1人!!


「少ない!」

「もともとこの街の男の割合が少ないうえに、ほとんどの男は冒険者に登録しておるからのう。客としては来てもここで働こうとする物好きは少ないのじゃ」

「はあ…」

「安心せい。あたしは毎日男湯の掃除をしておるぞ?逆に見てこんぞ。あんな皆に裸を見られる場所でおっ立てたら恥ずかしいからの!はっはっは」

「いやー!!そんな話は聞きたくないーーー!!」

「きもい」

「いいから行くぞ。すぐになれるから安心せい。別にあたしらが脱いでるわけじゃないんだから恥ずかしがることもなかろうに」


 せっせとスイナさんは女湯を出て男湯に向かおうとする。

 はあ。覚悟を決めるか。なるべく視線を合わせないように!


 スイナさんに遅れて私と葵は秘境に入る。脱衣所ではちょうど筋肉ムキムキのおっさんがパンツを降ろしたところだった。


 ギャーー!いきなりなんちゅうもんを見せてくれとるんじゃーー!!

 おっさんもこっちに気づく。


「ん?見ない顔だ。新入りかい。スイナちゃん」

「お手伝いしてもらっている臨時の子たちだよ。あんたより強いから手を出すのは止めておいたほうがいいぞ」

「確かに可愛らしいとは思うが、残念ながら私は女性には興味が無いのでね。手は出さないから安心してほしい」


 良かった!あっちの人だった!あっちの人だとわかったら急に仲良くなりたくなる不思議。


「お名前を聞かせてもらってもいいですか?」

「私かね?私はアルと言う。タイプは草食系男子だ」

「へー!!狙っている人とかいるんですか?」

「これは誰にも言うんじゃないぞ?男湯を唯一掃除に来るネイト君がね。線が細くてたまらないね」


 唯一の男性清掃員ネイト君逃げてーーー!


「ちなみにネイトは明日出勤じゃの」

「それはいいことを聞いた。明日も来るとしよう」

「頑張ってください!応援してます!」

「ほう。女性にこの気持ちを言っても中々理解されないのが普通なのだがね。君たちはそうではないようだ」

「私も女の子が大好きですから!気持ちは同じです」

「私も」

「そうかそうか。君たちとは仲良くなれそうだ。いい男がいたら紹介してくれ」

「「わかりました」」

「ほれ、そろそろ掃除しに行くぞ」


 そうだった。掃除をしに来たんだったよ。

 中に入り掃除を始める。時たまチラッとこちらを見る男の人がいるけど、すぐに視線を外してくれる。


 でも後ろから明らかに視線感じるんだけど…

 振り向くとバッと視線を外される。


「(おい、なんだあのかわいい子は)」

「(わからん。掃除してるし従業員だと思うが見たことないな)」

「(ヤバい。男湯にいるってだけで興奮してきた)」

「(どんだけ溜まってんだよ。普通に服着てるだろうが)」

「(いやでも汗かいてるし、色っぽくねえか)」

「「「「「(確かに)」」」」」


 絶対見てるよ!スイナさんの嘘つき!

 スイナさんにはファンがいるようで常に視線に晒されているが、ふんふーん♪と鼻歌交じりに掃除している。スイナさんが鈍感なだけか…


 葵には頑張っている子供を見る親のように穏やかな目を向けている人が多数。

 なお葵はいらいらしている模様。


 そんなこんなで精神的に疲れる仕事がやっと終わった。


「お疲れ様じゃの。ちと早い気もするが今日はもう上がって良いぞ。今後はどうするつもりなのじゃ?」

「そうですね。指輪が出来るのが3日後。式の準備も併せて1週間くらいはもう少し夕陽と芽衣をお願いしたいですね」

「わかった。ではそのようにアイにも説明しておこう」

「いいのですか?」

「何、アイは初めて教える立場を経験できる良い機会じゃからな。むしろこちらからお願いしたいくらいじゃ」

「ありがとうございます。結婚式にはスイナさんもご招待したいのですかどうでしょう?」

「いいのかい?嬉しいのう。是非参加させてもらうとしよう」

「やったね葵」

「うん」

「楽しみにしておるぞ。今日はお疲れ様じゃ」

「「お疲れ様です」」


 スイナさんと別れて部屋に転移する。

 すると夕陽と芽衣がすでに部屋にいた。

 おや?夕陽と芽衣がなぜかジト目でこちらを見ていらっしゃる。


「あ、お帰りなさい」

「お帰り。今日はどうだったのかしら?」

「今日?大変だったよ。ね、葵」

「働くのはつらい」

「私たちは学ぶことが多かったわ。ねえ芽衣」

「そうだねえ。楽しかったかな」

「ところで…」

「どうしたの夕陽?」

「今日突然レベルが5も上がったのだけれど。2人はいったいどんな仕事をしていたのかしらね?」

「「……」」


 ……どう言い訳しよう?


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ポンコツお姫様姉妹と巡る異世界譚
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