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りったんの「二百文字小説」集  作者: りったん
思いつき編
50/210

今日は面接

 今日は面接の日。


 ドキドキする。うまく話せるだろうか?


 こちらの熱意が伝わるだろうか?


 変な奴だと思われないだろうか?


 いろいろな事が頭の中を駆け巡る。


 そして椅子に座る。


 目の前に三つの顔が並んでいる。


 全員が私を見ているようで、一気に緊張が高まる。


 ううう。どうしよう? 足が震えて来た。


 止めようとすると、ますます激しく震え出す。


 でも今更何を焦ってみても仕方がない。


 私は渇き切った口を開いた。


「では面接を始めます」

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