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JK4人の異世界暮らし!  作者: 綿あめ真
西の白銀竜王とロリコン勇者
1/100

ありきたりな異世界ものプロローグ

主要キャラが女の子しかいないラノベがあってもいいじゃない第一弾。


よろしくお願いします。


 いつの間にか草原の真っただ中に立っていた。


「……うん?」


 えーと、あれ?私たち学校帰りで普通に歩いてたよね?ここどこ?

 一緒に帰っていた他の3人も何が起こっているのかわかっていない様子。


「私たちいつ誘拐されたっけ」

「いや、されてないでしょう」

「というかここどこ?」

「わからない」

 

 辺りをとりあえず見渡してみる。私たち以外に人はおらず、一面草原で、私たちの目の前には1冊の本が置いてある。


「すっごいきれいですね」

「そうね、北海道かしら?」

 芽衣と夕陽がちょっと感動している。

 うん、空気美味しい。


「でも、これからどうすれば?」

 芽衣が困ったように声を出す。

「とりあえず、あれ」

 葵が、私たちの目の前の地面に落ちている1冊の本を指さす。やっぱ気になるよね。

 この風景に場違いなパンフレットのような薄い本がこれ見よがしに……手に取って表紙を見る。


 

~アルズワルドの世界にようこそ!必見!

アルズワルド取扱説明書(‘ω’)~


 

 アルズワルド…外国?どこかはよく分からないけどとりあえず本を開く。



ーあらすじー

 

 あなたたち4人は学校帰りに交通事故で死んでしまった。しかしそれを見ていた女神ユリレーズは4人を不憫に思い、自らが創った世界アルズワルドに転生させることにした。4人は初め困惑しながらも、何とかこの世界に順応していき、多くの困難に立ち向かいながらも幸せに暮らしていくのだった……



 ツッコミどころ多すぎ……え?どっきり?どっきりなの?

 後ろから覗いている三人の反応は三者三様。

「つまりここは異世界?」

「ユリレーズってペンネームみたいな名前の神様ね」

「女神さまも顔文字使うんだぁ」


 葵の言う通り、この本に書いてあることが本当ならここは異世界【アルズワルド】ということになる。交通事故の記憶がないけども。


「そうだ!スマホを見れば何かわかるんじゃないかしら?」

「夕陽、よく思いついたね!よし、調べよう」


 スマホを取り出す。電波は残念ながら圏外になっている。そして、連絡先が私たち4人以外全て消えている。

 え…なんでや!3人もどうやら同じだったようだ。


「圏外ってことは、やっぱりここは日本ではない?」

「異世界」

「み、みんな!ライン開いてみて!」


 芽衣が何やら慌てている。とりあえずラインを開いてみると、私たち4人以外の名前はすべて消えていた。まぁそれは連絡先がすべて消えていた時点で何となくわかってはいたけども、芽衣が慌てている理由はすぐにわかった。

 なぜわかったのか、それは【知り合いかも?】のところに女神ユリレーズの名前があったからだ!


「怖いよ!知り合いじゃないよ!」

「でもブロックしたら天罰起こりそうじゃない?」

「見なかったことにしよう…」


 何もなかった。いいね?

「とりあえず本の続きを読んでいい?」

「「「うん」」」 

 

 パラパラ読むこと数十分。ざっと読んでわかったことは……

 

 ・友達登録しておいてね

 ・アルズワルドは剣と魔法のファンタジー世界。魔物もいるよ!

 ・この世界の通貨について。金、銀、銅、銭貨と分かりやすい。

 ・いま私たちがいるところは魔物が一番弱いエリア。

 ・人間以外にもエルフとかドワーフとかいるよ!

 ・ステータスと唱えると自分の状態がわかるよ!

 ・東西南北の果てにそれぞれ魔王がいるよ!弱いうちは近づかないように!

 ・大きい山の反対側に人間の街があるよ!まずはそこに行くべき?

 ・転生ボーナスがあるよ!スキルポイントは計画的に使おう。


 ざっくりこんな内容かな。


「エルフとかドワーフって何?」

「エルフは魔法を使うのが上手な種族。人に似ているけど耳が長いのが特徴。ドワーフは物を作るのが上手な種族。人間より背が小さくてお酒が好きと言われている」


「魔物って何ですか?」

「ドラゴンとか、スライムとか。倒したら経験値がもらえる」


 葵が二人の質問に答えている。

 経験値って……あるのかな?


「とりあえず、ステータスっていうのを確認してみない?」

 3人がうなずく。

「うん。じゃあせーの「「「「ステータス」」」」」

 

 情報が頭の中に入ってくる。もし地球ならこんなことは絶対にできない。やっぱりここは異世界…なのかなぁ。ちなみに私はこんな感じ。


 星宮朝日 人族 LV1

 HP70

 MP70


 攻撃力70

 防御力64

 魔法攻撃力74

 魔法防御力68

 敏捷55

 運50


 称号 女神ユリレーズの祝福を受けし者

 スキル 

 なし


 スキルポイント

 50000


 

  

 う~ん、いいのか悪いのかわかんない。

「皆はどう?」

「よくわからないから比べてみない?」

 下校中にこの世界に来たために、私たちは鞄を持っていた。その中にペンとノートが入っていたのでそれぞれのステータスを書き写すことに。



 小黒夕陽 人族 LV1

 HP100

 MP20


 攻撃力62

 防御力60

 魔法攻撃力6

 魔法防御力10

 敏捷46

 運15


 称号    女神ユリレーズの祝福を受けし者

 スキル

 なし

 スキルポイント

 50000



 楠葵 人族 LV1

 HP20

 MP100


 攻撃力4

 防御力8

 魔法攻撃力70

 魔法防御力60

 敏捷40

 運20


 称号 女神ユリレーズの祝福を受けし者

 スキル 

 なし


 スキルポイント

 50000



 天木芽衣 人族 LV1

 HP40

 MP80


 攻撃力4

 防御力40

 魔法攻撃力20

 魔法防御力98

 敏捷25

 運77


 称号 女神ユリレーズの祝福を受けし者

 スキル 

 なし


 スキルポイント

 50000



 4人のステータスを見比べてみる。

 ふんふん、私が大体平均的で、夕陽は物理力が高くて、葵は魔法力が高くて、芽衣は防御力が高いと。つまり……

「性格が関係している!?」

「ちょっと!どういうことよ!」

 夕陽がなぜか怒っている。なぜ?


「本に転生ボーナスが貰えるって書いてたけど、スキルポイントの50000Pがそうなのかな?」

「たぶんそう」

「スキルは無しになってるね」

「どうやってスキルポイントを使うのかしら」


 みんなでうんうん唸りながら考えていると、葵が何か分かったようだ。


「スキルの欄を強く意識してみて」

 言われた通りスキルの部分にフォーカスを当ててみると、うっすらと様々なスキルが見えてくる。

「ええと、これはどういうこと?」

「たぶん、透明なスキルはその人が取れるスキル。スキルポイントを払えば覚えられる」

 葵さん?なぜわかるのですか?

 試しに〈HP上限アップLV1  100P〉を選択すると、スキル欄にHP上限アップの文字が浮き出た!へぇ~。代わりにスキルポイントが49900Pになった。


「ホントだ、スキル取れたよ」

「えぇ!もう朝日ちゃんスキル取ったの?」

「ちょっと朝日!もっと考えて取りなさい!」

 芽衣と夕陽が詰めかけてきた。だってポイントいっぱいあるんだしいいじゃん?


 スキルは100Pから取れるものから10000P以上使わないと取れないものもある。

 50000Pで女神召喚ってあるけど……それはまぁ置いといて。

「スキルが多すぎて何を取ればいいかわかんないよぉ」

 確かに、芽衣の言う通りスキルはそれこそ無数にある。何がいいものかも正直言ってよくわからないけど、こういう時は……

「葵先生!何を取ればいいですか!」

 困ったときの葵!

「ん、鑑定と経験値アップのスキルは取るべき」

 さすが葵。鑑定っていうのは多分物を調べられるようにするためだよね?確かに異世界なんだから

知らないものが多い私たちの状況にぴったりのスキルっぽい。

 経験値アップは、LVが上がりやすくなるのかな?私たちはLV1だから今取ればかなりお得かも!


「さすが葵ね。でも鑑定も経験値アップも5000Pも使うのだけれど、勿体なくないかしら?」

 うん、夕陽の言う通り私も同じ5000Pも掛かる。2つで10000Pかぁ。

「これは必須。間違いない」

 葵は確信を持って言っているように聞こえる。

 ここは、葵を信じて取ろう!まだ40000P弱残るし。

「私は取ったよ!」

「私も取りましたぁ」

「まぁ、葵がこんだけ言っているんだし……はい、取ったわよ」

「後悔はさせない」

「あとは何を取ればいいですか!葵先生!」

「ちょっと!少しは自分で考えなさいよ!」


 だって、葵に聞けば間違いなさそうだし?

「自分のステータスと性格にあったスキルを選べばいい。夕陽なら攻撃力アップ。芽衣は回復魔法とか。朝日は…何でも取れそう」


「ちょっと、どういうことよ!」

「回復魔法かぁ、いいかも!」

「私だけ雑じゃない!?葵先生!」


 葵は自分のスキル構成に集中しているみたいでもうこっちの話を聞いてない。

「はぁ、じゃあ少し時間取って私たちも自分のスキルを考えましょうか」

「そうだね」

「うん」


 スキル欄を見てみる。結構100Pから取れるものが多いけど、無難そうなものが多い。さっき取ったHPアップとか。どうせならポイントはたくさんあることだしユニークなものを取ってみたい。

 そして目に留まる一つのスキル「変身魔法 LV1」

 おぉ、これはいいのではないでしょうか?しかし3000Pか。凄そうなものだけあってポイントもお高め。でも、うーん…取るか!面白そうだし!

 あと、LVも気になるよね。どうやら、LVは取ったスキルに更にポイントを消費することによって

上がっていくみたい。HP上限アップと変身魔法を両方上げてみたけど、二つとも消費ポイントは

LV2=500P、LV3=1000P、

LV4=1500P、LV5=2000Pだった。

 もうちょっと比較対象があればいいんだけど……誰かに聞こうか。


「芽衣、何か取った?」

「うん、回復魔法取ったよ」

「LV上げた?」

「まだだけど、どうして?」

「いや、どれくらいポイント必要なのかなって思って。私はこんな感じだったんだけど、芽衣も同じだったら必要ポイントはどのスキルも同じかもしれないじゃん?」

「なるほどぉ、ちょっと待ってね。……うん、朝日ちゃんと同じだけ必要だね」

「そっか。ありがと」


 どうやらLVを上げるのはどのスキルも同じ量が必要っぽい。ということは、5まで上げるには合計5000P必要になると。結構かかるな…

 これで残りポイントは……26900Pか。まだまだあるね!でも、結構時間経っちゃったし、3人はどんな感じかな?


「3人とも、どう?いいのあった?取ったスキルのお披露目会しない?」

 3人とも頷いてくれた。

「じゃあ、私からね!私はなんと、変身魔法というスゴイものを取りました!」

「へ、変身?」

「興味深い」

「どんなものに変身できるのよ?」


 え、何に変身できるんだろう……魔法少女的なのを想像してたんですが。


「えーと、どうやるんだろう」

「スキルを凝視したら詳しい説明が出てくるわよ」

「へぇ、夕陽、ありがとう!」

「う、うん。」

 変身魔法の部分を凝視してみる。むむ、出てきた。


 変身魔法

 LV1…肌の色を変化可能

 LV2…服を変化可能

 LV3…性別を変化可能

 LV4…種族を変化可能

 LV5…他人、動物、魔物に変化可能


 ……すごくない?というか、LV5だけ効果が別次元なのですが!

「ええと、LV5まで取ったんだけど、何にでも変身できるっぽい」

 試しに、芽衣に変身してみる。どろんっ


「え、私?」

「うわ、芽衣が二人いる」

「……すごい」

「これは…もう異世界で決定ね。こんなことが出来るなんてありえないわ」

「うぉう、芽衣やっぱりおっぱい大きいね」

「やめて!」

「他にも、動物とか、なんと魔物にも変身できるみたいだよ!」

「私の姿でおっぱい揉みながら話さないで!」

「むぅ、わかったよ。あとは、最初に取ったHP上限アップと、鑑定と経験値アップの4つだね。てわけで、次は芽衣!何取ったか教えて!」

「もう、朝日ちゃんのバカ。私は、回復魔法とHP上限アップと、MP上限アップ、あと、精霊魔法っていうのを取ったよ」


 精霊魔法!ワクワクする響きだね!

 でも、芽衣はLV1までしか取ってないみたいでLV1は精霊を感じることができるっていう効果みたい。

やっぱりLV1は…しょぼい?

 お、次は夕陽が説明するみたい。


「2人とも、なかなか面白そうなスキルだけど、ここがどこかわかってる?魔物がいる草原の真っただ中に私たちはいるのよ!なら、まずは魔物を倒せるようなスキルを取らないと!私が取ったスキルはこれよ!」


 そういってスキルが書かれたメモ帳を私たちに見せつける夕陽。ふむ、どれどれ。


 夕陽のスキル

 鑑定

 経験値アップ

 HP上限アップLV5

 MP上限アップLV5

 武器生成LV5

 剣術LV5

 火魔法LV5


「おお、強そう。大体どんなものか想像できるのだけど、武器生成とは?」

「いいところに気づいたわね、朝日!それはなんと、MPを使って剣や槍とか、武器を作ることができるわ。何か武器を持ってないといざ魔物が出たときに不安でしょ?みんなの好きな武器を作ってあげるわ」


 夕陽、魔物来たら戦うの?てっきり逃げると思っていたよ…やっぱり脳k…いやいやさすがに失礼か。


「ちなみに、私は剣にしたわ。みんなは何がいい?」

「短刀がいい」

「私も!私も短刀がいいです!大太刀はさすがに無理だし……あ、でもでも脇差も捨てがたいけど……やっぱり短刀で!」

「め、芽衣テンション高いわね。朝日は?どんなものでもいいわよ!」


 ん?今どんなものでもいいって言った?ならば、ネットで見つけた私のための武器を作ってもらおうかしら。


「夕陽、モーニングスターって知ってる?」

「え、えぇ、もちろん知ってるわよ?でも、もしかしたら私が考えているのと違うかもしれないから、ちょっと絵に描いてみてくれないかしら?」


 あ、これ知らないな。まぁ、私も自分の名前が星宮朝日だから、偶然見つけただけだし。


「棒があって、その先端になんだろう…鉄球?みたいのがついていてね?で、こうトゲトゲしていて」

「な、なんか凶悪ね。流石朝日だわ」

「こ、怖いね…」

「渋チョイス」

「えーと、ちょっと待ってね……はい、こんな感じ?」


 おおぅ、これが実物のモーニングスターですか。確かにビジュアル凄いな!面白武器で大変いいけど、

これ鞘とか無いから持ち運びがめんどう。ちょっと手を休ませようと油断したら太ももにとげが刺さって痛い。


「火魔法は、戦闘になったら見せるわ!最後は葵ね」

「私はこれ」


 葵がメモを見せてくれる。どれどれ。


 鑑定

 経験値アップ

 アイテムボックス

 HP上限アップLV5

 MP上限アップLV5

 探知LV5

 空間魔法LV5

 召喚魔法LV3

 

 ほうほう、アイテムボックスは、名前の通りだよね?でも箱が見当たらないけどどこ?探知は物を探したりするのかな?召喚魔法は何を召喚できるんだろう。あと最後の召喚魔法だけなぜLV3?いろいろ聞いてみる。


「アイテムボックスは見てもらうと早いけどこうやって何でも出し入れできる。中は時間が止まっているからご飯とか入れておいても冷めない。いくらでも入る。探知は敵の位置がわかる。具体的に想像できれば探し物もできる。召喚魔法は魔物を召喚して使役する。LV3なのはポイントが足りなかった。空間魔法はテレポートができる」


 葵、ポイント使い切っちゃっているよ!思い切ったなぁ。アイテムボックスは葵が何もない空間に手を入れてバッグを出し入れしていた。荷物になるので私のバッグも試しに入れてもらった。すごい!ホントにバッグが無くなった!でも、私のスキル欄にアイテムボックスなんてなかったような?

 葵に聞いてみると空間魔法をLV5に上げたらスキル欄に表示されるようになったとのこと。条件を満たしたら新しいスキルが他にも増えるのかもしれない。

 あと、みんなMP上限アップ取っているのね。私も取っておこう。


「結構個性が出たね」

「そうね、それで、これからどうする?私は本に書いてあった街に行ったほうがいいと思うのだけど」

「私もそれがいいと思う」

「そうだね」

「賛成」

「じゃあ、いきましょうか」

「あ、芽衣も取ったスキルLV5まで全部上げておけば?」

「うん、わかったよ」


 そうして4人は歩き出す。あ、友達登録はしておきましたよ後が怖いから。

主要4人紹介

 

星宮朝日  主人公 

ショートヘア         

趣味 楽しいこと、面白いこと探し


小黒夕陽  料理上手 ツンデレ 

黒髪ロング

趣味 朝日観察


楠葵    無口少女 異世界小説知識豊富 

小柄ぱっつん  

趣味 漫画、アニメ


天木芽衣  おどおど 流され 大食い

おっぱい

趣味 かわいいもの集め

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ポンコツお姫様姉妹と巡る異世界譚
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