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JK4人の異世界暮らし!  作者: 綿あめ真
西の白銀竜王とロリコン勇者
31/100

遂にレベル100!

 勇者が完全に見えなくなったところで一息つく。


「城に戻ろう」

「危なかったー」

「思ったより強かったわね」

「疲れたぁ」


 あ。勇者の腕、返すの忘れてた!


「やばいよ。勇者のこの腕どうしよう」

「あの人「次は俺が勝つ!」ってかっこつけていたのに…」

「気まずくなるわね」

「私が転移して渡す?」

「そうだね…はい」


 葵に勇者くんの左腕と剣を渡す。

 お互い熱くなっていたからね。忘れるのも仕方ないね。


 葵が戻ってきてから転移でルコアさんのところに向かう。

 どうやら一番広い玉座の間にいるようだ。




 部屋の中は荒れに荒れていた。椅子は粉々、壁は嵐が過ぎ去ったように傷つき、床にはクレーターがいくつもできていた。 


 ルコアさんは玉座の前の階段に腰かけて紅茶を飲んでいる。

 ダハクさんが淹れたのかな?横にまるで執事のように控えている。あんなにムキムキな執事は嫌だ。


「派手に戦ったんですねー」

「想像以上にハチャメチャな子だったものですから。少々本気を出してしまいました。ふふ。楽しかったです」

「ルコアさんに本気を出させるって、あのロリッ子凄いなぁ。真正面から戦わなくてよかったね」


 ルコアさんにあの子を任せたのは、魔王にとって厄介な勇者ではなく、只の人だったからだけど、どうやら正解だったようだ。


 ロリッ子は純魔法使いな雰囲気だったので、葵の妨害魔法が見事に刺さるのだけれど、あの魔法は複数人には使えない。

 なぜか。葵に魔法の原理を聞いたところ、正確には相手の体内に流れている魔力循環を乱すことで、魔法を発動出来ない状態にする魔法のようだ。

 これは複数同時に出来ない程度には制御が難しいらしい。

 また、自分も集中しているため魔法は行使できない(ただし召喚魔法は既に発動していた場合、魔力を流すだけなので継続可能)から、そこまで万能ではないということだね。


 ロリッ子を抑えようとすると聖女がフリーになってしまう。

 だから短期決戦を考えていた私たちにとってそれは避けたかったのだ。


 なんにせよ結果オーライだったってことで。


「皆さん。その様子ですと無事に勝利したようですね。改めてお礼を」

「うむ。良くやってくれた」


 ルコアさんとダハクさんが頭を下げてくれる。


「それと、皆さんレベルが上がっていますよ。もう確認しましたか?」

「「「「おお!!」」」」


 自分のステータスを確認してみる。


 星宮朝日 人の理を外れし者 LV100 

 HP36800(31800+5000)

 MP39600(34600+5000)


 攻撃力14500

 防御力14350

 魔法攻撃力14720

 魔法防御力14860

 敏捷7800

 運50


 称号 女神ユリレーズの祝福を受けし者


 スキル 

 鑑定  

 経験値アップ

 模倣超越

 時間超越

 HP上限アップLV5

 MP上限アップLV5

 変身魔法LV5

 棍棒術LV5

 重力魔法LV5

 手品魔法(マジックマジック)LV5



 スキルポイント

 20300P




 軒並みステータスが大幅に上がっている!


「凄い上昇してるね!」

「1レベル上がるだけでこんなに…」

「それだけ壁があるということでしょう。世界全体を見てもレベル100を超える者はごく少数のはずです。おめでとうございます」

「「「「ありがとうございます!!」」」」

「今日は宴会ですね。初めてあなたたちがここに来た時のように」


 わーい!久しぶりの宴だ!

 ここ最近はアイテムボックスから出来合いのものを出して食べるっていうちょっと悲しい食事が多かったから。久しぶりにかき氷とかジュースとか出してパーッと盛り上がりたい!


「私はあのこーらという飲み物がまた飲みたいですね。キラキラしていたかき氷も」

「コーラとかき氷ですね。任せてください!」

「またいい肉を狩ってきてやろう。よし。ちょっと出かけてくる」

「私も行く」

「よし。葵がいれば索敵が捗るな。行くぞ」

「ん」


 葵とダハクさんはどこかに狩りに出かけるようだ。夕食までまだ時間は少しあるし、私は何をしようかな。

 あ、女神様クエスト一応クリアになっているか確認しよう。

 スマホを開き、女神様クエスト!を起動する。えーと、どれどれ…

【勇者を先回りして魔王に合流したのち勇者を撃退せよ 結晶石50個+スキルポイント5000P クリア!】


 お。クリア出来てる。それに報酬改めてみると凄い!結晶石50個って11連ガチャ引けるじゃん!それにステータス確認したとき、やけにスキルポイント上がってると思ったらクエストの報酬か。今までクリアボーナスは結晶石だけだったから、このクエストはよっぽど難易度高かったんだろうな。頑張った甲斐があった。


「ねぇねぇ。11連ガチャ出来るけどいつする?」

「そうね。どうしようかしら」

「悩んじゃうね」

「何かあったのですか?」


 そういえば、ルコアさんに結晶石のこと話してなかったっけ?


「女神様のクエストの話はしましたよね」

「ええ」

「実は、女神様のクエストを達成するとボーナスが貰えるんです。それがこの結晶石って石なんですが、この石を使って……ガチャガチャってわかりますか?くじみたいなものなんですけども。それを引くことでランダムに私たちの元いた世界のアイテムを貰えるんです」

「面白いですね。こーらやかき氷もそうして手に入れたというわけですね」

「そうなんです」

「それで、今回の報酬をいつ貰おうか迷っていたと」

「そうなんです」

「では、今日の宴会の場で引いてみるというのはどうですか?」

「それです!」


 最高のタイミングだね!流石ルコアさん。


「では、楽しみにしていますよ」

「運任せなんですけどね。でも今までも結構いい品が出ていたのできっと楽しめると思います」

「例えばどんなものを手に入れたのですか?」

「えーとですね。あの夕陽が持っている剣とか…」


 ルコアさんと世間話をしているとあっという間に日が暮れてしまっていた。

 ダハクさんと葵も帰ってきたので、どんなものを狩ってきたのか尋ねると、後で見せるから楽しみにしているようにとドヤ顔で言われた。葵はかわいいけどダハクさんは怖い。


 ただ、2人とも調理はへたくそなので、そこは我らが調理担当の夕陽と魔王兼料理人のルコアさんが料理を作ってくれることになった。


 そしていよいよ夕食の時間がやってきた。

 食堂に移動し、ダハクさんはお酒。それ以外はコーラ(芽衣だけお茶)を手に持って乾杯する。


「勝利の炭酸は美味しいわね!」

「コーラ最高!」

「シュワシュワしているのがクセになりますね」

「みんなよく飲めるよね。喉痛くならないの?」

「ならない」

「炭酸飲めない人って珍しいよね」

「そうかな?私の家族はみんな飲めなかったよ」

「へぇ~。つまり家に炭酸置いてないから飲み慣れてないんだ」

「あ、そうかも。家で飲んだことないから」

「つまり、おっぱいは炭酸以外の理由で大きくなるってことだね」

「確かに、芽衣ママも爆乳」

「飲み物で効果がありそうなのは牛乳じゃないかしら?」

「牛乳好き?」

「牛乳も苦手なんだよね…」

「芽衣は何が飲めるのさ!!」

「えーと…リンゴジュースとか?」

「子供か!」

「ええ…」


 牛乳も炭酸も飲めないとか勿体ないなー。

 無性に飲みたくなる時があるけど、芽衣にはないのか。


「よし。そろそろ今日のメインディッシュを出すとしよう。葵。出してくれ」

「ん」


 お、葵とダハクさんが狩って、夕陽とルコアさんが調理した料理だ。何が出てくるのかな?

 出てきたのは肉のようだけど白い。何のお肉かな。ちょっと怖いんですけど。


「これは、ファントムレックスと言われている魔物だ。その名の通り姿を隠す能力を持っているため、見つけるのが非常に困難な超レアモンスターだ」

「よく見つけられたね」

「葵の探知能力と、常に魔力の流れを見る訓練をしていたおかげだろうな」

「変な魔力反応があったから」

「葵のお陰ってことだね」

「仕留めたのは我だがな」

「ダハクさんありがとう。それで、美味しいの?」


 見た目は白色で、普段食べ慣れているお肉と違うからあまり美味しそうには見えない。


「何を隠そうコイツのランクはSランクだ。前に話したと思うがランクが高いほど旨いと言われいている。つまり、これは極上だ」


 Sランク…ごくり。Sランクと聞くと急に美味しそうに見えてくるフシギ。


「もう食べてもいい?」

「皆で一斉に食べよう」

「うん」

「あのいただきますという掛け声ですね?わかりました」

「よし。分かった」

「ではいきます」

「「「「「「いただきます!!」」」」」」


 フォークで切り分けて口に入れる。

 んん?!美味しい!!けど口の中で一瞬で消えた!噛もうとしたら勝手にほどけて、いつの間にか飲み込んでしまっていたようだ。

 もう一口食べる。うん。美味しい!


「あっという間になくなってしまうわ」

「入れ歯の無いおばあちゃんも食べれそ~」

「ちょっとその例えはどうなの」

「2点」

「そんなぁ!」

「2点も上げるなんて葵は芽衣に甘すぎよ」

「ひどくない?」

「芽衣は甘やかすと伸びる子だから頑張って褒めるようにしてる」

「そうだったの?!」


 自分の教育方針を知らされてショックを受ける芽衣。

 うん。入れ歯のないおばあちゃんって…


「おばあちゃんはお肉食べられないんだよ」

「それは偏見でしょう」

「お肉好きなお年寄りもいるんじゃない?」

「でも年を取ると肉より魚派になるっていうわ」

「脂っこいものが苦手な人が増えるみたいだね」

「年は取りたくない」

「私たちはもう年取らないけどね!!」


 全世界の皆さんごめんなさい!私たちずっとこのままなんです!しわとかの心配一切ないんです!


「そうだったわ。もう成長しないのはちょっと寂しいわね」

「おっぱい…」

「胸は大きくても良いことないよ?」

「うざ」

「えぇ…」

「私たち4人ってそれぞれ大きさが違うから、どの層にも対応できるよね!」

「対応しなくていいわよ」


 芽衣>>夕陽>私>>越えられない壁>>葵


 そうこうしているとお肉が目の前からなくなっていた。

 いつの間にか完食してしまったようだ。


「完食」

「私も~」

「美味しかったわね」

「ダハクさん、葵ありがとう!」

「ん」

「よし。まだおかわりがあるからな、どんどん出してやろう。葵」

「ん」


 追加分が配られる。やった!


「さて、ではそろそろ食べながらでいいので11連ガチャ?というものが見たいのですが」

「ついにやりますか!実は私50個まで溜めたことが無かったのでワクワクしてます!」

「じゃあ朝日が最初にする?」

「そうだね!好きなものは最初に食べちゃうタイプだからね」


 さーて、何が出るかな?

 アプリのガチャ画面を開き、11連ガチャを選択する。

 可愛い女の子が出てきて結晶石を割る演出が。凝ってるなー。


 ……おやおや?銀色が一つで他は銅色だけどー?あれあれー?


「国語辞典、漢和辞典、英和辞典、和英辞典、仏語辞典、独和辞典、西和辞典、ことわざ辞典、きのこ辞典、恐竜辞典、アルズワルド辞典ってハズレじゃん!!アルズワルド辞典しか役に立ちそうにないんだけど!」

「ほとんどこの世界では使えなそうね…」

「あ、でもきのこ辞典は役に立つ…かも?」

「そんなサバイバル生活する予定はないよ!」

「まぁまぁ。こんなこともあるわよ」

「イベントで手に入れた石は外れやすい法則」


 運営のお詫びとかで貰った石って、しょぼいのしか出ないこと多いよね。


「やっぱり私はゲットしたらすぐガチャ回したほうがいいことが分かった」

「次は私がいくわ。前回は当たりだったから楽しみね」


 夕陽は前回凄い刀シリーズだったっけ。いいなぁ。

 自分以外の人のガチャを見るのも楽しいよね!


長くなってしまったので、ちょっと中途半端ですがここで区切ります。

1章はもう一話続きます…!

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