序章
初めまして。桔梗と申します。
作者は小説のいろはなんて知らない初心者です。
いたらない処は多々あると思いますが読んでいただければ幸いです。
序章
エデンそこは、花咲き乱れ豊穣の実りが尽きぬ楽園と云われし世界。
エデンそこは、輝く湖に精霊舞い踊る楽園と云われし世界。
エデンそこは、全ての種族の者との争い無き平穏なる楽園と云われし世界。
エデンそこは、光溢れ闇寄せ付けぬ楽園と云われし世界。
エデンそこは、永遠に変わらぬ楽園と云われし世界。
しかし今のエデンは楽園と呼べず。
突如空が裂けそこから魔王と名乗る者が現れエデンに居る筈の無い悪魔、魔獣、幻獣、魍魎といった負と闇の力を宿せし者達を召喚しこの世界を我が物とせんが為に攻めてきた。
魔王は城を造りそこに住まい配下の者をエデン全土に配した。
それに対しそれぞれの種族の戦士たちは魔王とその軍勢に戦いを挑み破れ散っていった。
戦士達のいなくなった地は魔王の軍勢によりその姿を変えていった。
豊穣なる大地はドラゴンにより蹂躙され草木一本生えぬ地へ変えられ、
輝かんばかりだった湖は巨大なヒュドラにより毒の沼地に茨の生い茂る地へ変えられ、
美しい都市の整然と建ち並ぶ家々はリッチにより瓦礫とかしその街には魍魎やグールなどアンデットどもが住まう地へ変えられていった。
楽園と呼ばれたエデンは着実に滅びへと向かっている。
生き延びた人々は結界に守られた王宮や神殿に逃げ魔王を恐れ絶望の底へ落ちようとしていた。
此処まで読んでいただいてありがとうございます。
こんな駄文だすがお付き合いいただければ幸いです。