第一話:故郷焼失 ③
森を目指して駆け走る三人。マーナ兵は遂にファランジュに入り込んできたらしい。だが上手く遮蔽物をつかったお陰かまだ見つかった様子はない。あともう少しで耕作地を超えてネストの木々に身を隠せる。
そんな状況の中、エスは走りながら自らの左手に視線を移した。
「クッソ……こんな時に、俺も魔法を使えたら何か出来たかもしれないのに……」
「……魔法の発現時期は人によって異なるんだ。なに、それを恥じる事は無い。とにかく今は先を目指すぞ」
パブロがそう優しい口調で諭すと、エスは頷いて再び前を見た。
そこから一分もしない内に彼らは目的地に到着した。切り立った崖。その上側に立つ三人。見下ろしてみると、三メートル程下に水が溜まっている。そこから先には木々の生い茂るネスト。ここからでは木影のせいで池は深いのか浅いのかが分からない。
「ここから下の溜め池に飛び降り、そこから真っすぐ歩けば……時間こそ掛かるがギャザリアに辿り着く」
エスはごくりと固唾を飲むと、隣に立っているメシアと手を繋いた。
ここから飛び降り、森を抜けた先に待っているのは彼らの望む世界。自由と希望に溢れた、今までは絵本の中でしか見る事の出来なかった世界。
メシアの手を繋いでいたエスの手が僅かに力を増すと、
「一緒に、この森から出よう」
「うん、一緒に」
見下ろす先ははっきりとは見えず不確かだ。それでも、そこに明日がある。
エスとメシアが曖昧な未来に向かって一歩を踏み出したその背後で、パブロはその身を凍らせていた。彼は足を竦ませて呻き声の様な物を上げながら、少しずつ遠ざかる二人の背中を見ている。
「父さん?」「パパ?」
エスとメシアが異変に気が付いて振り返ると、そこで彼は顔中から汗を噴出させ何かに畏怖した表情を。食いしばられたその歯は小刻みに震えており、今にも泣きだしそうになっている。そんな顔のままパブロは二人を見つめ、
「悪いが……父さんが行ってやれるのはここまでだ……」
「え……?どうして……?」
一筋の汗が彼の頬を伝い、パブロは二人から目を逸らした。僅かに手を震わせると、
「……まだ村の人達が生きているかもしれない。父さんは……その人達を助けに行く」
「なら俺も行く」「私も!」
「ダメだ!」
エスとメシアは大きく身をよじった。穏やかな性格であるはずのパブロが急に怒鳴ったからだ。一体、何が彼を駆り立てたのか。そんな事を考える暇なく、パブロは目を泳がせ苦しそうに口の中で何かを反復する。
「これは全て……大人の責任だ。子供をそれに巻き込んで良いはずがない……子供達だけでも……ここから出してやらねばならない」
「何言ってるの!?私ならネストから魔獣を連れてこれる……!役に立てる!」
パブロは大きく息を吐くと、やっと二人と目を合わせた。
「……お前達ならきっと……そう言うであろう事は分かっていた」
そういうと父は徐にエスとメシアに近づき始めた。そして、二人が身構える隙も無く彼らを――崖下に突き飛ばした。
エスは急いで腕を伸ばす。しかし間に合わず、水面に落下し液体が体を包み込んだ。どうやら水溜りはかなり深かった様だ。浮上していく小さな泡とは対照的に、深い暗闇へ沈んでいくエス。彼らの父の像はより曖昧に、ぼんやりと光の中に溶けていく。
「森から出て、この戦いを終わらせてくれ……」
パブロは二人を見下しながらそう言い残すと、踵を返し村へ走り去った。
エスとメシアは急いで水面から顔を出したが、その時には既に父の姿は無かった。
「すぐ戻るぞ!」
「うん!」
エスとメシアは先程までいた彼らの家を目指して走る、走る、走る。息はとっくに切らしており、心臓は今にも破裂しそうな程に暴れまわっている。
二人の元に襲い掛かるは、様々な疑問。何故パブロは一人で村に戻ったのか。どうやってオルトはネストを渡りここまで来たのか。何の為にオルト兵はファランジュに侵略してきたのか。そしてもう一つの大きな疑問。そもそも、何故オルトは――。
「まだ……間に合うはず……!」
その様な事を混沌とした脳で考えていると、遂に辿り着いたのは彼らの家。やはり柱は傾き半壊しているが、まだ完全に倒壊しそうな気配は無い。
壁に張り付き、そっと家の影から村を見てみる――目に映ったのは、三人の男。一人は地面に倒れており、残りの二人はそんな彼を眺めている。その周りにもちらほらとオルト兵はおり何かをしている様子ではあるが、エスとメシアの目を引いたのはその三人だった。何故か。その内の一人をエスとメシアは良く知っていたからだ。
口ひげを生やし、縁の細い丸眼鏡を付けている男。つい先程まで、数分前まで普通に二人と会話をしていた彼。彼が真っ赤に染まり、両腕と両足を放り投げ地面に仰向けで臥していたからだ。
「パパ……」
息絶えたパブロ。彼の首元から溢れている血液はすぐ近くで真っ赤な水溜りを作り出している。大きく見開かれたままのパブロの両眼。眼鏡の奥に隠していた優しい瞳も、今ではその面影すらなくなっている。
「あの……横にいる奴って……」
もう一人。後もう一人、エスとメシアが知っている人物がその光景の中に映り込んでいた。スラッとした高身長で、目が糸の様に細い男。村の者達と懇意に接し、ファランジュの中に溶け込んでいた彼。
「ブレイド……?」
彼は大きく目を見開き、先程までパブロだった肉塊を見つめている。その瞬間、エスは理解した。残っていたもう一つの大きな疑問。その答えを。
そもそも、何故オルトはファランジュを知っていたのか。
アイツが教えたんだ。ブレイドが、オルト軍にファランジュについて教えたんだ。何故かは分からない。ネストの中にある村について興味を示し、その方法を探りに来たのかもしれない。もしくは、何か全く別の何かを求めに来たのかもしれない。そんな事はどうでも良い。今、この瞬間において最も大切な事は、ブレイドがオルト軍に告げ口をしたという事だ。この村の平和に侵犯を下したと言う、その事実だ。
臓物の奥底に秘められていた感情。自分の胸の内からまさかここまで大きな感情が湧き出てくるとは。ふつふつと、釜の中で液体が沸騰する様に。エスは歯を食いしばり、九年前のあの時の情景がこれ以上頭の中に広がらない様に努めた。だがその様な努力は無意味であった。曖昧に散りばめられていた感情が一つずつ集まっていき、大きな形を成していく。
パブロの死体を一心に見つめているメシアの瞳は、黒と白の境界線が混じり合っている。そんな瞳の奥から溢れ出そうになる物を、何とか堰き止めている彼女の様子をエスは見つめていると、ふとその視界に一本のナイフが映った。家の扉の前にポツンと落ちており、小さいが人を殺しかねないものだ。これなら――。そう思い、拾い上げた。
「俺……アイツを殺さなきゃ」
エスがそう呟くと、メシアはゆっくりとその顔を彼に向けた。相変わらず今にも泣きだしそうな彼女の顔面。鼻は真っ赤に染め上がり、下唇を噛みしめている。
しゃくりあげながら言葉を発そうと口を開けると、上ずった声が辺りにか細く響いた。
「駄目……止めて……エスまでいなくなったら、私……どうしたら良いか、分からなくなる……何の為に生きたら良いか……分からなくなる……」
彼女の言葉を聞いても尚エスは変わらず、俯いたままだ。彼はナイフに反射している自らの像を見つめたままポツリ、ポツリと言葉を紡いでいく。
「俺……思い出したんだ。ずっと……ずっと前に俺の故郷が無くなった時にした決意を。今は逃げる事しか出来なくても、もし次にチャンスがあったら……アイツ等全員、皆殺しにしてやろうって。その為に俺は刃を研ぎ続けて来たんだ……それで、こんな日がやってきた。こんな……絶好の日が」
彼のすぐ近くで火の粉が風に揺られてふわりと漂うと、どこか遠くで建物が倒壊した。不気味な軋み音を体中から放出し、倒れ込む際には最後の一息と言わんばかりに砂埃を巻き上げ、炎に包まれたその家。その場には、同じ様な音を立てて砕け去った物がもう一つあった。
エスの心だ。彼の心の内もまた、その家と同じ様に崩れ去った。先程までと打って変わった、腹の底からやっとの想いで出してきた様なか細い声で彼は語る。
「でも……いざ、今日が来て分かった……」グスンと鼻を啜り、「俺……死にたくない……どうしようもなく……逃げてしまいたい……お前と一緒に……逃げ出したい……」
決意と覚悟の隙間から漏れ出た、彼の本音。それを聞き、メシアは涙を溜めこんだ目を綻ばせ口元に笑みを浮かべた。
「うん……うん。分かった……じゃあ、エス、一緒に森を出よう。ここから……逃げ出そう。だからお願い、そんな――」
「でも……!でも……今逃げてしまうと……俺は一生後悔する事になる。俺は一生、奪われて、逃げ続けて。そんなの、絶対に嫌だ……死んでも嫌だ……!だから――」
エスは一度大きく息を吸い、何とか呼吸を整える。震える声を無理矢理に抑え込む。メシアの顔を見ない様にして、彼は慎重に言葉を発した。
「じゃあな、メシア」
言いたくなかったその一言。口に出すと認めてしまうからだ。彼の未来を。行きつく先を。
エスも、メシアも、何も言わず頬を伝る物を感じている。行きたくないと言う恐怖心。行かなければならないという使命感。二つの感情に挟まれる、彼らの身。
近づいてくる二つの足音に気が付いたのはその時だった。これは恐らく――オルト兵だ。
ほんの数刻前、ブレイドは息絶えたパブロを見つめていた。彼の頭の中に満たされている物は、たった一つの大きな疑問――何故この男がここにいる?
ブレイドの隣で共にパブロを見つめている男。白衣の様な白い服を着ており、彼の顔には小皺が多く、縁の細い眼鏡を掛けている。炎に熱せられた風が横切ると、後ろで括られた白髪交じりの長髪が靡いた。大きく目と口を開き、怯えた表情をしているブレイドの顔付きとは対照的な程、その男のそれは目を細め、汚物を見ているのではないかと錯覚してしまう程に冷徹だ。
ブレイドの気を知る事も無く、彼は口を開いた。
「いつの時代も蛆虫は沸いてくるものだな……おい、本当にこんな寂れた村にあるんだろうな?もし貴様の見間違いだったりしたなら――」
「ああ……ある。あの丘の上だ。お前は……黙って付いてくれば良い」
男は小さく舌打ちをして、何かをもぞもぞと言うとブレイドと共に歩を進めた。
ブレイドは空を見上げてみる――確かここに到着する直前に雨は止み空は晴れたはずだが、炎からもくもくと放出されている黒い煙が空を覆い尽くしている為、首を曲げた所で晴れた空は見えない。今では灰が雨の様に空から降り注いでおり、上空を包み込んでいる煙は黒い霧の様にも見える。雨。霧。そこから引きずり出される、彼の記憶。
何故なのか。自分は自らの置かれた状況を変えようと、より良い物にしようと努力してきたはずだ。持ちうる多くの物を捨ててきたはずだ。なのに何故、何も変わらない?ずっとぐるぐると、ぐるぐると同じ場所を回っている気がする。やっとの想いで手に入れた物は全て指と指の隙間から抜け落ちてしまう。思いつく全てを捨てたはずなのに――手に入らなかった物を手に入れようと、彼らを裏切ったはずなのに。何の罪も無い、この村の住人達を。あの、少年少女達を。
ブレイドがその様な事を考えていると、二人は村の外れにあった家を通り過ぎようとしていた。横に長い木造の平屋。その家はどうやらバハムートの光線には耐えられた様だが、柱が傾いておりいつ倒れてもおかしくない。屋根もすっかり禿げ上がってしまっており、瓦は殆ど全て地面に散乱している。
この家の扉はどこかに吹き飛んだのだろうか、と考えていたその瞬間だった――ブレイドがその扉の奥、暗闇の中に蠢く一匹の『獣』を視界に収めたのは。牙と牙の間から漏れ出る、濁った唸り声。ブレイドをしっかりと捉えた、その蒼い両眼。深い闇に潜むその『獣』はブレイドを認めたその瞬間、後ろ足で地面を蹴り上げ扉から飛び出してきた。ブレイドが反応をするよりも遥かに早く『獣』は彼に飛び掛かり、両足で彼の胴体を挟み込む。右手で彼の胸ぐらを掴みあげ、残りの左手には牙の代わりにナイフが握り締められている。
その時になってやっと、ブレイドはその『獣』の正体を認識する事が出来た。
「エス!?」
エスは何の躊躇いもなくそのナイフを振りかざし、ブレイドの喉元を喰い千切ろうとする。
「死ね!」
とある一つの音が周囲に響いた後、その場に訪れたのは静寂だった。遅れてやって来たのは、ドサリと何かが地面に落下する音。ほんの一瞬甲高い音が響き、その後には乾いた音。地面を赤く染める流血と、その落下物が巻き起こした土埃。銃口から漏れ出る銃煙は、線香を彷彿とさせる。
ブレイドは地面に尻もちをつき、喉に手を押さえながらその落下物を眺めている。その押さえていた手を退けると――傷一つ付いていない喉元。銃煙の漏れ出る銃を握っていたのは、白衣の様な服を着た長髪の男。彼がついさっき弾を撃ったのだ――エスに対して。先程までの威勢が嘘かの様に、蒼色の両目を虚ろにして地面に倒れ込んでいるエス。彼の頭にはぽっかりと穴が開いている。その穴から溢れ出る真っ赤な液体。彼の額を伝い、近くの地面に陣地を広げている。その赤が数秒後に辿り着いた先には、エスが握り締めていたナイフ。彼が撃たれ、地面に倒れた時に手から滑り落ち、乾いた音を響かせた犯人。
「何だ?この餓鬼は」
エスはピクリとも動く事すらなく、静かに横たわっている。辺りが静寂に包まれている事もあり、彼の近くで広がる血が無ければ時が止まったのではないかと勘違いしてしまうかもしれない。そんな彼の頭に白衣の男はもう数発銃弾を撃ち込んだ。彼が引き金を引く毎に辺りに銃声が周辺に反響し、最後の一発を撃った後には一種の余韻がその場には残されていた。
男はエスだった物を眺めると、満足そうに片方の口を吊り上げてフンと息を吐いた。変わらず尻もちをついたまま喉元に手を押さえ呆然とエスを見つめているブレイド。彼に向けて男は冷たい目線を送ると、
「さっさと行くぞ」
「あ……ああ」と言い彼は立ち上がって、そのまま二人はどこかに消えていった。
ファランジュの遥か上空に、エスはいる。
頭を地面に向け、落ちる、落ちる、落ちる。目を閉じていても分かる、全身を激しく打ち付ける風に、彼の足元を赫色に照らすその光。
エスが目を開けると――。
「あ、起きた」
エスが目を開けると、ぼやけた視界の中に映り込んできたのはメシア。彼の眼前でしゃがみ込んで彼の顔を覗いている。
頭の芯が痺れた感じがして、エスは一瞬自らの置かれていた状況を思い出せずにいた。しかしすぐに先程までの出来事全てが頭の中に浮かんできた。急いで上半身を起こして周りを見渡してみる――二人は木々に囲まれている。恐らくネストの中だろうか?どうやら、自分は死んでもいないし、オルト兵に捕まってもいない様子だ。
「……ここは?」
「ネストの中だよ。あの後、何とかあなたを連れて逃げれたんだ……大丈夫?自分の名前とか覚えてる?」
「大丈夫だよ、多分……」
上空では再びどんよりとした雲が日の光を遮っている。まるでバハムートがファランジュを破壊する直前の様な天気だ。だが空の天気は直ったとしても、治らない物がエスの中にはあった。彼は上半身を起こしたまま俯いた。そして僅かに眉間に皺を寄せ下唇を噛むと、
「俺はアイツを……ブレイドを殺せたのか?」
メシアは立ち上がると目を伏せ、慎重に言葉を選んだ。
「……ブレイドさんは分からない。エスが彼を刺す前に……気を失ったから」
「そうか……殺せなかったんだな……」
再びエスの心中で渦巻くは、先程まで彼を支配していたあの感情。
顔を下に向けたまま両手に有り余る力を込めると、目の奥が熱くなった。何とか目頭から溢れ出しそうになる物を塞き止め、彼は今にも潰れてしまいそうな掠れ掠れの声で呟く。
「何で……何で……アイツ等ばっかり……」
長年の目標を成し遂げたい欲求。何を犠牲にしてでも見たいあの景色。それにも関わらず何も出来ない自らのひ弱さ。そんな中でも藻掻き続ける自らの醜さ。全部、全部、自分のせいだ。自分が弱いから、力が無いから何も出来ず、何も成し遂げられない。何も手に入れる事が出来ないまま、全てを失う――いや、自分だけじゃない。自分が何も出来ないのは、自分だけのせいじゃない。この環境が、この世界が悪い。この世界が自らから自由を、全てを奪い去っていくんだ。
今、彼のその『感情』が向けられている先は自分自身のみではない。それの矛先は、この世界全体に向けられている。
エスは上半身を地面に放り投げると、左腕で自らの顔を覆い隠した。目の奥から湧き出る熱が、もうどうしようも無い程に暴走しかけているからだ。喉元から今にも出てきそうな嗚咽を覆い隠すかの様にして、彼は大きな、大きな声でこう叫んだ。
「ぶっ殺してやる!全員!全員、この手で!」
「エス……」
彼の叫び声は何度も木霊した後に、ネストの木々の中に吸い込まれて行った。
エスの何度も鼻を啜る音を聞きながらメシアは俯いた。そのまま瞼を閉じたら思い浮かぶ情景は、先程の記憶。何と声を掛けたら良いのだろうか――考え抜いた先に出た答えは、とても単純な物だった。
「……なら、戦おう。もう誰にもこんな思いさせない為に――」
エスは自らの腕を退けてみると、メシアが彼に向かって手を差し伸べている。
「この戦いを……終わらせる為に!」
気付いた時には空には雲一つ掛かっていなかった。枝葉の隙間から漏れ出る光。涙で滲んだエスの瞳には、そんな木漏れ日とメシアが混ぜ合わさり、彼女の存在が今にも溶けて消えてしまいそうに見えてしまった。
それでも、そんな物でも、彼の心を満たすには、支えるには十分すぎる物であった。
「ああ……」
エスは腕を伸ばし、メシアの手を取った。
「ああ……!」
そして、遂に立ち上がった。
未来は未だ木陰の様に不確かなままだ。それでも彼らは歩み続ける。胸の中に溢れ出る光がその闇を駆逐するまで。彼らは歩み続ける。戦いのその先で命を落とすまで。彼らは歩み続ける。『森』の外に広がる、その景色を見届けるまで。




