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りったんの「二百文字小説」集  作者: りったん
思いつき編
92/210

同棲時代2

 OLの律子は、田舎から一緒に出て来た亮輔とアパートで同棲している。


 二人は、毎日愛し合っていた。


 ある日、亮輔が言った。


「中で出していい?」


 律子は仰天した。


「ダメよ、絶対! 外で出して!」


 律子は激怒した。


 それでも亮輔はすがるような目で、


「頼むよ。今日は大丈夫な日なんだろ?」


「それでもダメ!」


 律子は頑として聞かない。


「いくらお隣さんが旅行でいなくても、くさやは外で出して!」


 律子は亮輔を部屋から追い出した。

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