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シンデレラエクスプレス
律子は総一郎と東京駅の新幹線ホームでしばしの別れを惜しんでいた。
「また今度の週末ね」
「浮気するなよ」
「そっちこそ」
誰も見ていないのを確かめ柱の陰で口づける。
「愛してる」
「俺も」
発車の音楽が鳴る。
「ああ!」
目の前でドアが閉じてしまった。
新幹線は最終だ。もう次は明日の朝までない。
「どうする?」
律子が深刻な顔で尋ねた。総一郎は苦笑いをして、
「延長いいですか?」
「バカ」
二人は寄り添い、ホームを歩き出した。
律子は総一郎と東京駅の新幹線ホームでしばしの別れを惜しんでいた。
「また今度の週末ね」
「浮気するなよ」
「そっちこそ」
誰も見ていないのを確かめ柱の陰で口づける。
「愛してる」
「俺も」
発車の音楽が鳴る。
「ああ!」
目の前でドアが閉じてしまった。
新幹線は最終だ。もう次は明日の朝までない。
「どうする?」
律子が深刻な顔で尋ねた。総一郎は苦笑いをして、
「延長いいですか?」
「バカ」
二人は寄り添い、ホームを歩き出した。
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