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別れ話3
公園のベンチに卓司と律子は並んで座っていた。
卓司はソッポを向いている。律子は俯いている。
「何だよ、律子」
卓司は律子を見ずに言った。
「私達もう限界ね。別れましょう」
律子は前を見て言った。
「それで?」
卓司は先を促す。
「今更優しい言葉なんてかけないでよ。私、決めたんだから」
「おい」
卓司が声をかけたが律子は歩き出す。
「これで行こう。練習終わり」
やっぱり律子には俺が見えないのか。
卓司は諦めてあの世に行った。
公園のベンチに卓司と律子は並んで座っていた。
卓司はソッポを向いている。律子は俯いている。
「何だよ、律子」
卓司は律子を見ずに言った。
「私達もう限界ね。別れましょう」
律子は前を見て言った。
「それで?」
卓司は先を促す。
「今更優しい言葉なんてかけないでよ。私、決めたんだから」
「おい」
卓司が声をかけたが律子は歩き出す。
「これで行こう。練習終わり」
やっぱり律子には俺が見えないのか。
卓司は諦めてあの世に行った。
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