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女神との別れ、目指せ見知らぬ街!

主人公視点


『リル様、お帰りなさい』


レジーナの優しい声に迎えられて部屋に入った…まぁ私の為にレジーナが用意してくれた部屋なんだけど


「レジーナとはこの馬車のことなのですか?」


私好みの素敵ボイスが私の腕のなかから聴こえた…さっき私と契約した神獣のユエだけど…


はぁ…可愛すぎる!絶対不思議の国のアリスに出てくる白兎の服着せなきゃ!


「リル様?」


ユエの声にハッとして誤魔化すためにとりあえず笑っとく


「う、うん!私の魔法の馬車で家族のレジーナだよ!ユエも挨拶して?」


ユエは私の言葉に頷くとピョンッと私の腕から飛び出しレジーナに挨拶してくれた


「僕リル様と永続契約した神獣のユエだよ!よろしくね!」


ユエの言葉にレジーナは自分もよろしくと挨拶を交わした


とりあえずソファーに座ると女神も向かいのソファーに腰かけた


「さーてと~あと何か聞きたいことあるー?」


「えっと…私が魔法を使うにはどうしたらいいんですか?」


私の言葉に何かを思い出したというように女神はポンッと軽い音をたてて銀色の50cm程の杖でトップにがハートの形にカットされたダイヤモンドがついていて、杖本体にも様々な宝石が上品に散りばめられていて可愛いものだった


「私からのプレゼントよ♪これを使って魔法使ってみてねぇ~?宝石が貴女の力を増幅してくれるから♪」


女神から手渡された杖に見とれながらも杖をしっかり握る


「ありがとうございます!でも良いんですか?」


「うふふ♪女神からの祝福よ~?これからは見守るだけになっちゃうからね~幸せになってね?」


今までのおちゃらけた雰囲気とは違い真剣な表情になった女神はそう言うとソファーから立ち上がった


「じゃ!私そろそろ愛しい彼の元に戻るわね♪彼心配性だから~」


「えーと彼って軍神アレス様ですか?」


女神は私の問に嬉しそうに微笑み頷く


「そう!私のカッコ良くて、素敵な最愛のアレスよ♪間違っても醜いヘパイトスなんかじゃないからね?」


旦那であるヘパイトスの名前の辺りでの嫌そうな顔…よっぽど嫌なんだなー



※有名な話ですが、愛と美の女神ヴィーナスは、結婚の女神ヘラに命じられヘラの息子であり、ヘラが嫌う醜い容姿の鍛冶場の神ヘパイトスの妻にされます。


けど、ヴィーナスもヘパイトスを愛せずイケメンな軍神アレスと浮気します!


ヘパイトスは生涯独身です

神話の世界はイケメンと美女に優しい作りになってるんだな


まー私も博愛主義じゃないから気持ちはわかるなー


「貴女なら分かってくれるでしょー?神だって好みはあるしー?博愛主義にはなれないのよ~」


私は思わず頷く…だってーねぇ?


「好きでもない人と結婚とか考えられないですねー??」


「そーなのよねぇー?あ!アレスとのデートに遅れちゃうわぁー!そろそろ行くわね!うふふ!」


女神は私にウィンクするときらびやかな光に包まれて姿を消した


なんというか賑やかな人だったな~


「リル様!これからどうするんですか?」


ユエの言葉にどうしようか考えとりあえずさっき考えてたことを実行することにした


「レジーナ!ユエに着せる服だしてくれる?」


『どのような物をお求めですか?』


レジーナに出来るだけ細かく服のイメージを伝えて少し待つと目の前にイメージ通りの服を出してくれた


「わぁ!可愛い!ユエお着替えしよーね!」


私がレジーナの用意してくれたユエの服に興奮して見たらキョトンとしたユエ


ユエ可愛い!


「僕のですか?」


「うん!似合うと思うんだ!」


なんかぽーっとなってるユエをほっといてとりあえずシャツを着せて、ベストにズボンを順に着せて、仕上げにハットに金時計を付け蝶ネクタイを結ぶ


「あ!これって!」


ハッと意識を取り戻したようにユエは自分の姿を見て嬉しそうにしてる


「僕嬉しいです!リル様が僕のために…ありがとうございます!レジーナもありがとう」


レジーナと私でなんか声に温度差を感じたけど気のせい…かな?


レジーナはなんだか面白そうに笑ってるし…うーん…まぁ気にしなくてもいいのかな?


「とりあえず一番近くの街まで行ってみよ!まだこの世界の人に出会ってないし…」


「リル様がお望みならば僕はただ従うのみです!」


えらくキラキラした眼差しで見られてる…なんだろ?これもチートの恩恵なの?


まあ好かれて嫌な気なんてしないから嬉しいけどね?





今回はあんまり話が進まなかったですが、次から動く!かもです♪

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